プロペルv5レビュー|レベルv5との違い・サイズ感・フルマラソン

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出典: ニューバランス公式サイト

ニューバランスのプレート入りトレーニングシューズ「プロペルv5(New Balance FuelCell Propel v5)」。買う前に迷うのは、同じFuelCellのレベルv5とどっちがいいかでしょう。先に答えると、ゆっくり長く走るならプロペルv5、ペースを上げる練習もするならレベルv5です。国内外の実際に走った人の報告をもとにその根拠を示し、サイズ感、フルマラソンで使えるか、耐久性までまとめます。

Review

柔らかいFuelCellとしなやかなTPUプレートで、
脚を守って長く走る1万円台のデイリートレーナー。

特におすすめなランナー

  • ジョグとロング走が中心の人
  • 初めてプレート入りを試したい人
  • サブ4〜完走でフルマラソンを走る人
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まずは結論とスペックから

このシューズがどんな一足なのか、評価と基本データを先に押さえます。

総合評価3.5

ジョグとロング走に強い1万円台の1足

柔らかいクッションとTPUプレートの安定感で、キロ5〜7分のジョグやロング走を気持ちよくこなせるシューズ。約280gと重く、ペースを上げる練習では力が逃げやすいので、スピードの日は軽い靴と組み合わせてください。

クッション性4.5

海外のラボでも平均よりかなり柔らかい

反発・推進力3.0

プレートの反発は控えめ。強く弾む靴ではない

安定・サポート3.5

プレートで沈み込みを抑えるが、凸凹道ではぐらつく声も

耐久・寿命3.5

ソールは減りにくいが、つま先の布が弱い

もくじ

New Balance FuelCell Propel v5 基本スペック

FuelCell Propel v5は、柔らかいFuelCellフォームの中に、カーボンよりしなやかなTPUプレートを入れたプレート入りシューズの入門モデルです。2024年7月11日に発売されました。2026年11月時点で日本の公式に後継モデルは見当たらず、ニューバランス公式の通常の通販では扱いがなくなり、公式アウトレットなどで販売されています。

New Balance FuelCell Propel v5
New Balance FuelCell Propel v5(画像:ニューバランス公式サイトより)
価格13,750円(税込・発売時の定価)
重量(メンズ)約280g(メンズ27.0cm前後)
ミッドソールFuelCell(バイオ素材を約3%含む)+ しなやかなTPUプレート
アッパー通気性の高いメッシュ
スタック / ドロップドロップ6mm(公式)。厚さは公式の記載なし(海外のラボの実測でかかと約35mm / 前足部約28.5mm)
アウトソールラバー(かかと外側に耐摩耗のNDurance)

前作 FuelCell Propel v4 からの進化

結論として、FuelCell Propel v5で一番変わったのはミッドソールの弾み方です。ニューバランスの発表では、FuelCellを軽量化した配合に変えて反発を高め、アッパーは通気性を上げたメッシュに、アウトソールは走ったときの軌跡をもとにラバーの配置を見直しました。TPUプレートは前作と同じです。

走った体感としては、前作のボン、ボンという厚い弾みから、ポンポンと軽く弾む感じに変わったという声があります。同じレビュアーは、前作はキロ5分半〜6分半に合い、今作はキロ5分前後でジョグする人に合うと書いています。一方で、どっしりした安定感は前作のほうが上だったという感想もあります。

レベルv5とどっちを選ぶ?違いを比較

同じニューバランスの「FuelCell Rebel v5(レベルv5)」は、プロペルv5と一緒に比べられることが多いシューズです。先に答えると、ゆっくり長く走るならプロペルv5、ペースを上げる練習もしたいならレベルv5です。

プロペルv5レベルv5
プレートしなやかなTPUプレート入りなし
重さ約280g(メンズ27.0cm前後)223g(公式・サイズ記載なし)
定価(税込)13,750円16,940円
走り心地柔らかく沈み、穏やかに押し返す柔らかく沈んでから軽く弾む
得意なペースキロ5分〜7分のジョグ・ロング走ジョグ〜テンポ走
発売2024年7月2025年7月

一番の違いは重さです。海外のラボの実測ではプロペルv5が269g、レベルv5が220gで、レベルv5のほうが50gほど軽く、ペースを上げたときの足さばきが軽くなります。プロペルv5のレビューでも、サブ3のランナーが、キロ4分台では柔らかいクッションが力を吸収してしまうので、速く走るなら軽いレベルがいいと書いていました(前作のレベルv4と比べた感想)。海外のレビュアーにも、差額が20ドルならレベルv4を選ぶという声がありました。

一方、プロペルv5はTPUプレートが柔らかいクッションの沈み込みを抑えるので、ゆっくり長く走っても着地が安定しやすいのが強みです。ジョグとロング走が中心で、少しでも安く買いたいならプロペルv5。テンポ走やポイント練習もこなしたいならレベルv5を選んでください。

フルマラソンで使える?

