グライドライドMAXレビューウルトラマラソンにも!高コスパMAXクッション

日々のランニングで「もっと快適に走りたい」「足への負担を減らしたい」そう思っていませんか?特にロングランやリカバリーランで、足に優しく、それでいて効率よく前に進めるシューズを探しているランナーも多いはず。

数多ある厚底シューズの中でも、最高のクッション性と走行効率を両立し、あなたのランニングを次のレベルへと引き上げる一足があります。

今回ご紹介するのは、アシックスの「走行効率性」を追求するRIDEシリーズの最新にして「最大化」モデル、「ASICS GlideRide Max」です。その名の通り、シリーズ核となるクッション性と走行効率性を極限まで高め、日々のトレーニングからウルトラマラソンまで、あらゆる長距離ランをサポートする「究極のコンフォートライドシューズ」として注目されています。

このレビューでは、「ASICS GlideRide Max」の発売情報から詳細スペック、新素材「FF BLAST MAX」による独自の走行感、気になるドロップ情報、そしてライバルモデルであるASICS Superblast 2やHoka Bondi 9との徹底比較まで、あなたのシューズ選びに役立つ情報を余すことなくお届けします。この一足がどのようにあなたの走りを変えるのか、具体的なユーザー体験を交えて深掘りしていきましょう。

ASICS GlideRide Maxはこんなシューズ
  • 新素材「FF BLAST MAX」による「雲をイメージさせるやわらかさ」と優れたエネルギーリターン
  • GUIDESOLEテクノロジーがもたらす高い走行効率性
  • メンズ約281g(ラボ測定値)/289g(ブランド公称値)と、厚底ながら軽量性を実現
  • 長距離ランニング、LSD、疲労抜きジョグ、ウルトラマラソン、サブ4〜サブ3.5のレースまで対応する高い汎用性
  • 価格は17,600円(税込)と高機能ながらも手頃な価格帯

おすすめランナーは

  • 長距離ランニングやウルトラマラソンにおいて、脚への負担を最小限に抑え、疲労軽減を最優先したいランナー
  • LSD(ロング・スロー・ディスタンス)や疲労抜きジョグなど、リラックスして快適に走りたいシーンで、省エネ性能を重視するランナー
  • カーボンプレートの強い反発が苦手で、より自然な足運びと接地感を求めるランナー
  • ASICSシューズのフィット感に慣れており、高機能なデイリートレーナーを手頃な価格で手に入れたいランナー
  • ニュートラルプロネーションおよびアンダープロネーション(回外)のランナー
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  • ラントク運営 じぇーぱぱ
  • 中学、高校時代は100mを専門に活動
  • 中学:全国大会出場  高校:東海大会出場
  • 現在は市民ランナーとしてサブ3を目指して活動
  • Xアカウント@runpapa06としても活動
もくじ

ASICS GlideRide Max レビュー

まずは自分のサイズがあるか確認

ASICS GlideRide Max 基本スペック

公式引用

「ASICS GlideRide Max」は、アシックスが「走行効率性」を追求するRIDEシリーズの系譜を受け継ぎつつ、ランナーのエネルギー消費を抑え、より快適で省エネな長距離ランニングをサポートするために開発された「Max」モデルです 。

以下に主要スペックをまとめました。

発売時期 2024年10月1日(火)アシックスオンラインストア先行発売、10月10日(火)一般販売
価格 17,600円(税込)
重量 (メンズ27cm) / ブランド公称値: 289g
ミッドソール素材 FF BLAST MAX
アッパー素材 合成繊維、人工皮革(合成皮革)、合成樹脂
プレートの有無 なし
アウトソール素材 ゴム底(アシックスグリップ、AHARPLUS)
ヒールスタックハイト  ブランド公称値: 44.0mm
フォアフットスタックハイト ブランド公称値: 38.0mm
ドロップ ブランド公称値: 6.0mm
生産国 ベトナム
ウイズ STANDARD、WIDE
推奨プロネーションタイプ ニュートラル、アンダープロネーション
推奨用途 長距離ランニング、トレーニング、LSD、疲労抜きジョグ、ウルトラマラソン、サブ4〜サブ3.5のレース

