ニューバランス アリシv4の評価とサイズ感は?ランニングにも使える?

出典: ニューバランス公式サイト

ニューバランスの「アリシv4(Fresh Foam Arishi v4)」は、9,900円で買える、ランニングにも普段履きにも使えるシューズです。先に答えると、評価は「歩きと短いジョグなら十分、本格的な練習には物足りない」。サイズはいつもどおりが基準で、幅にはゆとりがあります。国内外の実際に履いた人の報告をもとに、ランニングに何kmまで使えるか、サイズ選びの注意点、寿命、ライバルとの違いまでまとめます。

Review

9,900円の柔らかいFresh Foamで、
歩きもジョグも普段履きも1足でこなす入門シューズ。

特におすすめなランナー

  • これから走り始める人
  • ゆっくり5〜10kmを走る人
  • 普段履きと兼用したい人
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まずは結論とスペックから

このシューズがどんな一足なのか、評価と基本データを先に押さえます。

総合評価3.5

歩きと短いジョグなら十分

柔らかいクッションと2Eのゆとりで、歩きや5〜10kmのゆっくりしたジョグ、普段履きを9,900円でこなせる一足。ソールが薄めでホールドも弱いので、距離を伸ばす練習や速いペースには、クッションの厚い靴を合わせてください。

クッション性3.5

柔らかいが薄め。速く走ると底づきしやすい

反発・推進力2.5

反発は控えめ。押し出す力は弱い

安定・サポート3.0

土踏まずの支えが弱く、かかとが滑る声も

耐久・寿命3.5

ソールは減りにくいが、つま先のメッシュが弱い

もくじ

New Balance Fresh Foam Arishi v4 基本スペック

Fresh Foam Arishi v4は、柔らかいFresh Foamのミッドソールに、縫い目の少ないメッシュのアッパーを組み合わせた、ランニングにも普段履きにも使える入門シューズです。日本の公式通販では「Fresh Foam Arishi v4 TIRALUX」の名前で、メンズ・ウィメンズとも9,900円(税込)で売られています。メンズは2E(やや幅広)、ウィメンズはD(標準)の展開です。

New Balance Fresh Foam Arishi v4
New Balance Fresh Foam Arishi v4(画像:ニューバランス公式サイトより)
価格9,900円(税込)
重量(メンズ)約279g(公式。基準サイズの記載なし。色によって270gの表記も。27.0cmの実測では256gという報告も)
ミッドソール Fresh Foam
アッパーメッシュ(縫い合わせのないオーバーレイ)
スタック / ドロップヒール28.1mm / フォア20.4mm(海外のラボの実測。公式の記載なし)/ドロップ8mm(メーカー値)
アウトソールラバー(ガムラバー)

ランニングに使える?何kmまで走れる?

先に答えると、ゆっくりした5〜10kmのジョグまでなら使えます。ペースを上げる練習や、ハーフマラソン以上を目指す長い距離の練習には、クッションの厚さが足りません。

アリシv4のソールの厚さは、海外のラボの計測でかかと28.1mm。今のランニングシューズの平均(約35.6mm)より7mmほど薄い作りです。柔らかいFresh Foamなので歩くときや遅いペースでは足当たりがやさしい一方、速く走ると沈み込みきって地面を感じる「底づき」が出やすくなります。

5km前後週末に5km程度ジョグする国内のレビュアーは「心地よく走れる」
5〜10kmゆっくりしたペースなら問題なし。速く走る日は別の靴を使っているという初心者ランナー
ペースを上げると国内外の複数のレビューで「クッションが足りず底づきする」「速いペースに乗せにくい」
ホールドかかとが滑る・擦れるという海外の報告。走る用途ではホールドが物足りないという声も

向いている人:ウォーキングからランニングを始めたい/週に数回、30分〜1時間ほどゆっくり走る/普段履きと兼用したい

別の靴がいい人:ハーフやフルの完走を目指して距離を伸ばしたい/ペースを上げる練習もしたい

走る距離が伸びてきたら、同じニューバランスでクッションの厚い「Fresh Foam X 880 v15」(ヒール40.5mm)に乗り換えるか、アリシv4と履き分けるのがおすすめです。アリシv4は「走り始めの1足」兼「普段履き」と考えると、価格に対して満足しやすい靴です。

各パーツの構造

ミッドソール

Fresh Foam Arishi v4 ミッドソール
Fresh Foam Arishi v4 のミッドソール(画像:ニューバランス公式サイトより)

