ニューバランス ACランナーのレビュー|走れる?1080との違い

出典: ニューバランス公式サイト

ニューバランスが2026年に出した「ACランナー(AC Runner)」。公式通販ではランニングの売り場に並ぶ19,800円のシューズですが、中身はジムでの筋トレやドリルまで受け持つトレーニング兼用の1足です。「ランニングにも使えるの?」が一番気になるところですが、先に答えると、軽いジョグやジムでのランニングには使えるが、距離を走り込む練習の主力には向かないというのが、公式の説明と今ある声から見た結論です。この記事では、どこまで走れるのか、サイズ感、1080 v15・エリプスとの違いまでまとめます。

Review

3層のFresh Foam Xと硬いレールで、
ジムも、ジョグも、街も1足でこなすトレーニングシューズ。

特におすすめなランナー

  • 筋トレとランを1足で済ませたい人
  • 柔らかすぎない安定感が欲しい人
  • 普段履きにも使える靴を探す人
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まずは結論とスペックから

このシューズがどんな一足なのか、評価と基本データを先に押さえます。

総合評価3.5

ジムと普段履きの万能選手

硬さの違う3層のフォームと側面のレールで、筋トレやドリルから軽いジョグ、普段履きまでを安定して支えるシューズ。ただ314gと重く、ランニングシューズとして距離やペースを求めるなら、1080 v15など走る専用の靴を選んでください。

クッション性4.0

Fresh Foam Xで足当たりは柔らかい

反発・推進力2.5

314gと重く、スピードを出す靴ではない

安定・サポート4.0

側面の硬いレールで横ブレを抑える

耐久・寿命3.0

長く走った報告はまだない

もくじ

New Balance AC Runner 基本スペック

AC Runnerは、ニューバランスが2026年に出した、ランニングからジムでの筋トレ、ドリルまでを1足で受け持つトレーニングシューズです。海外では2026年1月1日に発売されました。硬さの違う3層のフォームと、ミッドソールの側面に入れた硬いフォームのレールで、前に進む動きにも横に動く動きにも対応させています。

New Balance AC Runner
New Balance AC Runner(画像:ニューバランス公式サイトより)
価格19,800円(税込)
重量(メンズ)約314g(メンズ/公式。基準サイズの記載なし)
ミッドソールFresh Foam X(硬さの違う3層)+ 側面の高硬度フォームレール
アッパープリントグラフィックのメッシュ
スタック / ドロップヒール37.5mm / フォア25.5mm(ドロップ12mm)※海外の雑誌の表記。公式の記載なし
アウトソール楕円形のブロックを並べたソール(素材は公式の記載なし)

ランニングに使える?どこまで走れる?

先に答えると、軽いジョグやウォームアップ、ジムでのランニングなら使えます。ただ、距離を走り込む練習やペースを上げる練習の主力にする靴ではありません。

ニューバランスの公式通販では「ランニング」の売り場に並んでいますが、メーカーの説明は「コンディショニングの走り、トレーニング、ドリル」向けです。前に進むためだけの靴ではなく、ダッシュや切り返し、筋トレまで含めたアスリートのトレーニング全般を1足で受け持つことを狙っています。名前の「AC」は「Athlete Collection」の略です。

向いている使い方:ジムでの筋トレ+トレッドミル/短めのジョグ・ウォームアップ/ウォーキングや立ち仕事などの普段履き

別の靴がいい使い方:10kmを超えるような距離走/ペース走・インターバル/レース本番

理由は重さと形です。公式の重さは314gで、同じニューバランスの1080 v15(261g)より50gほど重くなります。海外の雑誌が紹介した数字ではドロップが12mmとかなり大きく、かかとから着地する人にはなじみやすい一方、軽いスピード系の靴と張り合うものではない、とされています。発売から日が浅く、ランナーが何十kmも走って評価したレビューはまだ見つかりません。走る日が中心なら、下で比べる1080 v15やエリプスのほうが合います。

1080 v15・エリプスとどっちがいい?

