フューエルセル パルス v1レビュー|厚さ・重さ・サイズ感・短距離

出典: ニューバランス公式サイト

ニューバランスの薄底シューズ「フューエルセル パルス v1(FuelCell Pvlse v1)」。厚底が当たり前の今、どのくらい薄いのか、トラックや短距離で使えるのかが気になるところです。先に答えると、ソールの厚さは20mm以下・ドロップ2mmで、トラックでのスピード練習や足づくりに向いたシューズです。この記事では、国内外の実際に履いた人の報告をもとに、厚さと重さ、サイズ感、ライバルとの違いまでまとめます。

Review

厚底の助けを借りず、
自分の足で蹴る感覚を磨く薄底シューズ。

特におすすめなランナー

  • 厚底に頼らず足を鍛えたい人
  • トラックでスピード練習をする人
  • 短距離・中距離の陸上選手
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まずは結論とスペックから

このシューズがどんな一足なのか、評価と基本データを先に押さえます。

総合評価3.5

足づくりとトラック練習の専用靴

20mm以下の薄いソールとドロップ2mmで、地面を自分の足で押す感覚を身につけやすいシューズ。クッションは少ないので、ジョグやロング走は別の靴に任せ、スピード練習や10km以下に絞って使うのが向いています。

クッション性2.0

薄く硬め。沈み込むと底付きを感じる

反発・推進力3.0

弾む靴ではないが、蹴り出しが地面に伝わる

安定・サポート3.0

低く平らで、短い距離なら厚底より安定という声

耐久・寿命3.0

アウトソールの評価は分かれ、距離の報告はない

もくじ

New Balance FuelCell Pvlse v1 基本スペック

FuelCell Pvlse v1は、ソールの厚さを20mm以下に抑え、ドロップを2mmにしたニューバランスの薄底シューズです。2024年3月に発売され、2026年9月時点でも公式通販で販売されています。カーボンプレートは入っておらず、自分の足で地面を蹴る感覚を養うことを狙っています。

New Balance FuelCell Pvlse v1
New Balance FuelCell Pvlse v1(画像:ニューバランス公式サイトより)
価格14,850円(税込・公式)
重量(メンズ)約220g(公式。サイズの記載なし)/27.0cmの実測で194gという報告あり
ミッドソールFuelCell(プレートなし) ソール厚20mm以下
アッパーFANTOMFIT+通気性のあるメッシュ
スタック / ドロップ20mm以下(公式。mmの内訳は非公表) / ドロップ2mm
アウトソール前足部:ライトウェイトソリッドラバー/かかと:Nデュランス

厚さと重さは?トラックや短距離で使える?

先に答えると、ソールの厚さは20mm以下、ドロップ(かかとと前足部の高さの差)は2mmです。ニューバランスは、世界陸連(WA)の新しいルール「20mm以下」を満たす厚さだとしています。短距離やトラックでの練習には向いていますが、レースで使うかどうかはレビューでも意見が分かれています。

厚さ20mm以下(公式)。細かいmmの数字は公式に記載がなく、レビューでも17mm・20mm前後と分かれる
ドロップ2mm(公式)。ほぼ平らで、前足部で着地しやすい
重さ公式の表記は約220g(色によって180gの表記もあり、どちらもサイズの記載なし)。27.0cmの実測で194gという報告がある
プレートなし(公式)

トラックの800m以上で履ける薄さ

2024年11月から、トラック競技の800m以上の種目では、靴底の厚さの上限が25mmから20mmに厳しくなりました。フューエルセル パルス v1はこの20mm以下に収まっています。一方、比較で取り上げるMETASLEEK(29mm)やStreakfly 2(27mm)は20mmを超えるため、このルールが適用される大会では、トラックの800m以上の種目に履いて出られません。出場する大会の規定は、必ず事前に確認してください。