前モデルからの進化ポイント

「ASICS GlideRide Max」は、前モデルであるGlideRideシリーズの優れた特性を継承しつつ、いくつかの重要なアップデートが施されています。

  • ミッドソール素材とクッション性の進化: 新素材「FF BLAST MAX」を採用し、雲のような柔らかさと優れたエネルギーリターンを提供します 。このフォームは「沈み込むけど反発しない柔らかいクッション」と表現されており 、従来のGlideRide 3のFF BLAST+やGlideRide 2のFlyteFoamからさらに進化し、長距離における疲労軽減を最優先する設計思想と合致しています 。
  • 重量と走行感の変化: 前作GlideRide 2の285gから、GlideRide Maxは266gへと大幅に軽量化されており、約20gの削減は「テンポアップシューズの域」とも評されています 。この軽量化は、厚底シューズでありながらスピードへの対応力を高め、より汎用性の高いデイリートレーナーとしての地位を確立しようとするASICSの戦略と解釈できます 。
  • 転がる感覚(GUIDESOLE)の比較: GUIDESOLEテクノロジーは維持されていますが、ミッドソールの柔らかさが増したことで、従来の「コロン」という明確な転がり感が「グニョグニョ」「フカフカ」とした感触に変化しています 。それでも「自然にピッチが上がる」「前への推進力」は維持されていると評価されています 。
  • アッパーとフィット感の変更点: アッパー素材がエンジニアードメッシュに変更され、軽量化と通気性が向上。シュータンのプルタブ廃止や足首周り、ヒール部の見直しにより、快適性とホールド感が高められています 。アッパーは「カチッとした硬めに仕上げられ」ホールド感が向上し、柔らかいミッドソールとのバランスを取り、安定性を確保しています 。
  • ドロップ(ヒールとつま先の高低差): ASICSブランド公称値では6.0mm、ラボ測定値では12.7mmと大きな乖離が見られますが 、GlideRide Maxのヒール高は44.0mm(公称)であり 、前モデルの35.5mmから35mmへと僅かに低くなった(旧GlideRide Speed 2の情報)ミッドソールの進化と合わせて、効率的な重心移動を促す設計がされています 。

ASICSは、このモデルで「走行効率性」という核を維持しつつも、より「快適性」と「疲労軽減」に重点を置く方向へと進んでいることが伺えます。特にMaxでは「跳ね上げない」柔らかさが強調されており、これはランナーの脚への負担を極限まで減らすことを意図していると考えられます.

ASICS GlideRide Max 性能とサイズ感

「ASICS GlideRide Max レビュー」として、その性能とフィット感を詳しく見ていきましょう。

「反発力とクッション性」のミッドソール

公式引用

ミッドソールには新素材の「FF BLAST MAX」クッショニングが採用されており 、「雲をイメージさせるやわらかさ」と「ランニング中の優れたエネルギーリターン」を生み出すように設計されています 。ユーザーレビューでは、このクッション性を「沈み込むけど反発しない柔らかいクッション」と表現しており、GEL-NIMBUSの雲のようなクッションに似ているが、そこに軽さやピッチを上げる機能が加わっていると評価されています 。

FF BLAST MAXは、従来のFF BLASTやFF BLAST PLUSからさらに進化したASICSの最新フォームであり 、その特徴は「沈み込んだままフカフカのソファーの上にいるような柔らかいクッション感」という点で差別化されています 。これは長距離における疲労軽減を最優先するGlideRideシリーズの設計思想と合致しています 。

高い走行効率性を生むGUIDESOLEテクノロジーとドロップ

シューズのアウターソール前部が弓状に反り上がった「GUIDESOLEテクノロジー」が採用されており、走行効率性を発揮し、少ないエネルギーで足を前に運べるように設計されています 。この技術は「計算され尽くした足裏前部の反り具合」と説明され、ふくらはぎにかかる負荷を軽減し、自転車のようにエネルギー消費を抑えながら効率的に前に進める効果があるとされています 。