英語の検索候補には「AC Runner vs 1080」「AC Runner vs Ellipse」が並びます。3足ともニューバランスのクッションの効いた靴ですが、ジムも普段履きも1足で済ませたいならACランナー、走る日が中心なら1080 v15、ゆっくりのジョグと街履きを安く兼ねるならエリプスです。

価格(税込)ACランナー 19,800円/1080 v15 22,000円/エリプス 17,930円
重さ(公式)ACランナー 314g/1080 v15 261g/エリプス 273g(いずれも公式の値)
厚さ・ドロップACランナー かかと37.5mm・12mm(海外の雑誌の表記)/1080 v15 40mm・6mm(公式)/エリプス かかと約37.9mm(実測)・8mm(公式)
作りの特徴ACランナーは硬さの違う3層のフォーム+側面の硬いレール。1080 v15はInfinionフォーム、エリプスはFresh Foam Xの1層
得意なことACランナー:筋トレ・ドリル・普段履き/1080 v15:ジョグからロング走まで/エリプス:ゆっくりのジョグ・リカバリー・普段履き

厚さは測り方がそろっていないので、数mmの差は目安にとどめてください。はっきり違うのは重さとドロップです。

ニューバランスの公式通販には、1080で定期的に10kmのウォーキングをしていた人が、「1080はフワフワで軽いが、かえって膝がぐらつく感じがあった」と店員に相談し、ACランナーを勧められたというレビューがあります。履いてみると幅広・甲高の足に合い、程よい硬さで歩きやすかったそうです。柔らかさより、足元が安定することを優先したい人はACランナーが候補になります。

各パーツの構造

ミッドソール

AC Runner ミッドソール
AC Runner のミッドソール(画像:ニューバランス公式サイトより)

ミッドソールはFresh Foam Xで、硬さの違う3層のフォームを組み合わせています。メーカーは、ダッシュのような瞬発的な動きから日常の動きまでに対応させるための設計としています。さらにミッドソールの側面には硬いフォームのレールを入れ、横方向に動いたときのブレを抑えます。柔らかく沈むだけの靴ではなく、筋トレで踏ん張ったときや切り返したときに足元が安定するのが、ほかのランニングシューズとの違いです。

アッパー

AC Runner アッパー
AC Runner のアッパー(画像:ニューバランス公式サイトより)

アッパーはプリントグラフィックを施したメッシュで、紐で締める作りです。流れるような柄と立体的なミッドソールで、スポーツ用というよりスニーカーに近い見た目に仕上がっており、普段の服にも合わせやすいデザインです。

アウトソール

AC Runner アウトソール
AC Runner のアウトソール(画像:ニューバランス公式サイトより)

接地面には楕円形のブロックが並び、中央には縦に溝が通っています。ソールの素材や厚さは公式に書かれていません。ジムの床とロードの両方で使う前提の靴なので、どちらか一方で長く使う場合の減り方は、今後の報告を待つ必要があります。

RUNTOKU / ジムトレ・普段履き兼用

New Balance AC Runner
New Balance

AC Runner

ジムトレ・普段履き兼用
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買う前に知っておきたいこと

サイズ感・実際の使用感・耐久性と、寿命を伸ばす履き分けの考え方です。

サイズ感はどう?

先に結論を言うと、基本はいつものサイズです。日本の公式通販ではメンズが25.0〜29.0cm、幅は2Eの1種類です。ただしサイズの報告はまだ少なく、つま先の狭さを指摘する声もあるので、できれば試し履きしてください。

いつものサイズ。つま先が気になる人は試し履きを

  • 足幅(ワイズ):日本はメンズ2Eのみ。幅広の足に合ったという声がある一方、海外では4Eでもつま先周りが狭かったという声があります。
  • 甲の高さ:幅広・甲高の足にフィットしたという国内のレビューがあります。紐で締める作りなので、甲に合わせて調整できます。
  • 他ブランドとの比較:ナイキやアシックスとの比較で書かれたサイズの報告は、まだ見つかっていません。他ブランドから乗り換える場合も、まずはいつものサイズを基準にしてください。
  • 特記事項:筋トレで踏み込む使い方をするなら、つま先に当たりがないかを特に確かめてください。

実際に履いた人のサイズの報告

ACランナーはランナーの詳しいレビューがまだ少なく、サイズの報告も多くありません。今ある報告を並べると、幅広の足に合ったという声がある一方、ワイドを選んでもつま先が狭かったという声もあります。

