日々のランニングで「これ一足で何でもこなしたい」「トレーニングからレースまで頼れるシューズが欲しい」そう思っていませんか?でも、数ある高機能シューズの中から、本当に自分に合う「万能な一足」を見つけるのは簡単ではありませんよね。
アディダスの厚底シューズは数多くありますが、その中でも「万能性」を追求し、多くのランナーから注目を集めているのが、最新作「アディダス アディゼロ ボストン 13」です。
「アディダス アディゼロ ボストン 13」は、前作からさらなる軽量化とミッドソールの改良を施し、その万能性が大きく進化しました。これまでのボストンシリーズが培ってきた信頼性を引き継ぎつつ、より幅広いランナーのニーズに応えるべく設計されています。
このレビューでは、「ボストン 13 サイズ感」、走行性能、「ボストン 13 耐久性」、ライバル比較まで徹底解説。軽量化されたボディに増量されたLightstrike Proフォーム、そしてグラスファイバー製ENERGYRODSがどのようにあなたの走りを変えるのか、具体的なユーザー体験を交えて紹介します。ASICS マジックスピード 4、ナイキ ズームフライ 6、アディダス アディゼロ エヴォ SLとの比較を通じて、あなたに最適なシューズかどうかを明らかにします。
- 軽量化とミッドソール改良により、万能性がさらに高まったオールラウンドモデル
- 重量は約255g(メンズ27.0cm)。Lightstrike ProフォームとLightstrike EVAの二層構造、グラスファイバー製ENERGYRODS搭載
- ヒール36.0mm / フォアフット30.0mm、ドロップ6.0mm
- テンポ走、ロング走、軽めのスピード練習、レースまで幅広い用途で真価を発揮
おすすめランナーは
- これ1足で多くのトレーニングをこなしたいランナー
- プレートシューズ初心者や、筋力に自信のないランナー
- サブ3.5前後の自己記録更新を目指すランナー
- 快適性と反発性のバランスを求めるランナー

[プロフィール]
- ラントク運営 じぇーぱぱ
- 中学、高校時代は100mを専門に活動
- 中学:全国大会出場 高校:東海大会出場
- 現在は市民ランナーとしてサブ3を目指して活動
- Xアカウント@runpapa06としても活動
アディダス アディゼロ ボストン 13 レビュー
まずは自分のサイズがあるか確認

アディダス アディゼロ ボストン 13 基本スペック

「アディダス アディゼロ ボストン 13」は、アディダス「アディゼロ」シリーズの最新作として、トレーニングからレースまで対応する高機能オールラウンドモデルです。そのバランスの取れた性能で幅広いランナーから注目を集めています。
以下に主要スペックをまとめました。
発売時期 | 2025年6月4日 |
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価格 | 18,700円(税込) |
重量 | 約255g (メンズ27.0cm) ※ウィメンズ24.5cmで213g |
ミッドソール | Lightstrike Proフォーム + Lightstrike EVA(二層構造) |
プレート | グラスファイバー製ENERGYRODS |
アッパー | エンジニアードメッシュ |
ドロップ | 6.0mm (ヒール36.0mm / 前足部30.0mm) |
前作からの進化ポイント
「アディダス アディゼロ ボストン 13」は、前作ボストン 12から大幅な進化を遂げています。最も注目すべきは、約15gの軽量化です。これは、ミッドソールのLightstrike Proフォームが14%増量されたにもかかわらず実現されており、アッパー素材の最適化やミッドソール全体の設計(フォームの密度調整や不要な部分の削減)によって達成されたものと考えられます。
ミッドソールは、アディダスのトップレベルのLightstrike ProフォームとLightstrike EVAの二層構造を採用。Lightstrike Proの増量により、クッション性と反発性が向上し、シューズ全体の「ランニングエコノミー」が高められています。これにより、ランナーはより効率的に走ることが可能です。
プレート技術には、カーボンプレートほど硬すぎず、しなりが出やすい[グラスファイバー製のENERGYRODS]を搭載。これにより、筋力に自信のないランナーやプレートシューズ初心者、女性ランナーにも扱いやすいマイルドな反発性を提供し、トレーニングシューズとしての汎用性を高めています。
アッパーにはエンジニアードメッシュが採用され、タンとヒール周りの改良により、厚みが増し、足入れ時の快適性と安定感が向上しました。前作で指摘されたアッパーの食い込みや踵の浮きが改善され、よりストレスフリーな履き心地を実現しています。
アディダス アディゼロ ボストン 13 性能とサイズ感
「ボストン 13 レビュー」として、その性能とフィット感を詳しく見ていきましょう。