スタックハイトはヒールで約44mm(公称) と非常に厚く、ドロップはブランド公称値で6.0mm、ラボ測定値で12.7mmと差があるものの 、GUIDESOLEテクノロジーと相まって「転がる感覚」を強調し、スムーズな重心移動を促すことで走行効率を高めています。

通気性と快適性を両立したアッパー

公式引用

アッパー素材には、合成繊維、人工皮革、合成樹脂で構成されており 、前作からの変更点としてエンジニアードメッシュが採用され、軽量化と通気性が向上しています 。アッパーは「カチッとした硬め」に仕上げられ、足へのホールド感を高めることを目的としています 。これにより、柔らかいミッドソールの上での足のブレを抑制し、長距離での安定した走行をサポートする意図的な設計と考えられます 。

高いグリップ力と耐久性のアウトソール

公式引用

アウトソールの中足部には「アシックスグリップ」が、つま先とかかとには「エーハープラス(AHARPLUS)」という素材が使用され、グリップ力と耐久性が向上しています 。従来のGlideRideシリーズで指摘されていた濡れた路面でのグリップ力の弱さを改善しようとするASICSの意図がうかがえます 。アウトソールは前作のAHARを踏襲しており、高い耐摩耗性も期待できます 。

ASICS GlideRide Max サイズ感:快適なフィット感のためのポイント

「ASICS GlideRide Max サイズ感」は、改良されたエンジニアードメッシュアッパーにより、多くの方にとって快適なフィット感を提供します。ヒールカップは「分厚くしっかりとした作り」でかかとをしっかりとホールドし、足へのホールド感も高く評価されています 。

ただし、ロッカー構造の特性上、つま先部分にゆとりがあるため、「ちょっと緩めに感じる人もいる」可能性があることも指摘されています 。一方で、「普段のアシックスのシューズと同様のサイズで問題なく履けた」 というレビューもあり 、ASICSのシューズに慣れているランナーには安心感があるかもしれません。特に、WIDEモデルも展開されているため 、足幅の広いランナーにも選択肢があります。

「試着のポイント」:メーカーやモデルによって同じサイズでもフィット感が大きく異なるため、必ず店舗で試着し、可能であれば少し歩いたり、軽く走ってみたりして、自身の足型に合うかを確認することをおすすめします。

ASICS GlideRide Max 履いた感想

実走ベースで「ASICS GlideRide Max レビュー」をお届け。実際に履いたランナーのリアルな感想をメリットとデメリットと共にまとめました。

日々のジョグからテンポアップ走まで、頼れる相棒として快適に走り続けられる!

ランナーの声

  • 「究極のクッション性と疲労軽減」
    多くのユーザーが「クッション性が高い」「足に優しい」「雲のような柔らかさ」と評価しており 、特に長距離での疲労軽減効果が強調されています 。そのクッション性は「沈み込むけど反発しない柔らかいクッション」と表現され 、「沈み込んだままフカフカのソファーの上にいるような柔らかいクッション感」を体験できるとの声もあります 。
  • 「軽快な走行効率と推進力」
    「軽快に走り出す」「前に向かう感じ」「足が繰り出される感じ」「自然にピッチが上がる」といった評価があり 、GUIDESOLEテクノロジーによる走行効率性の恩恵を多くのユーザーが感じています。厚底シューズであるにもかかわらず、「軽い!」という声も複数見られます 。
  • 「高い汎用性と特定の用途への適性」
    LSDや遅めのジョグに最適とされつつも 、サブ4〜サブ3.5のランナーであればレース用としても十分な性能を持つという意見もあり 、ウルトラマラソンにも最適との評価もあります 。
  • 「フィット感の良さ」
    「良好」「ぴったりフィット」という評価が多く、ASICSシューズに慣れたランナーには安心感があるようです 。アッパーのホールド感の向上も安定した走行に貢献しています 。
  • 「課題点」
    従来のGlideRideシリーズ愛用者からは、「前作までの転がる感触はあまりない」「コロン感が少ない」という声も聞かれます 。一部のユーザーは、3km程度の走行で足の指裏に痛みを感じたという報告もあり 、これは足型との相性や新しいクッション特性への適応期間が必要な可能性を示唆しています。また、全体的に軽いという評価が多いものの、一部では「履いた瞬間は少し重い感じがある」という意見もあります 。