先に答えると、サブ4〜完走(4〜5時間)を目指すなら、本番に履く選択肢になります。サブ3.5より速いタイムを狙うなら、本番はレース用のシューズにして、プロペルv5は練習に回すほうが向いています。

販売店の商品説明でも、プロペルv5は完走タイム4〜5時間のランナーを想定しています。サブ3のランナーのレビューでは、キロ5分30秒前後が一番快適で、キロ6〜7分でも安定しているとされていました。これはフルマラソンを4時間前後で走るペースです。

本番向きの人:サブ4〜完走狙い/一定のペースで走り切りたい/カーボンの硬い反発が苦手

本番は別の靴がいい人:サブ3.5より速く走りたい/ペースの上げ下げが多いレース

約280gと重めで、海外のレビューでも「一定のペース向きで、ペースの変化には向かない」「レース当日に履く靴ではない」とされています。本番で使うなら、30km走などで一度試してから決めてください。

各パーツの構造

ミッドソール

FuelCell Propel v5 ミッドソール
FuelCell Propel v5 のミッドソール(画像:ニューバランス公式サイトより)

ミッドソールは、バイオ素材を約3%含むFuelCellフォーム。前作より軽い配合に変えて反発を高めました。海外のラボの計測でも平均よりかなり柔らかく、深く沈むクッションです。その中にカーボンよりしなやかなTPUプレートを入れ、柔らかいフォームが沈み込みすぎるのを抑えます。プレートの役割は強く押し出すことより、着地を安定させることだと評価するレビューが多くあります。

アッパー

FuelCell Propel v5 アッパー
FuelCell Propel v5 のアッパー(画像:ニューバランス公式サイトより)

アッパーは、前作より通気性を上げたメッシュです。夏のジョグでも蒸れにくい反面、こすれには弱く、海外のラボのテストではつま先の布とかかとの内張りの耐久が低い結果でした。かかとに引き手はありません。

アウトソール

FuelCell Propel v5 アウトソール
FuelCell Propel v5 のアウトソール(画像:ニューバランス公式サイトより)

アウトソールは、走ったときの軌跡データをもとにラバーの配置を見直したもの。減りやすいかかとの外側には耐摩耗のNDuranceを使っています。土踏まずにはプレートが見える溝があり、砂利道では小石が挟まるという声があります。

RUNTOKU / 万能デイリー

New Balance FuelCell Propel v5
New Balance

FuelCell Propel v5

万能デイリー
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買う前に知っておきたいこと

サイズ感・実際の使用感・耐久性と、寿命を伸ばす履き分けの考え方です。

サイズ感はどう?

先に結論を言うと、いつものサイズでOKです。ただし足幅の感じ方は人によって分かれ、「やや細め」という声もあります。メンズは2E、レディースはDの幅広も選べるので、幅が気になる人は試し履きしてから選んでください。

いつものサイズ。幅が気になる人は2Eか0.5cm大きめを試す

  • 足幅(ワイズ):メンズはDと2E、レディースはBとD。「前足部にゆとりがある」という声と「やや細め」という声に分かれます。
  • 甲の高さ:標準的です。甲周りを紐で調整しやすく、締め付けを気にする声は目立ちません。
  • 他ブランドとの比較:アシックスのGT-2000やナイキのペガサスと同じサイズで合ったという報告があります。アシックスやミズノより少し細く感じたという人もいます。
  • 特記事項:かかとに引き手がなく、履くときにかかとを踏みやすい作りです。靴べらを使うか、紐をほどいて履くと型崩れを防げます。

実際に履いた人のサイズの報告

国内外のレビューを並べると、長さは「いつものサイズでOK」という報告が大半です。分かれるのは足幅で、「前足部にゆとりがある」という人と「つま先がやや細い」という人がいます。

長さいつものサイズでよいという報告が多い。アシックスのGT-2000やナイキのペガサスと同じサイズで合ったという声も。海外のレビューサイトの投票では「やや小さめ」が多い
足幅「前足部にゆとりがあり、Dでも窮屈ではない」という声と、「アシックスやミズノよりやや細め」「つま先の外側が絞られている」という声に分かれる
ワイズメンズはDと2E、レディースはBとDの展開
かかとかかとの引き手がなく、履くときにかかとを踏みやすいという指摘がある