クッション性と反発性のバランスが取れたミッドソール

ミッドソールは、Lightstrike ProフォームとLightstrike EVAの二層構造で、Lightstrike Proが14%増量されたことにより、バウンス感と反発性が向上しています。グラスファイバー製ENERGYRODSの採用により、高い反発性を持ちながらも、カーボンプレートほど硬すぎず、幅広いランナーがその恩恵を感じられる「マイルドな」推進力を提供します。これにより、ロング走から軽めのスピード練習まで、幅広いペースで快適な走行をサポートします。
通気性とサポート性を両立したアッパー

アッパーにはエンジニアードメッシュが採用されており、高い通気性を確保しつつ、必要な部分にはしっかりとしたサポート性を提供します。特にタンとヒール周りの改良により、足入れ時の快適性と安定感が向上。アキレス腱周辺の不快感が軽減され、より安心感のあるフィット感を実現しています。
高いグリップ力と耐久性のアウトソール

アウトソールには、Continental™ラバーと新開発のLighttraxionが採用されており、高いグリップ力と耐摩耗性を誇ります。特に舗装路で優れたトラクションを発揮し、雨の日でも安心して走れる安定感があります。
ボストン 13 サイズ感:多くの方にフィットする標準的な設計
「ボストン 13 サイズ感」は、多くのアディダスシューズと同様に標準的な設計ですが、アッパーの改良により足入れ時の快適性が向上しています。特にタンとヒール周りの厚みが増したことで、足がしっかりとホールドされる感覚を得られます。ヒールストライカーのランナーにとっては、踵の浮きが改善されている点も嬉しいポイントです。
ただし、ヒール部分が浅いと感じる意見も一部存在するため、可能であれば「実際に試し履きをして確認すること」をおすすめします。普段履いているアディダスシューズと同じサイズで問題ないケースが多いですが、ランニングソックスの厚みなどを考慮して選ぶと良いでしょう。
他メーカーとのサイズ感比較
ボストン 13のフィット感を、他メーカーの代表モデルと比較しました。
- 「ASICS(マジックスピード 4)」:マジックスピード 4は比較的レーシーなアッパーでしっかりとした包み込み感がありますが、ボストン 13はよりソフトな足当たりで快適性を重視しています。足幅が広いランナーには、ボストン 13のエンジニアードメッシュの柔軟性が快適に感じるかもしれません。
- 「ナイキ(ズームフライ 6)」:ズームフライ 6はアッパーが伸びやすい傾向があり、ホールド感に課題が指摘されることがあります。それに対し、ボストン 13はタンやヒール周りの改良により、より安定したフィット感を提供します。足がシューズの中でブレるのを防ぎたいランナーには、ボストン 13の方が安心感があるでしょう。
「試着のポイント」:アディダスはグローバルな足型を想定していますが、ボストン 13は日本人の足にも比較的フィットしやすいと言われています。それでも、メーカーやモデルによって同じサイズでもフィット感が大きく異なるため、必ず店舗で試着し、可能であれば少し歩いたり、軽く走ってみたりして、自身の足型に合うかを確認することをおすすめします。
アディダス アディゼロ ボストン 13 履いた感想
実走ベースで「アディダス アディゼロ ボストン 13 レビュー」をお届け。実際に履いたランナーのリアルな感想をメリットとデメリットと共にまとめました。
これ一足で日々のジョグからスピード練習まで!
まさに「頼れるオールラウンドパートナー」です
ランナーの声
- 「万能性とバランスの良さ」
「ボストン 13は、本当に万能だと感じました。ジョグで走っても足に優しく、テンポ走でペースを上げるとグラスファイバープレートが心地よく反発してくれます。これ一足でポイント練習もこなせるので、シューズの履き分けの手間が減りました。」
「デメリット」:「純粋なカーボンプレートシューズほどの爆発的な反発力はないため、フルマラソンの自己ベストを狙う本番レースでは、もう少し硬めのシューズを選ぶかもしれません。」 - 「軽量化と快適性」
「前作より軽くなったのが分かりました。アッパーの素材が柔らかくて、足への当たりがすごく良いです。特にタンとヒール周りが改善されたおかげか、フィット感が向上して、長時間のランニングでも快適に過ごせます。初めてのプレート入りシューズですが、しなりがあって扱いやすいです。」
「デメリット」:「ヒール部分が少し浅めに感じられる時があるので、気になる方は試し履きをおすすめします。」 - 「優れた耐久性」
「Lightstrike EVAとContinental™ラバーのおかげか、耐久性が非常に高いです。もう500km近く走っていますが、まだまだクッションのヘタりやアウトソールの摩耗を感じません。コスパが良いので、日々のトレーニングに安心して使えます。」
「デメリット」:「グラスファイバープレートが硬めに感じられ、ごくごくスローペース(キロ6分以上)のジョグだと、足が少し疲れる感覚があるかもしれません。」 - 「フォアフットの反応性」
「フォアフットの反応性が非常に良く、地面を掴む感覚がしっかりあります。特にキロ4分前半台のペースで走ると、ENERGYRODSのしなりが気持ちよく、前に進むのをサポートしてくれます。ヒールからミッドフット着地のランナーにも良いと思いますが、フォアフットでもしっかり使えると感じました。」
「デメリット」:「特別な欠点は感じませんが、強いて言えば、より高い反発を求めるなら他の選択肢も検討する必要があるという点です。」
幅広いペースに対応するバランスの取れた走行感