短距離の練習には「おすすめ」という声

国内のレビューでは、短距離の選手にはどんな場面でもおすすめという評価があります。ドロップ2mmの平らなソールは、スパイクに近い感覚で走れるという声もあります。

向いている使い方:トラックでのスピード練習/短距離・中距離の選手の練習/10km以下のレースやペース走

意見が分かれる使い方:トラックのレース本番。濡れたトラックの10kmで問題なく走れたという海外の報告がある一方、「グリップはソーティーマジックほど高くないので、レースよりトレーニング用」という国内の評価もある

スプリントのレースは、もともとスパイクで走るのが基本です。フューエルセル パルス v1は、スパイクを履かない日のスピード練習や、足づくりのための1足と考えると役割がはっきりします。

各パーツの構造

ミッドソール

FuelCell Pvlse v1 ミッドソール
FuelCell Pvlse v1 のミッドソール(画像:ニューバランス公式サイトより)

ミッドソールはFuelCellフォームで、厚さは20mm以下。カーボンなどのプレートは入っていません。レビューでは、同じFuelCellでも厚底のモデルのような柔らかさはなく、カチッとした硬めの感触とされています。ドロップは2mmとほぼ平らで、前足部のほうが硬く感じるという声もあります。

アッパー

FuelCell Pvlse v1 アッパー
FuelCell Pvlse v1 のアッパー(画像:ニューバランス公式サイトより)

アッパーは、ニューバランスのFANTOMFITと通気性のあるメッシュ。内側を柔らかく、外側を硬めにして、足当たりのよさと破れにくさを両立しています。足幅は公式でD(標準)のみです。

アウトソール

FuelCell Pvlse v1 アウトソール
FuelCell Pvlse v1 のアウトソール(画像:ニューバランス公式サイトより)

アウトソールは、前足部に軽いライトウェイトソリッドラバー、かかとに耐久性の高いNデュランスを貼っています。ソールは前後に分かれておらず、平らに近い形です。グリップは、濡れたトラックでも問題なかったという声と、ソーティーマジックほど高くないという声があります。

RUNTOKU / 薄底フラット

New Balance FuelCell Pvlse v1
New Balance

FuelCell Pvlse v1

薄底フラット
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買う前に知っておきたいこと

サイズ感・実際の使用感・耐久性と、寿命を伸ばす履き分けの考え方です。

サイズ感はどう?

先に結論を言うと、いつものサイズでOKです。国内外のレビューでは「普段どおりでちょうど」という報告がそろっています。足幅は公式でD(標準)のみなので、幅の広い人は試し履きしてください。

いつものサイズ。幅広の人は試し履きを

  • 足幅(ワイズ):公式はDのみ。つま先周りに大きなゆとりはないという声があります。
  • 甲の高さ:甲がきついという報告は見当たりません。薄いアッパーなので、紐の締め具合で調整できます。
  • 他ブランドとの比較:Nikeのライバルフライ3と同じサイズでジャストだったという報告があります。
  • 特記事項:少しゆとりがあり、冬の厚い靴下でも履けそうという声もあります。

実際に履いた人のサイズの報告

国内外のレビューを並べると、「いつものサイズでちょうどいい」という報告がそろっています。足幅は公式でD(標準)のみです。

27.0cmいつものサイズでちょうど(フルマラソンでサブ3を達成したランナー)
27.0cmNikeのライバルフライ3と同じサイズでジャスト。少しゆとりがあり、冬の厚い靴下でも履けそう
25.5cmほかのニューバランスと同じサイズでジャスト(試し履きの報告)
海外いつものサイズで合う。最近のレース用シューズに多い、つま先の広いゆとりはない

つま先周りは広くないという声があるので、足幅の広い人は店頭で試し履きしてから選んでください。

実際に履いたランナーの声

国内外のランナーの声を見ると、自分の足で走っている感覚と、スパイクに近い接地感を評価する声が多い一方、クッションの少なさとグリップ・耐久性を気にする声も見られました。