幅広・甲高店頭で試し履きして、典型的な幅広・甲高の足にフィットした(日本、ウォーキングで使用)
ワイド(2E)しっかり幅広で、幅広の足に合う(海外、米国サイズのワイド)
ワイド・扁平足ワイドの設定があり、扁平足でも快適(海外)
4E4Eを選んでも、つま先周りが狭すぎて快適ではなかった(海外)

日本の公式通販で選べる幅は、メンズ2Eの1種類だけです(米国ではD・2E・4Eの3種類)。いつものサイズを基準にしつつ、つま先の狭さが気になる人は店頭で試し履きしてから選んでください。

実際に履いたランナーの声

実際に履いた人の声を見ると、一日履いても疲れにくい快適さと、幅広の足へのなじみやすさを評価する声が多く見られました。一方、ランナーが距離を走って評価した声はまだ少なく、つま先の狭さを指摘する声もあります。

1080はフワフワだが膝がぐらつく感じがあった。ACランナーは幅広・甲高の足に合い、程よい硬さでいつもより心地よく歩けた

#定期的に10kmウォーキング

これまで履いた中で一番快適なスニーカー。見た目もおしゃれ

#長い距離をよく歩く

ワイドがあり、扁平足でも快適。ジムにも外出にも合わせやすい

一方で、次のような気になる声もありました。

4Eを選んだのに、つま先周りが狭すぎて快適ではなかった

見た目は良いと思ったが、やはり快適さのほうが大事(星2つの評価)

314gと重めで、軽いスピード系のシューズと張り合う靴ではない

#海外の雑誌

耐久性は?長持ちさせる使い方

ACランナーの寿命は、まだ「何km持つ」と言える報告がありません。ランナーが距離を走り込んだレビューが見つからないためです。今わかる作りから、長持ちさせるための目安を整理します。

距離の報告はこれから。用途を分けて長持ちさせる

早くヘタる平均的長く使える
  • ミッドソールは硬さの違う3層のフォームで、側面には硬いフォームのレールが入っています。柔らかい1層だけの靴に比べると、横から潰れて形が崩れにくい作りです。
  • 接地面には楕円形のブロックが並び、中央は縦に溝が通っています。ソールの素材や厚さは公式に書かれていないため、減りやすさはまだ判断できません。
  • ジムでの筋トレとロードのランを同じ1足で続けると、そのぶん消耗も早まります。走る日を別の靴に任せるだけで、この靴の寿命は延ばせます。

履き分けの重要性

ACランナーは、ジムでのトレーニングと普段履き、短めのジョグを受け持つシューズです。距離を走る日と速いペースの日に、同じニューバランスの現行のランニングシューズを組み合わせると役割がはっきりします。

履き分けの4つのメリット。1つ目、シューズの寿命を延ばす:1足に負担を集中させず、複数のシューズを使い分けることでそれぞれを長く使いやすくなります。2つ目、練習内容に合わせられる:ジョグ・テンポ走・ロング走など、目的に合わせてシューズの特性を変えられます。3つ目、足への刺激を変えられる:クッション性や反発性の異なるシューズを使うことで、毎回同じ刺激になりにくいのもメリットです。4つ目、シューズを選ぶ楽しさ:「今日はこのシューズで走ろう」と選ぶ楽しさも、ランニングを続けるモチベーションになります。

GYM / JOG

ジムトレ・軽いジョグ・普段履きの日

New Balance AC Runner

側面の硬いレールで横ブレを抑えるので、筋トレやドリルでも足元が安定します。そのまま短いジョグや街歩きにも使えます。

JOG / LONG

ジョグ〜距離を走る日

New Balance Fresh Foam X 880 v15

16,940円・281g(公式)の、走るための定番デイリーシューズ。ACランナーより30g以上軽く、毎日のジョグからロング走まで任せられます。

SPEED / TEMPO

ペース走・インターバルの日

New Balance FuelCell Rebel v5

223g(公式)と軽く、弾むFuelCellのモデル。ACランナーでは重すぎる、速いペースの練習を受け持てます。

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他の選択肢と比べてみる

練習メニュー別の相性と、ライバル2足との違いから最終判断します。

どんな練習に向いている?