「ボストン 13」は、「速さと長さの両方に対応」する万能型シューズと評されています。Lightstrike Proの増量とグラスファイバー製ENERGYRODSの組み合わせにより、ジョグの快適性から、ある程度のスピードを出した際の心地よい反発性まで、幅広い走行感を提供します。特にキロ4分台のペースで最もその良さを感じられ、サブ3.5前後のランナーが日々の高度な練習やレースで使用するのに十分な性能を持つとされています。
デイリーユースからレースまでカバーする万能性
ボストン 13は、単に様々なペースに対応するだけでなく、ランナーが複数の専門シューズを持つ煩わしさを解消し、経済的な負担も軽減するという、より深いレベルでの「万能性」を追求しています。これ1足で、普段のジョグ、ロング走、テンポ走、さらには軽めのスピード練習までカバーできるため、トレーニングをシンプルにしたいランナーにとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
アディダス アディゼロ ボストン 13 耐久性
「ボストン 13 耐久性」は、Lightstrike EVAミッドソールとLighttraxionアウトソールの採用により、高い耐久性が期待されます。平均的な寿命は640km(4〜6ヶ月)とされており、これは他のレーシングシューズや一部のトレーニングシューズと比較しても長い部類に入ると考えられます。
アディダスシューズのContinental™ラバーは、優れたグリップ力だけでなく、高い耐摩耗性でも定評があります。これにより、アウトソールの摩耗を気にせず、長期間にわたってシューズの性能を維持できるでしょう。ランナーの走行スタイルや体重、路面状況によって耐久性の感じ方には個人差がありますが、総合的に見て、アディダス ボストン 13は優れた耐久性を持つデイリートレーナーとして信頼できます。
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履き分けの重要性
ランニングシューズの履き分けは、シューズの寿命を延ばし、怪我を予防し、トレーニングの質を高めるために欠かせません。「アディダス アディゼロ ボストン 13」は非常に万能なシューズですが、その特性を最大限に活かし、さらにパフォーマンスを高めるためには、他のシューズとの履き分けも有効です。
履き分けの科学的根拠
複数のランニングシューズをローテーションすることで、怪我のリスクが39%低下する可能性があると研究で示されています。異なるシューズの構造(ドロップ、クッション性、ソールの形状)が足や関節への負荷を分散し、筋肉のバランスを整えるためです。また、シューズを休ませることでミッドソールのフォームが回復し、耐久性が向上します。
履き分けの4つのメリット
- 「シューズの寿命を延ばす」
毎日同じシューズを使うと、ミッドソールやアウトソールの摩耗が早まります。ボストン 13のようなクッション性の高いシューズは、連続使用でフォームが圧縮されやすいです。2~3足をローテーションすることで使用頻度が減り、寿命が約1.5倍になることも。 - 「怪我予防と身体のバランス維持」
同じシューズばかり使うと、特定の筋肉や関節に負荷が集中し、シンスプリントや膝痛のリスクが高まります。ボストン 13(6.0mmドロップ)はバランスに優れますが、異なるドロップやクッション性のシューズと組み合わせることで、走法が多様化し、負荷が分散されます。 - 「トレーニングの目的に応じた最適化」
トレーニングの種類に合わせてシューズを選ぶことで、パフォーマンスが向上します。ボストン 13は万能ですが、より特化したスピード練習やレースには、専用のレーシングシューズが適します。これにより、トレーニングの効率が上がり、目標達成が近づきます。
- 「多様な筋肉強化と走法の向上」
異なるシューズは異なる筋群を刺激し、走法を多様化します。ボストン 13のグラスファイバープレートはマイルドな反発性を提供しますが、より地面を感じられるシューズや、より硬質なカーボンプレートシューズを併用することで、足全体の筋力強化や多様な走法の習得に繋がります。
履き分けの具体的な方法
効果的な履き分けには、トレーニングの目的とシューズの特性を考慮した計画が重要です。以下は、ボストン 13を軸にしたローテーション例です。
- 「ジョグ・ロングラン・テンポ走(キロ4分台〜6分台)」:アディダス アディゼロ ボストン 13
軽量化とクッション性、マイルドな反発力で、日々の幅広いトレーニングを快適にサポート。 - 「高強度スピード練習(インターバル、LT走)」:アディダス アディゼロ ジャパン 9 や アディゼロ エヴォ SL
より軽量で反発性の高いシューズを組み合わせることで、高強度トレーニングの質を高めます。 - 「レース本番(自己ベスト更新狙い)」:アディダス アディゼロ アディオス プロ 4 や アディゼロ プライム X 2 ストラング
ボストン 13でトレーニングを積み、レース本番でこれらの最速級レーシングシューズを投入することで、最高のパフォーマンスを引き出せます。
「ローテーションのコツ」:週に2~3足を交互に使用し、少なくとも24時間はシューズを休ませる。これにより、湿気を逃がし、ミッドソールのフォームを回復させ、耐久性が向上します。ランナーコミュニティでは「月ごとにメインシューズを変えるとモチベーションも上がる」との声も。
おすすめの履き分けシューズ
- 「高強度スピード練習」:アディダス アディゼロ ジャパン 9(より軽量でキレのある走り)
- 「レース本番(長距離)」:アディダス アディゼロ アディオス プロ 4(アディダス最速級のレーシングシューズ)
- 「日常のジョグ・リカバリー」:アディダス ウルトラブースト ライト(さらなるクッション性と快適性)
ボストン 13を軸に、トレーニングの多様性と足の健康を考慮した履き分けを実践することで、ランニングのパフォーマンスと楽しさが向上します。
ライバルシューズとの徹底比較

