ナイキのマラソン用レーシングシューズ「アルファフライ 4(Nike Alphafly 4)」。先に答えると、日本の発売日は2026年10月29日、値段は39,600円(税込)、重さは26.5cmで約188gです。前作より約5%軽く、柔らかくなりました。国内で走った報告はまだ見当たらないため、海外のレビューとラボの計測をもとに、サイズ感、前作アルファフライ 3やヴェイパーフライ 4との違い、ライバルとの比べ方までまとめます。
Review
新しいフォームとAir Zoomで、
前足部から強く弾むフルマラソンの勝負靴。
特におすすめなランナー
- フルマラソンで自己ベストを狙う人
- 前足部〜足の中ほどで着地する人
- 弾む反発を推進力にしたい人
まずは結論とスペックから
このシューズがどんな一足なのか、評価と基本データを先に押さえます。
こんな疑問を解消します
Nike Alphafly 4 基本スペック
Alphafly 4は、ZoomXとZoomX LTの2層のフォームでカーボンのFlyplateを挟み、前足部に2つのAir Zoomユニットを入れたマラソン用のレーシングシューズです。日本では2026年10月29日に発売されます。ナイキはレースの距離を「ハーフマラソンとマラソン」としています。
| 価格 | 39,600円(税込) |
|---|---|
| 重量(メンズ) | 約188g(メンズ26.5cm片足/公式) |
| ミッドソール | ZoomX(下層)+ZoomX LT(上層)+ カーボンFlyplate・Air Zoom×2 |
| アッパー | Atomknit(つなぎ目のないニット) |
| スタック / ドロップ | ヒール39mm / フォア31mm(ドロップ8mm) |
| アウトソール | Fast Shot(薄く軽いラバー) |
前作 Alphafly 3 からの進化
結論として、Alphafly 4で一番変わったのは軽さと柔らかさです。ナイキの発表では、前作より約5%軽く(26.5cm)、エネルギーリターンは10%向上しました。上層に通常のZoomXより最大17%軽い新フォーム「ZoomX LT」を入れ、前足部のAir Zoomは成形の方法を変えて約30%軽くなっています。カーボンのFlyplateは前足部の土台が広がり、アッパーはつなぎ目のないAtomknitになりました。
走った体感としては、前作より柔らかく、前足部の弾みが生き生きしているという声が多く見られます。ナイキは今作で特に安定性に力を入れたと説明しており、海外の試走レビューにも「土台が広く安定している」という声があります。一方で、ラボの計測では前作のアルファフライ 3のほうが硬く安定していたとされ、かかとが柔らかすぎるという指摘もあります。安定性の評価は、今のところ割れています。
日本の発売日と値段は?
先に答えると、日本では2026年10月29日発売、価格は39,600円(税込)です。最初に出るのはプロトタイプカラーで、ナイキ公式オンラインストアと一部のナイキ取扱店で販売されます。海外では9月17日から数量限定で先行発売されていました。
| 日本の発売日 | 2026年10月29日(プロトタイプカラー) |
|---|---|
| 次のカラー | 11月12日にオレンジ(メンズ)・ピンク(ウィメンズ)の予定 |
| 価格 | 39,600円(税込)。メンズ・ウィメンズとも同じ |
| 売っている場所 | ナイキ公式オンラインストアと一部のナイキ取扱店 |
| 前作の3 | ナイキ公式オンラインストアでは見当たらない(2026年10月時点) |
2026年10月17日時点で、ナイキ公式オンラインストアの商品ページは「近日発売」の表示です。取扱店が限られるので、試し履きしたい人は、近くの取扱店に入荷するかを先に確かめてください。
ヴェイパーフライ 4とどっちを選ぶ?