癖がなく、自分の足で走っている感じ。キロ5分前後で走れて、加速すればキロ4分でも走れる

#サブ3達成

トラックの10kmでも、スパイクでは5kmでも起きていたふくらはぎのつらさが出なかった。濡れたトラックでも問題なし

#トラック10kmで使用

軽くて弾む。足を鍛えられるので、ジョグ用のシューズにしている

一方で、次のような気になる声もありました。

グリップはソーティーマジックほど高くない。トラックのレース用というより、トレーニング用

厚底と比べると、ミッドソールが沈んだときに底付きを感じる。フルマラソンには向かない

#元サブ3

今の厚底シューズだけで走っている人は慣れにくいと思う。10km以上は走らない

寿命は何km?耐久性の目安

フューエルセル パルス v1の寿命は、何kmという報告がまだ見つかりません。ソールが薄いぶん、ジョグなどで距離を重ねるより、スピード練習やトラックに絞ったほうが長く使えると考えられます。

距離の報告なし。使い方を絞るのが前提

早くヘタる平均的長く使える
  • 前足部は軽いライトウェイトソリッドラバー、かかとは耐久性の高いNデュランス。かかとには硬く減りにくいゴムを使っている。
  • ソールが20mm以下と薄く、厚底のシューズよりクッションの余裕が少ない。
  • アウトソールは「厚めで耐久性がある」という声と「すぐ減りそう」という声に分かれている。

実際に走った人の報告:距離の報告はまだ見つからない

フューエルセル パルス v1は2024年3月の発売ですが、何km走ったらどうなったか、という報告は調べた範囲では見つかりませんでした。今ある報告は、アウトソールについての評価が分かれているという状況です。

アウトソール「厚めで耐久性があり、グリップも効く」(朝ランで使っている国内のランナー)
アウトソール「すぐ減りそう。少し重くなってもソール全体をゴムにしてほしかった」(海外。届いた直後の感想)
使い方「トラックで使えばアウトソールの傷みは少ないはず」(国内。試し履きしたうえでの見込み)

距離を走った報告が出たら、この表に追記します。

履き分けの重要性

フューエルセル パルス v1は、スピード練習と足づくりの日に使うシューズです。ジョグやロング走で脚を守る役割は足りないので、同じニューバランスの現行モデルを組み合わせると役割がはっきりします。

履き分けの4つのメリット。1つ目、シューズの寿命を延ばす:1足に負担を集中させず、複数のシューズを使い分けることでそれぞれを長く使いやすくなります。2つ目、練習内容に合わせられる:ジョグ・テンポ走・ロング走など、目的に合わせてシューズの特性を変えられます。3つ目、足への刺激を変えられる:クッション性や反発性の異なるシューズを使うことで、毎回同じ刺激になりにくいのもメリットです。4つ目、シューズを選ぶ楽しさ:「今日はこのシューズで走ろう」と選ぶ楽しさも、ランニングを続けるモチベーションになります。

SPEED

スピード練習〜トラックの日

New Balance FuelCell Pvlse v1

薄く平らなソールで、地面を自分の足で押す感覚を身につけます。インターバルや流し、10km以下のペース走に。

JOG / LONG

ジョグ〜ロング走の日

New Balance Fresh Foam X 1080 v15

厚く柔らかいクッションのデイリーシューズ。薄底の練習で使った脚を守りながら、距離を積む日に。

TEMPO

テンポ走〜ハーフまでの日

New Balance FuelCell Rebel v5

同じFuelCellを厚めに使った、軽くて弾むシューズ。薄底では脚が持たない距離のテンポ走に。

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他の選択肢と比べてみる

練習メニュー別の相性と、ライバル2足との違いから最終判断します。

どんな練習に向いている?