幅広いペースで真価を発揮する走行感

ASICS GlideRide Max」は、その高い走行効率性と新素材「FF BLAST MAX」による独自のクッション性で、日々のジョギングから長距離トレーニング、さらにはウルトラマラソンまで、幅広い練習シーンで真価を発揮します 。専門家からは「沈み込むような感覚があるが、跳ね上げられる反発はない。上下動がなく、自然にピッチが上がる」という特徴が指摘されており 、Superblast 2のような「跳ねる」反発とは異なる、より「省エネ」に特化した特性を示唆しています。

安定性と万能性

「走行効率性を追求したRIDEシリーズの構造と、スピードを出しやすい前方向への推進力も前作同様」と評価されており 、厚底ながらも安定感とクッション性のバランスが取れています。メーカーの位置づけとしては長距離トレーニングやLSDに重点を置いていますが 、サブ4〜サブ3.5のランナーであればレース用としても十分な性能を持つという意見もあり 、まさに「万能シューズ」としての評価を確立しています。

ASICS GlideRide Max 耐久性

「ASICS GlideRide Max 耐久性」は、日常的なトレーニングシューズとしての使用に十分耐えうる高い評価を得ています。

  • アウトソール: アウトソールの中足部には「アシックスグリップ」が、つま先とかかとには「エーハープラス(AHARPLUS)」という耐久性の高い素材が使用されています 。アウトソールは前作のAHARを踏襲しており、ラバーのブロックデザインや配置も変更なしとされており 、「購入しやすい価格帯のスピード系ライドシューズの完成形のソール」として継承されたと評価されています 。「耐摩耗性も高そう」という評価もあり 、長距離での使用に耐えうる耐久性が期待されます。
  • アッパー: アッパー素材のエンジニアードメッシュは、快適性だけでなく耐久性にも貢献しており 、長く使える信頼性も魅力です。
  • ミッドソール: 新素材「FF BLAST MAX」は、優れたクッション性だけでなく耐久性も兼ね備えており 、長距離走行でも疲労の残り方が異なり、不自然な沈み込みもないため、フォームの回復が良好であるとされています 。

GlideRide Maxは、日常的なトレーニングで酷使しても性能が維持されるように設計されています。これは、日々のトレーニングで「信頼できる相棒」を求めるランナーにとって非常に重要なポイントです。

履き分けの重要性

ランニングシューズの履き分けは、シューズの寿命を延ばし、怪我を予防し、トレーニングの質を高めるために欠かせません。「ASICS GlideRide Max」のような万能型デイリートレーナーは、その特性を最大限に活かすためにも、他のシューズとの履き分けが非常に有効です。

履き分けの科学的根拠

複数のランニングシューズをローテーションすることで、怪我のリスクが低下する可能性があると研究で示されています。異なるシューズの構造(ドロップ、クッション性、ソールの形状)が足や関節への負荷を分散し、筋肉のバランスを整えるためです。また、シューズを休ませることでミッドソールのフォームが回復し、耐久性が向上します。