同じナイキのレース用シューズで迷うのが、ヴェイパーフライ 4です。同じ28cmで比べると、ヴェイパーフライ 4のほうが約18g軽く、9,900円安い。アルファフライ 4は、そのぶん前足部のAir Zoomの弾みと、厚いクッションを持っています。
| アルファフライ 4 | ヴェイパーフライ 4 | |
| 価格 | 39,600円 | 29,700円 |
| 重さ(28cm) | 約208g ※ | 約190g |
| ドロップ | 8mm | 6mm |
| 前足部のAir Zoom | あり(2つ) | なし |
※アルファフライ 4の公式の重さは26.5cmで約188g。28cm(US10)の約208gは海外の発表記事の値です。ヴェイパーフライ 4はナイキ公式の28cmの値です。
アルファフライ 4が向く人:フルマラソンで後半まで脚を守りたい/前足部で弾む反発を推進力にしたい
ヴェイパーフライ 4が向く人:少しでも軽い靴がいい/価格を抑えたい/ドロップの低い靴に慣れている
ヴェイパーフライ 4のサイズ感や耐久性は、こちらの記事にまとめています。

各パーツの構造
ミッドソール
ミッドソールは2層のフォームで、カーボンファイバー製のFlyplateを挟んだ構造です。上層には通常のZoomXより最大17%軽く、エネルギーリターンが8%高い新フォーム「ZoomX LT」、下層には従来のZoomXを使っています。ナイキによると、下層をZoomXにしたのは安定させるためです。前足部には2つのAir Zoomユニットがあり、今作から熱ではなく高周波と振動で成形して、軽く柔らかくなりました。Flyplateはアルファフライらしい湾曲した形のまま、前足部の土台が広くなっています。
アッパー
アッパーは、つなぎ目のないニット「Atomknit」。前作よりフィットが洗練されたという声があります。一方で、つま先は先細りで長さも短めという報告があるので、サイズ選びには注意が必要です。
アウトソール
アウトソールは、ナイキの「Fast Shot」という薄く軽いラバーです。軽さとグリップを両立させるための素材で、海外のレビュアーはゴムの覆いは十分に見えると書いています。どこから減るかは、走った距離の報告を待つ必要があります。
買う前に知っておきたいこと
サイズ感・実際の使用感・耐久性と、寿命を伸ばす履き分けの考え方です。
サイズ感はどう?
先に結論を言うと、基本はいつものサイズ、フルマラソンで使うなら0.5cm大きめも試すのがおすすめです。海外のラボの計測とレビューで、長さが短めという報告が2件あります。国内ではまだ発売前なので、取扱店で試せるなら履き比べてから選んでください。
短めの報告あり。フルなら0.5cm大きめも試す
- 足幅(ワイズ):前足部の幅にはゆとりがあるという評価です。ただし、つま先は先細りの形です。
- 甲の高さ:ニットのアッパーが足に沿うので、甲の高さはある程度なじみます。前作よりフィットが良くなったという声があります。
- 他ブランドとの比較:他ブランドと比べたサイズの報告は、まだほとんどありません。普段のランニングシューズのサイズを基準に、試し履きで確かめてください。
- 特記事項:フルマラソンの後半は足がむくみます。長いレースで使うなら、つま先に少し余裕のあるサイズが安心です。
実際に履いた人のサイズの報告
国内ではまだ発売前のため、報告は海外のレビューとラボの計測です。並べると、「長さが短め」という報告が2件あり、どちらも長いレースでは0.5サイズ上を勧めています。