ミッドソールは、ニューバランスのクッション材「Fresh Foam」。海外のラボの計測では、一般的なランニングシューズの平均より柔らかい数値が出ています。一方で厚さはかかと28.1mmと薄めで、着地の衝撃を深く受け止めるタイプではありません。歩くときや遅いペースでは柔らかさが活き、速く走ると地面を感じやすくなります。

アッパー

Fresh Foam Arishi v4 アッパー
Fresh Foam Arishi v4 のアッパー(画像:ニューバランス公式サイトより)

アッパーは通気性の高いメッシュで、縫い合わせのないオーバーレイで形を支えています。海外のラボでは通気性は5段階で4と高い評価でした。その反面、雨の日は水が染みやすく、つま先のメッシュは耐久テストで穴が開いています。かかと周りは硬めで、滑って擦れるという報告もあります。

アウトソール

Fresh Foam Arishi v4 アウトソール
Fresh Foam Arishi v4 のアウトソール(画像:ニューバランス公式サイトより)

アウトソールには、ニューバランスが「耐久性の高いラバー」とするガムラバーを使っています。六角形の模様のソールで、海外のラボの摩耗テストでは削れが平均より少なく、乾いた路面・濡れた路面ともグリップは良好とされています。

RUNTOKU / ジョグ・普段履き兼用

New Balance Fresh Foam Arishi v4
New Balance

Fresh Foam Arishi v4

ジョグ・普段履き兼用
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買う前に知っておきたいこと

サイズ感・実際の使用感・耐久性と、寿命を伸ばす履き分けの考え方です。

サイズ感はどう?

先に結論を言うと、いつものサイズが基準です。日本のメンズは2E(やや幅広)だけの展開なので、幅にはゆとりがあります。ワイズDのニューバランス(996など)と同じサイズで選ぶと大きく感じる人もいるので、できれば0.5cm違いも試してください。

いつものサイズが基準。幅はゆったり

  • 足幅(ワイズ):メンズは2E、ウィメンズはD。国内のレビューでは「2Eでもゆとりがある」「足幅が広くても窮屈でない」という声がそろっています。
  • 甲の高さ:甲がきついという報告は見当たりません。アッパーはやや硬めという海外の評価があるので、甲が高い人は試し履きで確かめてください。
  • 他のモデルとの比較:ワイズDの996で27cmの人が、アリシは26.5cmでもよかったと書いています。幅の広さのぶん、Dのモデルより大きく感じやすいようです。
  • 特記事項:かかとが滑って擦れるという報告が海外で2件あります。かかとの浮きが気になる人は、試し履きで確かめてください。

実際に履いた人のサイズの報告

国内のレビューを並べると、「幅にゆとりがある」という声がそろっています。日本のメンズが2E(やや幅広)だけの展開であることとも合っています。一方、長さは「小さめ」「大きめ」の両方の声があり、そろっていません。

いつも27cm(ワイズDの996)27cmを選んだが「26.5cmでもよかったかも」。幅が広めなので、Dのニューバランスと同じ感覚だと大きく感じることがある
26.0cm・2E足幅約9.8cmで、2Eでも少しゆとりがあり締め付けはない
いつものサイズ・2E足幅が広めでも、つま先と横幅は窮屈でない。午後に足がむくんでも気にならない(初心者ランナー)
ハーフサイズ上げ「ハーフサイズ大きめがおすすめ」という国内のレビューもある(普段のサイズは書かれていない)
海外の計測長さは「いつもどおり」と「小さめ」に分かれる。かかとが滑って擦れるという報告が2件

海外のラボの計測では「平均より細い」とされ、国内の「ゆとりがある」という声と食い違っています。日本のメンズは2Eの展開なので、国内の声を優先して参考にしてください。迷ったら、いつものサイズと0.5cm下(または上)を履き比べ、かかとが浮かないかも確かめてください。

実際に履いたランナーの声

国内外の声を見ると、歩きやゆっくりしたジョグでの足当たりのやさしさと、幅のゆとりを評価する声が多い一方、走るとクッションやホールドが足りない、雨に弱いという声も見られました。