履き分けの4つのメリット

  • 「シューズの寿命を延ばす」
    毎日同じシューズを使うと、ミッドソールやアウトソールの摩耗が早まります。特にASICS GlideRide Maxのような高クッションシューズは、連続使用でフォームが圧縮されやすいです。2~3足をローテーションすることで使用頻度が減り、寿命が延びる可能性があります。
  • 「怪我予防と身体のバランス維持」
    同じシューズばかり使うと、特定の筋肉や関節に負荷が集中し、シンスプリントや膝痛のリスクが高まります。ASICS GlideRide Maxは万能性に優れますが、異なる特性のシューズと組み合わせることで、走法が多様化し、負荷が分散されます。
  • 「トレーニングの目的に応じた最適化」
    トレーニングの種類に合わせてシューズを選ぶことで、パフォーマンスが向上します。ASICS GlideRide Maxは長距離ジョグや疲労抜きに最適ですが 、よりアグレッシブなスピード練習やレースにはカーボンプレート搭載シューズなどが適します。これにより、トレーニングの効率が上がり、目標達成が近づきます。
  • 「多様な筋肉強化と走法の向上」
    異なるシューズは異なる筋群を刺激し、走法を多様化します。ASICS GlideRide Maxのような快適性の高いシューズは足への負担を減らしますが、より地面を感じられるシューズは基礎的な筋力を強化し、総合的な走力の向上に繋がります。

履き分けの具体的な方法

効果的な履き分けには、トレーニングの目的とシューズの特性を考慮した計画が重要です。以下は、ASICS GlideRide Maxを軸にしたローテーション例です。

  • 「ジョグ・ロングラン・疲労抜き・ウルトラマラソン(キロ5分以上)」:ASICS GlideRide Max
    究極のクッション性と省エネ性能で、足への負担を最小限に抑え、快適なランニングをサポート。日々の長距離ジョグやリカバリーラン、ウルトラマラソンに最適です 。
  • 「スピード練習・テンポ走(キロ4分台前半〜後半)」:ASICS Superblast 2 や ASICS Magic Speedなど、より軽量で高反発なシューズを組み合わせることで、トレーニングの幅が広がります。
  • 「レース本番(自己ベスト更新狙い)」:ASICS Metaspeed Sky+ や Metaspeed Edge+など、最速級のカーボンプレート搭載レーシングシューズ
    ASICS GlideRide Maxで足作りをし、レース本番でこれらの最速級レーシングシューズを投入することで、最高のパフォーマンスを引き出せます。

「ローテーションのコツ」:週に2~3足を交互に使用し、少なくとも24時間はシューズを休ませる。これにより、湿気を逃がし、ミッドソールのフォームを回復させ、耐久性が向上します。ランナーコミュニティでは「月ごとにメインシューズを変えるとモチベーションも上がる」との声も。

おすすめの履き分けシューズ

  • 「スピード練習・テンポ走」:ASICS Superblast 2  や ASICS Magic Speed4(軽量性と高反発性)
  • 「レース本番」:ASICS Metaspeed Edge+(アシックス最速級レーシングシューズ)

ASICS GlideRide Maxを軸に、トレーニングの多様性と足の健康を考慮した履き分けを実践することで、ランニングのパフォーマンスと楽しさが向上します。

競合モデルとの徹底比較

比較項目 ASICS GlideRide Max ASICS Superblast 2 Hoka Bondi 9
価格 (税込) 17,600円 24,200円 (一部20,600円) 24,200円 (セール価格20,550円も )
重量 (メンズ27cm) 281g (ラボ) / 289g (公称) 250g / 247g 297g (メンズ28cm) / 263g (ウィメンズ25cm) (248gという情報も )
ミッドソール素材 FF BLAST MAX FF TURBO PLUS SCF EVA(スーパークリティカルフォーム)
カーボンプレート なし なし なし
ドロップ  6.0mm (公称) 8.0mm 5.0mm
ヒールスタックハイト  44.0mm (公称) 45.0mm 43mm (メンズ28cm) / 42mm (ウィメンズ25cm)
フォアフットスタックハイト  38.0mm (公称) 37.0mm 38mm (メンズ28cm) / 37mm (ウィメンズ25cm)
特徴的なテクノロジー GUIDESOLEテクノロジー トランポリン構造 (非カーボン) メタロッカー、3D成型の履き口、Active Foot Frame™
推奨プロネーションタイプ ニュートラル、アンダープロネーション ニュートラル、アンダープロネーション ニュートラル
推奨用途 長距離ランニング、LSD、疲労抜きジョグ、ウルトラマラソン、サブ4〜サブ3.5のレース 日常トレーニング、テンポアップ、ロング走、レース ロード、ジョギング、長距離ランニング
走行フィーリングの要約 沈み込む柔らかさ、省エネ、自然なピッチアップ 沈んで跳ねる反発性、軽量、汎用性、スピードに乗りやすい 究極のクッション性、お餅のような弾力性、やや硬めの剛性感
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ASICS Superblast 2 との比較

