アシックスの「JOLT 5(ジョルト5)」は、6,930円(税込)で買える入門ランニングシューズです。先に答えると、ゆっくりしたジョグと歩きを1足でこなす、初心者ランナー向けの入門靴(フルマラソン向けではありません)。サイズはいつものサイズが基準ですが、標準幅は「ややタイト」という声もあり、メンズにはエクストラワイド(通販の表記では4E)もあります。重さは265g(日本・米国の公式データで一致、基準サイズの記載なし)。日本の公式オンラインストアには今は無いため、どこで買えるか、JOLT 4からの変更点、耐久性、ライバルとの違いまで、着用した人の声をもとにまとめます。
Review
6,930円で、EVAのクッションとラバー底。
ジョグも歩きも普段履きも1足でこなす入門シューズ。
特におすすめなランナー
- 初めての1足を安く選びたい人
- 足幅が広めで、ワイドが選べる靴がいい人
- 歩きや通勤と兼用したい人
まずは結論とスペックから
このシューズがどんな一足なのか、評価と基本データを先に押さえます。
こんな疑問を解消します
ASICS JOLT 5 基本スペック
JOLT 5は、EVAのミッドソールと、耐久性に優れたソリッドラバーのアウターソールを組み合わせた、ランニングとデイリーユース向けの入門シューズです(アシックスの説明)。日本の公式ページに載っていた値段は6,930円(税込)で、メンズの標準幅・エクストラワイド・レディースとも同じです。メンズは標準幅とエクストラワイド、レディースは標準幅とワイドの2つずつがあります。
| 価格 | 6,930円(税込) |
|---|---|
| 重量(メンズ) | 265g(メンズ。日本・米国の公式データで一致、基準サイズの記載なし。レディースは米国公式で235g) |
| ミッドソール | EVA |
| アッパー | 合成繊維・人工皮革(合成皮革)・合成樹脂(日本の公式の素材表記。米国公式はメッシュ) |
| スタック / ドロップ | かかと約31.5mm(メンズ。日本の公式の「靴底の最大の厚さ」)/前後差10mm(日本・米国の公式) |
| アウトソール | ソリッドラバー(ゴム底) |
前作 JOLT 4 からの進化
アシックスの説明で、JOLT 4から変わったと読めるのは2つです。靴底の屈曲溝(フレックスグルーブ)を増やして曲がりやすくしたこと(日本・米国の公式)と、前足部をゆったりさせたこと(米国の公式の説明)です。柔らかいOrthoLiteの中敷きは、変更点ではなく特徴として挙げられています。ミッドソールはEVAです。
JOLT 4と5の両方を履いた国内のレビューでは、アッパーとソールが前作より柔らかく、足を曲げやすくなった一方、標準幅は前足部が前作ほどゆったりしておらず、ややタイトに感じたという声がありました(1人の声)。靴底の模様と平らな形は、前作と同じに見えるとも書いています。米国の公式の「前足部をゆったり」とは逆の感想なので、どちらかに決めつけず、幅が気になる人は試し履きで確かめてください。
どこで買える?公式オンラインストアで見つからないのはなぜ?
先に答えると、2026年10月30日時点で、新品はAmazonと楽天市場などの通販で買えます。アシックスの公式オンラインストアでは、JOLT 5が検索に出ません(以前は商品ページがありました)。「売ってない」と感じた人は、ここで迷っているようです。
値段は6,930円(税込)で、メンズの標準幅・エクストラワイド・レディースとも同じです。実際の売り値は、定価より安く出ていることがあります。
通販で探すときの注意が2つあります。1つ目は、前作のJOLT 4が同じ検索結果に並ぶこと。商品名の「5」と品番を確かめてください。2つ目は、楽天には海外からのお取り寄せで値段が数倍の出品も混ざることです。
| メンズ・標準幅 | 品番 1011B963 |
|---|---|
| メンズ・エクストラワイド | 品番 1011B964(通販の表記では「4E相当」) |
| レディース・標準幅 | 品番 1012B757 |
| レディース・ワイド | 品番 1012B758 |
各パーツの構造
ミッドソール
ミッドソールは、EVAです(日本の公式の説明)。メーカー独自のフォーム名や、プレートの記載はありません。かかとの厚さは約31.5mmで、前後差は10mm(日本・米国の公式)。着用した人は、足裏に分厚さは感じず、衝撃吸収は「そこそこ」で、程よい柔らかさと言っています。ふわふわし過ぎないのでグラつきも気になりません。
アッパー
アッパーの素材は、日本の公式では合成繊維・人工皮革・合成樹脂で、米国の公式ではメッシュです。通気性を高める作りと説明されています。かかとにはヒールカウンターが入り、しっかりホールドするという声があります。中敷きはOrthoLiteで固定式。一方で、内側のメッシュが先に傷んだという報告もあります。
アウトソール
アウトソールは、アシックスが「耐久性に優れたソリッドラバー」と説明しています。JOLT 4から、靴底の屈曲溝を増やして曲がりやすくした作りです。一方で、濡れた路面(特にタイル・側溝・マンホールなど金属の上)では滑りやすいという声が、3人から出ています。
買う前に知っておきたいこと
サイズ感・実際の使用感・耐久性と、寿命を伸ばす履き分けの考え方です。
サイズ感はどう?