結論から言うと、フューエルセル パルス v1が最も活きるのは、トラックでのスピード練習です。国内外のレビューでも、10km以下の短めの距離で使うという声がほとんどでした。

△ リカバリー・LSD

クッションが少なく、疲れを抜く日や長い時間走る日には向きません。

◯ デイリージョグ

短めのジョグなら、足裏やふくらはぎを鍛える目的で使えます。朝ランで使っている人も。

◯ ペース走・テンポ走

10km以下なら使えます。それより長い距離では脚への負担が大きくなります。

◎ スピード・インターバル

低く平らなソールで、ピッチを上げやすく、スパイクに近い感覚で走れます。

◯ レース本番

10km以下のレースなら選択肢。トラックのレースは、グリップの評価が分かれるので試してから。

ライバルシューズとの比較

同じ用途で比較されやすい2足と並べてみます。

FuelCell Pvlse v1と比較したいシューズを選ぶ

ASICS METASLEEK との違い

METASLEEKも、プレートを入れずに自分の足で走る感覚を養うためのシューズです。違いは厚さで、METASLEEKはヒール29mm・ドロップ8mmと、クッションに余裕があります。重さも129gと、METASLEEKのほうが軽くなります。FuelCell Pvlse v1は20mm以下・ドロップ2mmとさらに薄く平らで、価格は5,000円ほど安くなります。クッションを残して日々の練習で使うならMETASLEEK、より薄い靴でトラックや短距離の練習をするならFuelCell Pvlse v1です。

Nike Streakfly 2 との違い

Streakfly 2は、フルレングスのカーボンプレートを入れた、1マイル〜10km向けのロードレース用シューズです。約127g(27cm)とかなり軽い一方、価格は26,730円と1万円以上高くなります。FuelCell Pvlse v1はプレートがなく、20mm以下の薄さでトラックの800m以上の規定にも収まります。ロードの5km・10kmで記録を狙うならStreakfly 2、練習で足を鍛えつつトラックでも使うならFuelCell Pvlse v1です。

よくある質問

Qトラックの公式レースで履けますか?

Aニューバランスは、世界陸連(WA)の新ルール「20mm以下」を満たす厚さだとしています。2024年11月から、トラックの800m以上の種目では靴底の厚さが20mm以下に制限されました。ただしグリップの評価は分かれるので、レースで使う前に練習で試してください。出場する大会の規定も事前に確認してください。

Q厚さと重さはどのくらいですか?

A厚さは20mm以下、ドロップは2mm(公式)です。細かいmmの数字は公式に記載がありません。重さは公式の表記で約220g(色によって180gの表記もあり)、27.0cmの実測で194gという報告があります。

Qフルマラソンやハーフマラソンで使えますか?

Aおすすめしません。クッションが少なく、レビューでも「フルマラソンには向かない」「10km以上は走らない」という声がそろっています。10km以下のレースや、トラックでの練習に絞って使うのが向いています。

Q短距離(100m〜400m)の練習に使えますか?

A使えます。国内のレビューには「短距離の選手にはどんな場面でもおすすめ」という評価があり、平らなソールでスパイクに近い感覚で走れるという声もあります。レースは基本的にスパイクなので、スパイクを履かない日のスピード練習に向いています。

Q後継のv2は出ていますか?

A2026年9月時点で、ニューバランスの公式通販で販売されているのはv1(品番MFCNPV1)で、v2の発表は見つかりませんでした。定価は14,850円(税込)です。

まとめ

フューエルセル パルス v1(FuelCell Pvlse v1)は、ソール厚20mm以下・ドロップ2mm・プレートなしの、自分の足で地面を蹴る感覚を養うための薄底シューズです。トラックの800m以上の規定にも収まる薄さで、短距離の選手の練習やスピード練習に向いています。サイズはいつもどおりで合うという報告がそろっています。

一方で、クッションが少なく、ジョグやロング走、フルマラソンには向きません。トラックのレースで使うかどうかは評価が分かれ、寿命も距離の報告はまだありません。ジョグやロング走の日は1080 v15、長めのテンポ走はRebel v5と組み合わせると、役割がはっきりします。

RUNTOKU / 薄底フラット

New Balance FuelCell Pvlse v1
New Balance

FuelCell Pvlse v1

薄底フラット
この記事を書いた人
じぇーぱぱ

[プロフィール]

  • ラントク運営 じぇーぱぱ
  • 中学、高校時代は100mを専門に活動
  • 現在は週2回の練習で、12月のハーフ120分を目指して再スタート中

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