「ASICS Superblast 2」は、同じASICSの厚底シューズでありながら、「FF TURBO PLUS」を採用し、厚みがありながら軽量かつ反発性に優れた「スーパートレーナー」としての位置づけが明確です 。重量はGlideRide Maxよりもさらに軽量でありながら、より高いスタックハイト(45mm vs 44mm)を持つことが特徴です 。これは、Superblast 2が「厚底軽量」というトレンドをより強く追求しており、その軽量性が「テンポアップ」や「レース」でのパフォーマンスに直結することを示唆します。

対する「ASICS GlideRide Max」は、「FF BLAST MAX」を採用し、沈み込むが跳ね上げない柔らかいクッション性が特徴で 、体への負荷を少なくし、省エネで楽に走ることを目指しています 。価格もSuperblast 2が約7,000円高価であることからも 、両モデルが異なるセグメントを狙っていることが分かります。Superblast 2は「なんでもできる最強シューズ」「デイリートレーナーの究極形」と評される汎用性の高さが魅力ですが 、GlideRide Maxは「ロング走向け」「疲労抜き」といった、より特定のニーズに深く応える設計です 。

Hoka Bondi 9 との比較

「Hoka Bondi 9」は、HOKAの象徴的な最大級クッションシューズであり、GlideRide Maxとは異なるアプローチで快適性を追求しています。価格はGlideRide Maxの17,600円に対し 、Bondi 9は24,200円(税込)と高価格帯に位置します 。重量はメンズ28cmで297g、ウィメンズ25cmで263gと 、GlideRide Maxよりやや重い傾向にありますが、これは「最大級のクッション性」を追求した結果と言えます。

ミッドソールには新たに「SCF EVA(スーパークリティカルフォーム)」を採用し、軽量性、弾力性、ダイナミック性が向上し、信頼性の高い快適なクッション性を実現しています 。レビューでは「マシュマロ」というより「お餅」のような弾力性があり、やや硬めの印象という声もあります 。ドロップは5mmと低ドロップ設計であり 、GlideRide MaxのGUIDESOLEテクノロジーによる「転がる感覚」とは異なるアプローチで、クッション性を最大限に活かしつつスムーズな走行を実現しています。

結論として、ASICS GlideRide Maxは、優れた走行効率性、適度なクッション性、そして軽量性を手頃な価格で提供する、非常にバランスの取れたモデルです。ASICS Superblast 2はより高い反発性と汎用性を求めるランナーに、Hoka Bondi 9は究極のクッション性と独自の走行フィーリングを求めるランナーに適していると言えるでしょう。

「ASICS GlideRide Max」は、その特性から特定のランナータイプやランニングシーンにおいて最大のパフォーマンスを発揮します。

最適なランナータイプ

  • 「長距離ランニングやウルトラマラソンにおいて、脚への負担を最小限に抑え、疲労軽減を最優先したいランナー」:新素材FF BLAST MAXによる「雲のような柔らかさ」とGUIDESOLEテクノロジーが、長距離での快適性と省エネ性能を提供します 。
  • 「LSD(ロング・スロー・ディスタンス)や疲労抜きジョグなど、リラックスして快適に走りたいシーンで、省エネ性能を重視するランナー」:体への負荷が少なく、自然なピッチアップを促す走行感が特徴です 。
  • 「カーボンプレートの強い反発が苦手で、より自然な足運びと接地感を求めるランナー」:カーボンプレート非搭載でありながら、GUIDESOLEによる効率的な推進力を得られます 。
  • 「ASICSシューズのフィット感に慣れており、高機能なデイリートレーナーを手頃な価格で手に入れたいランナー」:17,600円(税込)という価格で、高いクッション性と走行効率性を実現しています 。