| 長さ | ラボの計測でも、海外のレビュアーの着用でも「短め」。長いほうの足のつま先が前に当たったという報告も |
|---|---|
| 足幅 | 前足部の幅にはゆとりがあるという評価。ただし、つま先は先細りでゆったりしたフィットではない |
| フィット | アッパーは前作より足に合いやすくなったという声 |
| 勧められているサイズ | 普段どおり。フルマラソンなどの長いレースなら0.5サイズ上 |
迷ったら、いつものサイズと0.5cm大きいサイズを履き比べてください。フルマラソンの後半は足がむくむので、つま先に少し余裕があるほうを選ぶと安心です。
実際に履いたランナーの声
日本ではまだ発売前のため、海外のレビュアーとラボの声を集めました。柔らかさと前足部の弾みを評価する声が多い一方、かかとの柔らかさと、長さの短さを気にする声も見られます。
前作より柔らかく、前足部の弾みが生き生きしている。厚底のレース用としては軽い
フィットが前作より洗練されていて、土台が広く足元が安定して感じる
長い距離のレースで、軽さを保ったまま脚をしっかり守ってくれる
一方で、次のような気になる声もありました。
かかとが柔らかく、着地で底づきしそうになる。かかとから着地する人には勧めにくい
前足部のAir Zoomから、驚くほど大きなキュッという音がする。慣れが必要
長さが短めで、つま先も細い。ゆったりしたフィットが好きな人には合わない
耐久性は?走った距離の報告はまだ少ない
アルファフライ 4は、日本ではまだ発売前で、海外でも先行発売から1か月ほどです。何百kmも走った報告はまだありません。今わかっていることと、長持ちさせる使い方をまとめます。
長期の報告はまだ。本番とポイント練習に温存
- アウトソールは軽さを優先した薄いラバー(Fast Shot)。海外のレビュアーは、ゴムの覆いは今のところ十分に見えると書いている。
- 柔らかいZoomX LTとAir Zoomの反発が、どれだけの距離で落ちるかはまだ分からない。フォームの持ちは、距離を走ってみないと判断できないという声。
- 39,600円のレース用シューズ。ジョグで距離を重ねず、レース本番とレースペースの練習に絞るのが長持ちさせるコツ。
参考:同じフル用のアディオス プロ 4は300km前後
アルファフライ 4を何百kmも走った報告は、まだありません。参考として、同じフルマラソン用のレーシングシューズ「アディオス プロ 4」では、300km前後まで反発が残り、320kmで異音が出て引退したという報告があります。
靴が違うので、アルファフライ 4が同じだけ持つかは分かりません。走った距離の報告が出たら、この節に追記します。アディオス プロ 4の報告は、こちらの記事にまとめています。

履き分けの重要性
Alphafly 4は39,600円と高く、レース本番のためのシューズです。毎日の練習には同じナイキの現行モデルを組み合わせて、ここぞという日に温存するのがおすすめです。
RACE / SPEED
レース本番〜レースペースの練習の日
前足部のAir Zoomの弾みと厚いクッションを活かし、自己ベストを狙うハーフ・フルマラソンや、本番前のレースペースの確認に使います。
RECOVERY / JOG
疲労抜き〜軽いジョグの日
ZoomXとReactXの2層で、厚く柔らかいクッションのジョグ用モデル。ポイント練習の翌日に、脚を休ませながら走れます。
他の選択肢と比べてみる
練習メニュー別の相性と、ライバル2足との違いから最終判断します。
どんな練習に向いている?