「アディダス アディゼロ ボストン 13」は、その性能から多くのライバルシューズと比較されます。特に同じ価格帯で競合する「ASICS マジックスピード 4」、「ナイキ ズームフライ 6」、そして同じアディダスのアドバンスドモデルである「アディダス アディゼロ エヴォ SL」との違いを明確にすることで、あなたに最適な一足を見つける手助けをします。
アシックス マジックスピード 4との比較
「ASICS マジックスピード 4」は、FF TURBOとカーボンプレートの組み合わせにより、高い反発性と推進力を持ち、特にスピード練習やレースでその真価を発揮します。メタスピードシリーズの技術を継承しつつ、トレーニングに耐えうる耐久性も兼ね備えている点が評価されます。
「ボストン 13」がグラスファイバープレートによる「マイルドな」反発性で万能性を追求するのに対し、「マジックスピード 4」はより硬質なカーボンプレートによるダイレクトな反発で、レースに近い感覚のトレーニングを可能にします。どちらもポイント練習やレースで活躍しますが、よりアグレッシブな反発を求めるならマジックスピード 4、幅広いペースでの快適な汎用性を求めるならボストン 13がおすすめです。
ナイキ ズームフライ 6との比較
「ナイキ ズームフライ 6」は、大幅な軽量化と増量されたZoomXフォーム、カーボンプレートにより、高い反発力と推進力を提供し、よりレーシング志向の走りを実現します。「沈み込んで跳ね返る」分かりやすいクッション感が魅力です。ボストン 13が「万能性」を追求するのとは対照的に、ズームフライ 6は「速さ」に特化しており、スーパーシューズへの「橋渡し」としての役割を明確にしています。
「ボストン 13」は安定性と快適性を両立した「万能デイリートレーナー」として、日々の多様なトレーニングに対応します。一方、「ズームフライ 6」は特定のペース(キロ4分〜5分台)での爆発的な推進力を求めるランナーに最適ですが、フィット感の課題や低速時の不安定さには注意が必要です。
アディダス アディゼロ エヴォ SLとの比較
「アディダス アディゼロ エヴォ SL」は、圧倒的な軽量性(メンズ28cmで235g)が最大の魅力であり、Lightstrike Proフォームによる高反発で、自然なスピードアップを促します。プレートは搭載されていませんが、その軽さからジョグからスピード練習、ハーフマラソンまで対応可能な汎用性の高さも持ち合わせています。
「ボストン 13」はグラスファイバー製ENERGYRODSによるサポート感と耐久性を持つ「万能デイリートレーナー」として、多くのトレーニングをこなしたいランナー向けです。対して「エヴォ SL」は、軽さを最優先し、より素足感覚に近い、軽快な走りを求めるランナーに最適です。日々のランニングに「スピード感」を加えたい場合はエヴォ SL、バランスの取れた安定感と反発力を求めるならボストン 13が選択肢となるでしょう。
アディダス アディゼロ ボストン 13はこんなランナーにおすすめ!
「アディダス アディゼロ ボストン 13」は、その特性から特定のランナータイプやランニングシーンにおいて最適なパフォーマンスを発揮します。
最適なランナータイプ
- 「これ1足でジョグからスピード練習、レースまでこなしたいランナー」:高い万能性で、複数のシューズを使い分ける手間を省きたい方に最適です。