先に結論を言うと、いつものサイズが基準です。ただし標準幅は、前作よりすっきりしていて「ややタイト」という声が1人からあり、つま先に余裕があるという声は2人からありました。人によって分かれるので、幅が気になる人は試し履きをおすすめします。
いつものサイズが基準。標準幅はややタイトの声
- 足幅(ワイズ):公式の幅は、メンズが標準(STANDARD)とエクストラワイド(EXTRA WIDE)、レディースが標準とワイドの2つずつです。通販の表記では、メンズは標準が2E・エクストラワイドが4E、レディースは標準がE・ワイドが2Eです(日本の公式ページに2E・4Eの数字は無い)。
- 甲の高さ:甲がきついという報告は見つかっていません。
- 他のモデルとの比較:ジョギング用に買った人は、同じサイズのアンダーアーマーの入門靴よりつま先に少しゆとりがあったと書いています。レディースはメンズと同じラスト(木型)です。
- 特記事項:中敷きは固定式で、最初は浮いていることがあり、使ううちに接着が安定する仕様です(公式の説明)。入れ替えたい人は早めに。かかとが外に張り出していて引っかかるという声が、レディースのワイドを選んだ人から1件ありました。
実際に履いた人のサイズの報告
先に答えると、標準幅は「ややタイト」という声が1人、つま先に余裕があるという声が2人で、人によって分かれています。つま先の余裕は、標準幅の2E(メンズ)とレディースのEで出た声です。
| 標準幅を選んだ人 足長約25.3〜25.4cm 26.5cm | 「アシックスのスタンダード(標準幅)としてはややタイトに感じます」。つま先には、手の親指の爪の幅(約1.8cm)より大きめの余裕があり、かかとは緩くなくホールド感がある |
|---|---|
| 1年で約1,450km歩いた人 素足26.2cm、足幅10cm、体重60kg 26.5cm・4E | 最初は問題なし。半年ほどで指先に靴擦れができ、店では「次は27cmが良いのではないか」と言われた |
| ジョギング用に購入した人 26.0cm・2E | 同じサイズのアンダーアーマーと比べて、JOLT 5のほうがつま先に少しゆとりがある |
| ランニングマシンで使う人(レディース) 24.5cm・E | つま先の幅に余裕があり、足の中央のくぼみがちょうどいい |
米国のアシックス公式は、前作より前足部をゆったりさせたと説明していますが、標準幅は前作ほど指まわりに余裕がないと感じた人もいます(1人の声)。幅が広めの人や、前作の標準幅でゆとりを感じていた人は、エクストラワイドを試すのが安全です。長さは、いつものサイズを基準に、試し履きで指先とかかとを確かめてください。
実際に履いたランナーの声
着用した人の声は、程よい柔らかさと軽さを挙げる一方、濡れた路面で滑るという声が3人から、中敷きが平らで硬めという声が2人から出ていました。
他メーカーの入門靴と比べて、多少力を入れたときの地面からの反発感は、JOLT 5のほうが優れている感じがする。ただし、ゆっくり走るときの優しさは、比べた他メーカーの靴のほうが上