結論から言うと、Alphafly 4が最も活きるのはハーフ・フルマラソンの本番です。ナイキもレースの距離を「ハーフマラソンとマラソン」としています。ゆっくり走る日には向きません。
かかとが柔らかく、ゆっくり走ると不安定に感じやすい。高価なので消耗ももったいない。
走れなくはないが、寿命の分からないレース用を日々のジョグに使うのは損です。
本番前にレースペースの感覚を確かめる練習に。回数は絞ってください。
速いインターバルでも柔らかく弾むという評価。短い距離なら、もっと軽い靴も選択肢です。
ハーフからフルマラソンまで。後半まで脚を守りながら推進力を保ちたいレースに。
ライバルシューズとの比較
同じ用途で比較されやすい2足と並べてみます。
Alphafly 4と比較したいシューズを選ぶ
adidas Adizero Adios Pro 4 との違い
Adizero Adios Pro 4は、5本指のカーボンロッドとつま先の反り上がった形で、足を前に転がすように進むシューズです。重さは公式値で200g(27cm)とほぼ同じで、価格は11,000円安い28,600円。Alphafly 4は前足部のAir Zoomで強く弾み返すのが違いです。どちらもかかとから着地すると不安定に感じやすいという声があり、前足部〜足の中ほどで着地する人に向きます。強い弾みを推進力にしたいならAlphafly 4、なめらかな転がりと価格を取るならAdios Pro 4です。Adios Pro 4には、300km前後まで反発が残ったという報告もあります。
ASICS METASPEED SKY TOKYO との違い
METASPEED SKY TOKYOは、片足170gと約18g軽く、価格も9,900円安いシューズです。ドロップは5mmと低めで、歩幅を伸ばして走るランナー向けに作られています。Alphafly 4は重いぶん、前足部のAir Zoomと2層のフォームによる弾みと、脚を守るクッションがあります。軽さと歩幅の伸びを取るならMETASPEED SKY TOKYO、弾みと脚の守りを取るならAlphafly 4です。

よくある質問
Q日本ではいつ発売されますか?値段はいくらですか?
A日本では2026年10月29日に、プロトタイプカラーがナイキ公式オンラインストアと一部のナイキ取扱店で発売されます。価格はメンズ・ウィメンズとも39,600円(税込)です。11月12日には、オレンジ(メンズ)とピンク(ウィメンズ)のカラーも発売される予定です。
Q前作のアルファフライ 3が安く売られていたら、3でもいいですか?
A前作も十分に速いシューズです。海外のラボの計測では、アルファフライ 3のほうが硬く安定していて、蹴り出しが速く感じるとされています。柔らかさと軽さを取るなら4、安定感と価格を取るなら3という選び方になります。なお、ナイキ公式オンラインストアでは、アルファフライ 3は見当たりませんでした(2026年10月時点)。すでに3を持っているなら、無理に買い替える必要はないという海外のレビューもあります。
Qかかとから着地するのですが、履けますか?
A履けますが、向いているとは言えません。かかとが柔らかく、着地で深く沈むため、かかと着地の人や疲れてフォームが崩れたときには不安定に感じやすいという声があります。前足部〜足の中ほどで着地できる人のほうが、反発を活かせます。
Q重さは何gですか?ほかのレース用と比べて軽いですか?
A公式の重さは、メンズ26.5cmで約188gです。28cmでは約208gという値が海外で発表されていて、同じ28cmで約190gのヴェイパーフライ 4より重くなります。片足170gのメタスピード スカイ 東京と比べても重めです。そのぶん、厚いクッションと前足部のAir Zoomを持っています。
Qハーフマラソンでも使えますか?
A使えます。ナイキはアルファフライ 4のレースの距離を「ハーフマラソンとマラソン」としています。10kmなどの短いレースなら、より軽いヴェイパーフライ 4のほうが扱いやすいこともあります。
まとめ
アルファフライ 4(Nike Alphafly 4)は、2層のZoomXと前足部のAir Zoomで、フルマラソンでも脚を守りながら強く弾むレーシングシューズです。前作より約5%軽く、柔らかくなりました。日本では2026年10月29日に39,600円で発売されます。長さが短めという報告があるので、フルマラソンで使うなら0.5cm大きめも試してください。
一方で、かかとが柔らかく、かかと着地の人には不安定に感じやすいシューズです。安定性の評価は割れていて、長期の耐久性の報告もまだありません。軽さと価格を取るならヴェイパーフライ 4、なめらかな転がりならアディオス プロ 4、軽さと歩幅ならメタスピード スカイ 東京も候補です。毎日の練習にはズームフライ 6やボメロ 18を組み合わせて、ここぞという日に温存してください。
[プロフィール]
- ラントク運営 じぇーぱぱ
- 中学、高校時代は100mを専門に活動
- 現在は週2回の練習で、12月のハーフ120分を目指して再スタート中
この靴を履いている方は、Xで教えてください。