結論から言うと、ACランナーが最も活きるのは、走りを含めたトレーニング全般と普段履きです。ランニングの練習として見ると、軽いジョグやウォームアップまでが守備範囲です。

◯ リカバリー・LSD

足当たりは柔らかく安定している。ただ重さがあり、長い時間のLSDは走る専用の靴のほうが楽。

◯ デイリージョグ

短めのジョグやウォームアップ、ジムでのトレッドミルなら十分にこなせる。

△ ペース走・テンポ走

314gと重く、ペースを保つ練習には向かない。

△ スピード・インターバル

ダッシュやドリルは想定されているが、長距離ランナーの速い反復には重い。

△ レース本番

レース用の作りではない。本番はレース用のシューズを。

ライバルシューズとの比較

同じ用途で比較されやすい2足と並べてみます。

AC Runnerと比較したいシューズを選ぶ

New Balance 1080v15 との違い

1080 v15は、ニューバランスのクッション系ランニングシューズの中心モデルで、22,000円・261g(公式)です。ACランナーより2,200円高い一方、50gほど軽く、ジョグからロング走まで走るための靴として作られています。厚さの40mmは公式の値で、ACランナーの37.5mm(海外の雑誌の表記)とは測り方が違う点に注意してください。柔らかい1080では膝がぐらついたという人が、ACランナーの程よい硬さを選んだ例もあります。走る日が中心なら1080 v15、ジムでの筋トレや普段履きまで1足にまとめたいならACランナーです。

New Balance Ellipse との違い

エリプスは、同じFresh Foam Xを使った、ゆっくり走る日と普段履きのためのデイリーシューズで、17,930円・273g(公式)です。ACランナーより1,870円安く、40gほど軽くなります。エリプスはフォームが1層で足全体が深く沈み込むのに対し、ACランナーは3層のフォームと側面のレールで横ブレを抑えます。ジョグを中心に街でも履くならエリプス、筋トレやドリルまで含めて使うならACランナーです。

よくある質問

QACランナーはランニングシューズですか?

A公式通販ではランニングの売り場にありますが、メーカーの説明はコンディショニングの走り・トレーニング・ドリル向けです。軽いジョグやジムでのランニングには使えますが、距離を走り込む練習やレースの主力には、走る専用のシューズを選んでください。

Qサイズはいつもと同じでいいですか?

A基本はいつものサイズです。日本の公式通販ではメンズの幅は2Eの1種類で、幅広・甲高の足に合ったという声があります。一方、海外では4Eでもつま先周りが狭かったという声もあるので、つま先が気になる人は試し履きしてください。

Q1080 v15とどちらを選べばいいですか?

A走る日が中心なら1080 v15(22,000円・261g)です。50gほど軽く、ジョグからロング走まで走るための靴です。ジムでの筋トレやドリル、普段履きまで1足にまとめたいならACランナー(19,800円・314g)が合います。

Qジムでの筋トレにも使えますか?

A使えます。むしろ筋トレやドリルまでを想定した作りです。ミッドソールの側面に硬いフォームのレールが入っていて、横に動いたときや踏ん張ったときのブレを抑えます。ただし、重いバーベルを扱う本格的なウエイトリフティング専用の靴ではありません。

Q重さはどのくらいですか?

A公式の重さは314gです(基準サイズの記載なし)。同じニューバランスの1080 v15(261g)やエリプス(273g)より40〜50gほど重く、ランニングシューズとしては重い部類です。

まとめ

ACランナー(AC Runner)は、硬さの違う3層のFresh Foam Xと側面の硬いレールで、筋トレやドリル、軽いジョグ、普段履きまでを1足でこなすトレーニングシューズです。柔らかすぎず足元が安定するので、ジムとランを1足で済ませたい人や、立ち仕事・ウォーキングで疲れにくい靴を探す人に合います。

一方で、314gと重く、距離を走り込む練習やペースを上げる練習には向きません。日本の幅は2Eのみで、つま先の狭さを指摘する声もあるので、試し履きがおすすめです。走る日は880 v15、速いペースの日はRebel v5を組み合わせると、役割がはっきりします。

RUNTOKU / ジムトレ・普段履き兼用

New Balance AC Runner
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AC Runner

ジムトレ・普段履き兼用
この記事を書いた人
じぇーぱぱ

[プロフィール]

  • ラントク運営 じぇーぱぱ
  • 中学、高校時代は100mを専門に活動
  • 現在は週2回の練習で、12月のハーフ120分を目指して再スタート中

この靴を履いている方は、Xで教えてください。

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