5km程度のジョギングでも心地よく走れる。長時間履いても蒸れにくい

#週末に5kmジョグ

足幅が広めでも、つま先や横幅が窮屈にならない。午後に足がむくんでも気にならない

#初心者ランナー

歩くと、靴を履いていないような軽さを感じる

一方で、次のような気になる声もありました。

走るとクッションが足りず、底づきする感じがある

雨の日はメッシュから水が染みてくる

#初心者ランナー

アッパーが硬めで、かかとが滑って擦れる

耐久性は?ソールよりつま先のメッシュに注意

アリシv4の耐久性は、ソールは平均並みかやや長持ち、アッパーのつま先は弱めと見られます。ただし、何km走ったかを書いた報告はまだ見当たりません。

ソールは減りにくいが、つま先のメッシュに注意

早くヘタる平均的長く使える
  • アウトソールは硬めのガムラバー。海外のラボの摩耗テストでも削れは平均より少なかった。
  • つま先は通気性の高いメッシュで、同じラボの耐久テストでは穴が開いた。
  • ソールが薄めで、速く走ると底づきしやすい。距離やペースを上げて使うほど、ミッドソールへの負担は大きくなる。

実際に使った人の報告:ソールより先につま先のメッシュに注意

アリシv4は、何km走ったかを書いた報告が見当たりません。日々の歩きと短いジョグで使い続けている報告と、海外のラボの計測を並べると、ソールの減りは平均よりやや少なく、弱点はつま先のメッシュという結果です。

約8か月毎日30〜50分の歩きと週末5kmのジョグで使い続けている国内のレビュー(傷み具合の記述はなし)
使い続けて5〜10kmのゆっくりしたジョグと普段履きで、クッションやソールの劣化は気になっていない(初心者ランナー)
アウトソール海外のラボの摩耗テストで削れは0.8mm(平均1.1mm)。やや減りにくい
つま先のアッパー同じラボの耐久テストで、つま先のメッシュに穴が開いた(5段階で1)

つま先に穴が開いたのはラボの工具を使った試験で、実際に履いていて破れたという国内の報告はまだ見当たりません。指先が当たらない、つま先に少し余裕のあるサイズを選んでおくと安心です。距離を走った報告が出たら、この表に追記します。

履き分けの重要性

アリシv4は、歩きと短いジョグ、普段履きを受け持つシューズです。走る距離やペースが上がってきたら、同じニューバランスの現行モデルを足すと役割がはっきりします。

履き分けの4つのメリット。1つ目、シューズの寿命を延ばす:1足に負担を集中させず、複数のシューズを使い分けることでそれぞれを長く使いやすくなります。2つ目、練習内容に合わせられる:ジョグ・テンポ走・ロング走など、目的に合わせてシューズの特性を変えられます。3つ目、足への刺激を変えられる:クッション性や反発性の異なるシューズを使うことで、毎回同じ刺激になりにくいのもメリットです。4つ目、シューズを選ぶ楽しさ:「今日はこのシューズで走ろう」と選ぶ楽しさも、ランニングを続けるモチベーションになります。

JOG / WALK

短いジョグ〜普段履きの日

New Balance Fresh Foam Arishi v4

柔らかいFresh Foamと2Eのゆとりで、歩きや5〜10kmのゆっくりしたジョグを足にやさしくこなせます。

LONG / DAILY

距離を伸ばす日

New Balance Fresh Foam X 880 v15

ヒール40.5mmとアリシより12mmほど厚いクッションで、10kmを超える練習でも脚を守れます。16,940円の定番デイリートレーナーです。

SPEED / TEMPO

ペースを上げる日

New Balance FuelCell Rebel v5

223g(公式)と軽く、反発のあるFuelCellで、アリシでは底づきしやすい速いペースの練習を受け持てます。

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他の選択肢と比べてみる

練習メニュー別の相性と、ライバル2足との違いから最終判断します。

どんな練習に向いている?