ミッドソールは程よい柔らかさで、ふわふわし過ぎないのでグラつきも気にならない。かかとはヒールカウンターが入ってしっかりホールドする
ランニングマシン用に買った。軽さに驚いた。かかとのホールド感とソールが気持ちよく、トレーニングできる
一方で、次のような気になる声もありました。
濡れたところのタイルはすごく滑る
インソールが平らなので、別の安いインソールを入れた
アシックスの標準幅としては、ややタイトに感じる
耐久性は?歩きで1年・ランで3か月の声
JOLT 5の耐久性は、歩きで1年使った人は、かかと・内側のメッシュが先に傷んだという報告です。毎朝5kmのランの人は、靴底が長持ちと書いています(別々の人の声です)。ただし、何km持ったかをはっきり測った報告は少なく、歩きの報告が中心です。
歩きで1年はかかと・内側のメッシュが先に傷んだ声(ランで3か月は靴底が長持ちの声)
- アウトソールは、アシックスが「耐久性に優れたソリッドラバー」と説明。毎朝5kmのランで、他の靴が1か月でつぶれるところ3か月使えたという声がある。
- 1年で約1,450km歩いた人は、半年ほどで内側のメッシュとかかとが崩れ始め、12か月目でかかとにヒビが入った。
- 室内で1日1万歩以上の仕事履きにした人(4E)は、1年持たずに破れてきたと書いている。
実際に使った人の報告:歩きで1年使った人は、かかと・内側のメッシュが先に傷んだ
何km持つかをはっきり測った報告は少なく、歩きの報告が中心です。報告を並べると、歩きで1年使った人は、かかと・内側のメッシュが先に傷みました。一方、毎朝5kmのランの人は、靴底が長持ちと書いています(別々の人の声です)。
| ウォーキング(晴天下を2〜3時間、体重60kg) 1年・約1,450km | 半年ほどで内側のメッシュとかかとが崩れ始め、12か月目でかかとにヒビが入り、歩くとパコパコするので引退した |
|---|---|
| 毎朝5kmのラン 3か月ほど | 他の靴が1か月でつぶれるところ、3か月ほど使えた(靴底が長持ち) |
| 室内で1日1万歩以上の仕事履き(4E) 1年持たず | 1年持たずに破れてきて、だめになった |
アウトソールについて、アシックスは「耐久性に優れたソリッドラバー」と説明しています。1行目は通販サイトのレビューです。2・3行目は、同じく通販サイトのレビューを紹介した記事で確認した内容です。距離を走った報告が増えたら、この表に追記します。
履き分けの重要性
JOLT 5は、ゆっくりしたジョグと歩き、普段履きを受け持つシューズです。走る距離が伸びたり、ペースを上げたくなったりしたら、同じアシックスの現行モデルを足すと役割がはっきりします。
LONG / DAILY
距離を伸ばす日
かかと41.5mmとJOLT 5より10mm厚いクッションで、ジョグからロング走までこなせます(17,600円・253g)。
SPEED
ペースを上げる日
アシックスの説明では、デイリートレーニング向けのシューズです。12,100円・220gの軽さで、ペースを上げる日の1足に向きます。
他の選択肢と比べてみる
練習メニュー別の相性と、ライバル2足との違いから最終判断します。
どんな練習に向いている?