ふだん2Eを履いている人は2Eを、幅が気になる人は0.5cm大きめも試してください。スピード練習でぴったり履きたい人はDを選ぶ、という使い分けをしているレビュアーもいます。

実際に履いたランナーの声

国内外のランナーの声を見ると、柔らかいクッションと、1万円台という値段を評価する声が多い一方、重さと、速いペースでの物足りなさを指摘する声も見られました。

キロ5分30秒前後が一番快適。キロ6〜7分のゆっくりしたペースでも安定している

#サブ3ランナー

前作より軽く、ポンポンと弾むようになった。つま先周りも開放的

#ラン歴6年

キロ5分前後で、軽く弾む感じが一番気持ちいい。膝が心配な人にもやさしい

一方で、次のような気になる声もありました。

キロ4分台では、柔らかいクッションが力を吸収してしまう

#サブ3ランナー

土踏まずの溝に小石が挟まる

TPUプレートの反発は控えめ。スピード練習やレースで履く靴ではない

寿命は何km?耐久性の目安

プロペルv5の耐久性は、ソールは長持ち、アッパーは弱めと見られます。確認できた報告の最長は約160kmです。

ソールは減りにくいが、つま先とかかとの布に注意

早くヘタる平均的長く使える
  • かかと外側に耐摩耗ラバーのNDuranceを配置。160km走った海外のレビューでもアウトソールに傷みはなかった。
  • プレートはカーボンではなくTPUで、しなりながら力を受け止める。
  • 通気性の高いメッシュは、こすれに弱い。海外のラボのテストで、つま先の布とかかとの内張りは耐久が低かった。

実際に走った人の報告:160km時点で傷みなし、弱いのはアッパー

確認できた報告の最長は約160kmです。今ある報告を並べると、ソールは減りにくい一方、つま先とかかとの内側の布が弱点です。

約97km目に見える摩耗なし。「少なくとも480〜640kmは持ちそう」という見込み(海外のレビュアー)
約160kmアッパー・アウトソールとも傷みなし(海外のレビュアー)
アウトソール海外のラボの摩耗テストで削れは1.1mm。ラボが挙げた弱点には入っていない
アッパー同じラボのテストで、つま先の布とかかとの内張りの耐久は5段階の1。通気性が高いぶん、こすれに弱い

長持ちさせるなら、紐をほどいて脱ぎ履きし、つま先に少し余裕のあるサイズを選んでください。もっと長く走った報告が出たら、この表に追記します。

履き分けの重要性

プロペルv5は、ジョグからロング走までを受け持つ練習の中心になるシューズです。ペースを上げる日とレースの日に、同じニューバランスの現行モデルを組み合わせると役割がはっきりします。

履き分けの4つのメリット。1つ目、シューズの寿命を延ばす:1足に負担を集中させず、複数のシューズを使い分けることでそれぞれを長く使いやすくなります。2つ目、練習内容に合わせられる:ジョグ・テンポ走・ロング走など、目的に合わせてシューズの特性を変えられます。3つ目、足への刺激を変えられる:クッション性や反発性の異なるシューズを使うことで、毎回同じ刺激になりにくいのもメリットです。4つ目、シューズを選ぶ楽しさ:「今日はこのシューズで走ろう」と選ぶ楽しさも、ランニングを続けるモチベーションになります。

JOG / LONG

ジョグ〜ロング走の日

New Balance FuelCell Propel v5

柔らかいクッションとTPUプレートの安定感で、脚への負担を抑えながら距離を踏めます。キロ5〜7分のペースが得意です。

TEMPO / SPEED

テンポ走〜スピード練習の日

New Balance FuelCell Rebel v5

プレートのない223g(公式)の軽いモデル。PEBAを混ぜたFuelCellで、ペースを上げたときの足さばきが軽くなります。

RACE

レース本番の日

New Balance SuperComp Elite v6

新フォームInfinionとカーボンプレートを組み合わせた、約198gのレーシングモデル。自己ベストを狙うレースで使います。

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他の選択肢と比べてみる

練習メニュー別の相性と、ライバル2足との違いから最終判断します。

どんな練習に向いている?