推奨されるペース帯

ASICS GlideRide Maxが最もパフォーマンスを発揮するのは、「日常のジョギングからテンポアップ走、ウルトラマラソン」といった幅広いペースです。特に、サブ4からサブ3.5あたりのペースでのランニングに最適とされています 。疲労の残り方も少なく、不自然な沈み込みもないため、長距離走行においても快適性が維持されます 。

使用を避けるべきランナーやシーン

  • 「極端に強い反発性や爆発的な推進力を求めるランナー」:カーボンプレート非搭載であり、FF BLAST MAXが「沈み込むが跳ね上げない柔らかさ」に重点を置いているため、Superblast 2のような「沈んで跳ねる」反発性とは異なります 。
  • 「従来のGlideRideの「コロン」とした明確な転がり感を強く求めるランナー」:ミッドソールの柔らかさが増したことで、従来の転がる感触が変化したと感じる可能性があります 。
  • 「足裏の特定の箇所に痛みを感じやすいランナー」:一部のユーザーから短距離でも足の指裏に痛みを感じたという報告があり 、足型との相性や新しいクッション特性への適応期間が必要な場合があるため、試着が推奨されます。

他のランナーの口コミ メリットデメリット

メリット

  • 新素材FF BLAST MAXによる「究極の柔らかさ」と「優れたエネルギーリターン」
  • GUIDESOLEテクノロジーによる高い「走行効率性」と「前方向への推進力」
  • 厚底ながらも軽量(約281g/289g)で、長距離での疲労軽減に貢献
  • 改良されたエンジニアードメッシュアッパーによる、快適なフィット感とホールド感
  • 日々のジョギングからウルトラマラソン、サブ4〜サブ3.5のレースまで対応する高い汎用性
  • 高機能ながら手頃な価格帯で、優れたコストパフォーマンス

デメリット

  • 従来のGlideRideシリーズ愛用者にとっては「転がる感触」が変化したと感じる可能性
  • 一部のユーザーで足裏の痛みを感じる場合があり、足型との相性を確認する必要がある
  • 履いた瞬間に「少し重い」と感じる場合がある (ボリューム感のため)
  • ワイドモデルのカラーバリエーションが少ないという要望がある

まとめ

ASICS GlideRide Max」は、その新開発の「FF BLAST MAX」ミッドソールによる究極のクッション性と省エネ性能、そしてGUIDESOLEテクノロジーによる高い走行効率性により、日々のランニングを最高に快適にしてくれる「頼れる相棒」として大きく進化しました。

  • 新素材FF BLAST MAXが、これまでのシリーズで最も「雲のような柔らかさ」と「沈み込む感覚」を提供し、ランナーの脚への負担を極限まで軽減します 。
  • GUIDESOLEテクノロジーによる自然な「転がる感覚」 は維持されつつも、よりスムーズな足運びを促し、少ないエネルギーで効率的に前に進めます 。
  • 厚底ながら約20gの軽量化も実現し 、長距離・LSD・疲労抜きジョグに特化しつつも、サブ4〜サブ3.5のレースにも対応できる高い汎用性 を持ち合わせています 。

ASICS GlideRide Maxは、レースでの記録更新を最優先するスピードシューズというよりは、日々のトレーニングや長距離ランにおいて、足への負担を軽減し、快適に走り続けたいと願う全てのランナーにとって、最高のパートナーとなるでしょう。特に、ロングランで脚への優しさを求める方、カーボンプレートが苦手な方、そして高機能なデイリートレーナーを手頃な価格で手に入れたい方には、自信を持っておすすめできる一足です 。

ぜひ店舗での試着やオンラインストアで、この革新的なシューズを体験し、あなたのランニングライフをアップグレードしましょう!

もくじ