- 「プレートシューズ初心者や、筋力に自信のないランナー」:グラスファイバー製ENERGYRODSのマイルドな反発性が、カーボンプレートよりも扱いやすく、プレートの恩恵を感じやすいでしょう。
- 「サブ3.5前後の自己記録更新を目指すランナー」:日々の高度な練習からレース本番まで、十分な性能を発揮します。
- 「快適性と反発性のバランスを重視するランナー」:クッション性と推進力の両立を求める方にぴったりです。
- 「ヒールからミッドフット着地がメインのランナー」:このシューズの設計と相性が良く、スムーズな足運びをサポートします。
推奨されるペース帯
ボストン 13が最もパフォーマンスを発揮するのは、「キロ4分台〜6分台の幅広いペース」です。ジョグでは心地よいクッション性を、テンポ走や軽めのスピード練習ではグラスファイバープレートによる推進力を感じられます。特に、ある程度のスピードを出すことでシューズの良さがより明確に感じられるという意見も存在します。
使用を避けるべきランナーやシーン
- 「純粋なカーボンプレートシューズのような爆発的な反発力を求めるランナー」:よりアグレッシブなレースペースを目指す場合は、アディオス プロシリーズなどを検討すると良いでしょう。
- 「スローペース(キロ6分半以上)でのジョグがメインのランナー」:グラスファイバープレートがやや硬めに感じられ、シューズの恩恵を最大限に感じにくい可能性があります。
- 「ヒール部分の浅さを非常に気にするランナー」:一部でこの点が指摘されているため、試着で確認することをおすすめします。
他のランナーの口コミ メリットデメリット
メリット
- 軽量化とクッション性のバランスが良く、幅広いペースに対応する万能性
- グラスファイバー製ENERGYRODSによる、扱いやすいマイルドな反発性
- アッパーの改良により、快適なフィット感と安定性が向上
- Lightstrike EVAミッドソールとLighttraxionアウトソールによる高い耐久性
- 価格対性能のバランスが非常に優れている
- 舗装路での優れたグリップ力
デメリット
- 純粋なカーボンプレートシューズと比較すると、爆発的な反発力には劣る
- グラスファイバープレートが硬めに感じられ、スローペースでの走行には不向きな可能性
- 一部のランナーからヒール部分の浅さが指摘されることがある
- ハイエンドトレーナーとしてはやや重めに感じられる可能性
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まとめ

「アディダス アディゼロ ボストン 13」は、軽量化とミッドソールの改良により、真の「万能型デイリートレーナー」としての地位を確立しました。
- 約15gの軽量化を実現し、さらに軽快な走りをサポート。
- 増量されたLightstrike Proフォームとグラスファイバー製ENERGYRODSが、クッション性とマイルドな反発性を提供。
- 改良されたアッパーと安定性の高いアウトソールで、快適性と信頼性が向上。
ボストン 13は、これ1足で日々のジョグからテンポ走、ロング走、そして軽めのスピード練習までカバーできるため、シューズの数を絞り、トレーニングをシンプルにしたいランナーにとって最高のパートナーとなるでしょう。
特に、プレートシューズ初心者の方や、快適性と反発性のバランスを重視したい方には、自信を持っておすすめできる一足です。
ぜひ店舗での試着やオンラインストアで、この革新的なシューズを体験し、あなたのランニングライフをアップグレードしましょう!