結論から言うと、JOLT 5が最も活きるのは、歩き・普段履きと、ゆっくりしたジョグです。速いペースの練習や長い距離を走った報告は、見つかっていません。
アシックスが「デイリーユース」を想定した靴です。歩きや仕事履きに使う人の声があります。
毎朝5kmのランやジョギングで使う人がいます。ゆっくり走ったときの柔らかさは控えめという声も。
ランニングマシン用に買い、軽さとかかとのホールドを評価する声があります。
速いペースで使った報告は見つかっていません。反発を感じる声も1人だけです。
フルマラソン向けではありません。長い距離を走った報告も見つかっていません。距離を伸ばすなら、クッションの厚い別の靴を。
ライバルシューズとの比較
同じ用途で比較されやすい2足と並べてみます。
JOLT 5と比較したいシューズを選ぶ
Nike Revolution 8 との違い
Revolution 8は、Nikeの7,700円の入門ランニングシューズです。Nike公式の説明では、フォームのミッドソールと柔軟な前足部で柔らかな履き心地をうたい、前足部に屈曲溝があります。重さは28cmで約292g、ドロップは10mmです。JOLT 5は770円安く、ドロップは同じ10mmです。重さは基準サイズがそろっていない(JOLT 5は公式で基準サイズの記載なし)ので、差は書けません。Revolution 8には、着脱が簡単な「イージーオン」のモデルも売られています。少しでも安く始めたいならJOLT 5、着脱が簡単なイージーオンがほしいならRevolution 8です。
adidas Duramo SL 2 との違い
Duramo SL 2は、アディダスの入門ランニングシューズです。価格は通販の表示で8,250円(公式の通常価格は確認できていません)。アディダス公式のワイド版の説明では、重さは27cm片足で299g、かかと32mm・前足部23mmで前後差は9mmです。LIGHTMOTIONのミッドソールと、アディウェアのラバーのアウトソールを使い、毎日のランニングや初めての10kmの練習を想定した靴とされています。JOLT 5は、定価(通販の表示8,250円)で1,320円安くなります。セールで6,600円前後の店もあります。前後差は1mm大きい作りです。重さは基準サイズがそろわないので差を書きません。とにかく安く入りたい・普段履きも兼ねたいならJOLT 5、初めての10kmに向けてアディダスの作りを選びたいならDuramo SL 2です。
よくある質問
QJOLT 4とJOLT 5、どちらを選べばいいですか?
Aアシックスの説明で前作から変わったと読めるのは、靴底の屈曲溝を増やしたことと、前足部をゆったりさせたこと(米国の公式の説明)の2つです。柔らかいOrthoLiteの中敷きは、特徴として挙げられています。標準幅は前作ほど前足部に余裕がなく、ややタイトという声が1人からあります。幅が気になる人は、エクストラワイドを含めて試し履きで確かめてください。
Q雨の日に滑りますか?
A濡れた路面で滑りやすいという声が、3人から出ています。特にタイルや、側溝・マンホールなど金属の上です。靴底はラバーで、耐久性は高そうだが、グリップは高くないという感想もあります。雨の日は足元に気をつけてください。
Q普段履きや通勤、仕事履きに使えますか?
A使えます。アシックスは「ランニングやデイリーユース」を想定した靴と説明しています。歩きや仕事履きに使う人の声があり、靴底が長持ちという声がある一方で、1日1万歩以上の室内の仕事履きでは1年持たなかったという報告もあります。
Qフルマラソンやハーフで使えますか?
Aフルマラソン向けの靴ではありません。アシックスの説明は「ランニングやデイリーユース」向けで、かかとの厚さは約31.5mm。長い距離を走った報告も見つかっていません。フルマラソンを考えるなら、クッションの厚い靴を選ぶのが安心です(例:GEL-CUMULUS 28はかかと約38.5mm)。当サイトでは、NOVABLAST 6やGEL-CUMULUS 28のレビューで、ジョグからロング走向けのモデルを扱っています。
Qレディースのサイズ展開と重さは?
Aレディースは22〜26cmで、標準幅(品番1012B757)とワイド(品番1012B758)があります。メンズと同じラスト(木型)で、重さは米国公式で235gです。同じ価格帯の入門靴として、Fresh Foam Arishi v4(9,900円)のレビューも当サイトにあります。
まとめ
JOLT 5(ジョルト5)は、EVAのミッドソールとラバーの靴底で、ゆっくりしたジョグ・歩き・普段履きを、6,930円の1足でこなせる入門シューズです。メンズはエクストラワイドも選べます。サイズはいつものサイズが基準で、標準幅は「ややタイト」という声もあります。
一方で、フルマラソン向けの靴ではなく、濡れた路面では滑りやすいという声もあります。フルを考えるなら、FAQで挙げたクッションの厚い靴を見てください。歩きで1年使った人は、かかとと内側のメッシュが先に傷んだと書いています(ランで靴底が長持ちという声は別にあります)。日本の公式オンラインストアには今は無いので、新品はAmazonと楽天で、商品名の「5」と品番を確かめて選んでください。
[プロフィール]
- ラントク運営 じぇーぱぱ
- 中学、高校時代は100mを専門に活動
- 現在は週2回の練習で、12月のハーフ120分を目指して再スタート中
この靴を履いている方は、Xで教えてください。