結論から言うと、プロペルv5が最も活きるのは、一定のペースで長く走る練習です。レビューでは、キロ5分〜5分30秒あたりが一番気持ちいいという声が出ています。

◎ リカバリー・LSD

柔らかいクッションで脚にやさしく、キロ6〜7分でも安定しています。

◎ デイリージョグ

毎日の距離を、脚への負担を抑えながら積めます。

◯ ペース走・テンポ走

キロ5分前後までは快適。キロ4分台では力が逃げやすくなります。

△ スピード・インターバル

約280gと重く、ペースの上げ下げには向きません。

◯ レース本番

サブ4〜完走狙いのフルマラソンなら選択肢。サブ3.5より速く走るならレース用を。

ライバルシューズとの比較

同じ用途で比較されやすい2足と並べてみます。

FuelCell Propel v5と比較したいシューズを選ぶ

New Balance FuelCell Rebel v5 との違い

レベルv5はプレートのない軽いシューズで、プロペルv5より50gほど軽く(海外のラボの実測)、ペースを上げたときの足さばきが軽くなります。プロペルv5は、TPUプレートが柔らかいクッションの沈み込みを抑えるので、ゆっくり長く走っても着地が安定します。ジョグとロング走が中心ならプロペルv5、テンポ走やポイント練習もこなしたいならレベルv5です。定価はプロペルv5のほうが3,190円安くなります。

adidas Adizero Boston 13 との違い

アディゼロ ボストン 13は、グラスファイバー製の5本指ロッドと反発の高いLIGHTSTRIKE PROを使った、練習からレース本番までこなすモデルです。重さは255g(27.0cm)で、プロペルv5より軽く、レース本番も想定した作りです。速めのペース走やレースでも使いたいならボストン 13、ゆっくりのジョグやロング走が中心で値段を抑えたいならプロペルv5です。

比べているレベル v5とアディゼロ ボストン 13のレビューは、こちらです。

よくある質問

Qサイズはいつもと同じでいいですか?

A長さはいつものサイズでよいという報告が大半です。足幅は「ゆとりがある」「やや細め」と感じ方が分かれます。ふだん2Eを履いている人は2Eを、幅が気になる人は0.5cm大きめも試してください。

Qレベルv5とどっちがいいですか?

Aジョグとロング走が中心ならプロペルv5、テンポ走やポイント練習もしたいならレベルv5です。レベルv5はプレートがなく50gほど軽いので、ペースを上げたときに足が軽く回ります。プロペルv5はTPUプレートで着地が安定し、定価も3,190円安くなります。

Qフルマラソン本番に履けますか?

Aサブ4〜完走(4〜5時間)を目指すなら、本番に履く選択肢になります。約280gと重めなので、サブ3.5より速いタイムを狙うなら、レース用のシューズを選ぶほうが向いています。本番で使うなら、30km走などで一度試してから決めてください。

Qプロペルv6は出ていますか?今どこで買えますか?

A2026年11月時点で、プロペルv6は日本の公式に見当たらず、英国の公式の一覧もv5までです。ニューバランス公式の通常の通販では扱いがなくなり、公式アウトレットではメンズ・レディースとも値下げされて販売されていて、Amazon・楽天でも探せます。サイズと色は早めに確認してください。

Qプレートはカーボンですか?初めてのプレート入りでも大丈夫ですか?

Aカーボンではなく、しなやかなTPUプレートです。強く押し出すというより、柔らかいクッションの沈み込みを抑えて着地を安定させる役割で、ニューバランスも「プレート入りシューズの入門モデル」としています。プレート入りが初めての人でも扱いやすい作りです。

まとめ

プロペルv5(New Balance FuelCell Propel v5)は、柔らかいFuelCellとしなやかなTPUプレートで、脚を守りながらゆっくり長く走ることに強いデイリートレーナーです。サイズはいつもと同じでよく、定価13,750円とプレート入りとしては手に取りやすい値段です。サブ4〜完走を目指すなら、フルマラソン本番の選択肢にもなります。

一方で、約280gと重く、キロ4分台のペースでは力が逃げやすいシューズです。アッパーのつま先とかかとの布もこすれに弱めです。ペースを上げる日はレベルv5、レースの日はSuperComp Elite v6を組み合わせると、役割がはっきりします。

RUNTOKU / 万能デイリー

New Balance FuelCell Propel v5
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この記事を書いた人
じぇーぱぱ

[プロフィール]

  • ラントク運営 じぇーぱぱ
  • 中学、高校時代は100mを専門に活動
  • 現在は週2回の練習で、12月のハーフ120分を目指して再スタート中

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