結論から言うと、アリシv4が最も活きるのは、ゆっくりした5〜10kmのジョグと、歩き・普段履きです。ペースを上げる練習やレースには向きません。

◯ リカバリー・LSD

短い回復ジョグには十分。長いLSDはクッションが薄く感じます。

◎ デイリージョグ

ゆっくりした5〜10kmのジョグなら、柔らかく足当たりがやさしい。

△ ペース走・テンポ走

反発が控えめで、ペースを上げると底づきしやすい。

△ スピード・インターバル

ホールドが弱く、速い切り替えには向きません。

△ レース本番

5kmの大会を楽しく走る程度なら可。ハーフ以上は別の靴を。

ライバルシューズとの比較

同じ用途で比較されやすい2足と並べてみます。

Fresh Foam Arishi v4と比較したいシューズを選ぶ

Nike Revolution 8 との違い

Revolution 8は、Nikeの7,700円の入門ランニングシューズです。重さは28cmで約292g、ドロップは10mmとかかとが高めです。国内のレビューでは、ミッドソールは硬めで、柔らかいインソールがクッションを補う作りとされています。アリシv4は2,200円高いぶん、ミッドソール自体が柔らかく、メンズは2Eで幅にゆとりがあります。Revolution 8には、手を使わずに履ける「イージーオン」のモデルもあります。少しでも安く、脱ぎ履きの楽さを取るならRevolution 8、柔らかい足当たりと幅のゆとりを取るならアリシv4です。

adidas Adizero Duramo Speed 2 との違い

Adizero Duramo Speed 2は、同じ9,900円のアディダスの入門トレーニングシューズです。重さは27cmで262g、ソールはかかと32mmと、アリシより厚めです。国内のレビューでは、ミッドソールは硬めでクッション・反発とも控えめ、かかとのホールドが甘いとされ、ジョグからハーフマラソンまでの練習向きと評価されています。アリシv4のほうが柔らかく幅にゆとりがあり、普段履きとしても使いやすい作りです。走る練習を中心に考えるならDuramo Speed 2、歩きと普段履きも含めて1足で済ませたいならアリシv4です。

よくある質問

Q「アリシv4 TIRALUX(ティラルクス)」とは何が違いますか?

A日本の公式通販で今売られているアリシv4は、「Fresh Foam Arishi v4 TIRALUX」という名前のモデルです。公式の説明は、Fresh Foamのミッドソール・メッシュのアッパー・ラバーのアウトソールで、価格は9,900円です。TIRALUXの名前が付かないモデルとの違いは、公式には説明がありません。サイズ選びや走りの評価は、この記事の内容をそのまま参考にしてください。

Qレディースのサイズ展開と重さは?

Aウィメンズは22.5〜25.5cm、幅はD(標準)の展開で、重さは公式で222gです(基準サイズの記載なし)。メンズは2E(やや幅広)なので、幅の広い女性はメンズの小さいサイズを試すのも手です。

Q普段履きやウォーキング用として使えますか?

A使えます。むしろ一番向いている使い方です。ニューバランス自身も「どこにでも履いていける多用途なシューズ」としており、国内のレビューでも毎日のウォーキングや、1日歩き回る日に履いて「足裏が楽」という声があります。

Q雨の日でも使えますか?

Aソールのグリップは濡れた路面でも良好とされていますが、アッパーが通気性の高いメッシュなので、雨の日は水が染みてきます。米国の公式にはGORE-TEX(防水)版がありますが、日本の公式通販では見当たりません。雨の日は別の靴と使い分けてください。

Qランニング初心者の最初の1足にいいですか?

A週に数回、ゆっくり5〜10kmを走るところまでなら、最初の1足に向いています。足当たりが柔らかく、幅にもゆとりがあるからです。ハーフやフルの完走を目指して距離を伸ばす段階になったら、クッションの厚いモデルを足してください。

まとめ

アリシv4(Fresh Foam Arishi v4)は、柔らかいFresh Foamとメンズ2Eのゆとりで、歩き・ゆっくりした5〜10kmのジョグ・普段履きを、9,900円の1足でこなせるシューズです。サイズはいつもどおりが基準で、ワイズDのニューバランスより大きく感じる人もいます。これから走り始める人の最初の1足にも向いています。

一方で、ソールが薄めでホールドも弱く、距離を伸ばす練習や速いペースには向きません。雨の日は水が染み、つま先のメッシュは傷みやすいという弱点もあります。走る距離が伸びたらFresh Foam X 880 v15、ペースを上げる日はFuelCell Rebel v5を組み合わせると、役割がはっきりします。

RUNTOKU / ジョグ・普段履き兼用

New Balance Fresh Foam Arishi v4
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Fresh Foam Arishi v4

ジョグ・普段履き兼用
この記事を書いた人
じぇーぱぱ

[プロフィール]

  • ラントク運営 じぇーぱぱ
  • 中学、高校時代は100mを専門に活動
  • 現在は週2回の練習で、12月のハーフ120分を目指して再スタート中

この靴を履いている方は、Xで教えてください。

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