短距離選手にもおすすめ⁉アディゼロジャパン9レビュー

「爆発的なスタートを切りたい」「トラックでスピードを研ぎ澄ませたい」そう思っていませんか?100m走の加速練習、走り幅跳びの助走、日々の短距離トレーニングに最適な「最高の相棒」を見つけるのは難しいですよね。

アディダスの「アディゼロ」シリーズは速さを追求するコンセプトで多くのランナーから支持されていますが、中でも最新作「アディダス アディゼロ ジャパン 9」は、薄底高反発のコンセプトをさらに進化させ、ランナー自身の足で加速する感覚を研ぎ澄ませることを目指しています。

前作からさらなる軽量化とアッパーの改良を施し、その走行性能とフィット感が大きく進化。ジャパンシリーズが培ったスピード性能を継承しつつ、短距離トレーニングやレースでの爆発的な走りにも対応する設計です。

このレビューでは、「アディゼロ ジャパン 9 サイズ感」、走行性能、「耐久性」、ライバル比較まで徹底解説。衝撃的な軽さ、Lightstrike Proフォーム、ナイロン製ドッグボーンがあなたの短距離走をどう変えるのか、具体的なユーザー体験を交えてご紹介します。ナイキ エア ズーム ライバルフライ 4、ASICS エボライドスピード 2との比較を通じて、あなたに最適なスピードシューズかどうかを明らかにします。

アディダス アディゼロ ジャパン 9はこんなシューズ
  • 「薄底&高反発」で、100m走や走り幅跳びなどの「加速する感覚」を研ぎ澄ませるトレーニングシューズ
  • 重量約177g(ユーザー報告)。フルレングスのLightstrike Proミッドソール、ナイロン製ドッグボーン搭載
  • トラック練習、短距離ロードレース、スピードインターバルなどに対応する汎用性
おすすめランナーは
  • 地面との一体感を重視し、自身の足で「加速」と「コントロール」を極めたい短距離ランナー
  • 100m走、走り幅跳び、短距離ロードレース(5km、10km)などのトレーニングやレースで自己記録更新を目指すランナー
  • スピードトレーニングの質を高めたいランナー
  • 軽量性と爆発的な反発性を求めるランナー
この記事を書いた人

[プロフィール]

  • ラントク運営 じぇーぱぱ
  • 中学、高校時代は100mを専門に活動
  • 中学:全国大会出場  高校:東海大会出場
  • 現在は市民ランナーとしてサブ3を目指して活動
  • Xアカウント@runpapa06としても活動
もくじ

アディダス アディゼロ ジャパン 9 レビュー

まずは自分のサイズがあるか確認

アディダス アディゼロ ジャパン 9 基本スペック

「アディダス アディゼロ ジャパン 9」は、100m走や走り幅跳びなど、短距離走の「加速する感覚」を求めるランナーのために設計された、薄底&高反発のスピードシューズです。トラックでの練習から短距離ロードレースまで対応します。

主要スペックは以下の通りです。

価格 17,600円(税込)
重量 約177g(ユーザー報告、サイズ不明)
ミッドソール フルレングスLightstrike Pro
プレート ナイロン製「ドッグボーン」(中足部)
アッパー 軽量で伸縮性のある「ライトロック」
ドロップ 非公開

前作からの進化ポイント

「アディダス アディゼロ ジャパン 9」は、前作ジャパン 8から大きく進化しました。「前作よりも軽くて最高のシューズになった」「前作とは別物」との声も聞かれる通り、特に軽量化と快適性の向上が顕著です。

アッパーは、シューレース周りのデザイン変更とシュータンの短縮で、足への圧迫を軽減。短距離走での高速走行時も、ホールド感を保ちつつ快適性を高めています。

ミッドソールは、ジャパン 8の三又ENERGYロッドから、フルレングスLightstrike Proに変更。反発性はわずかに抑えられたものの、アッパーの快適性向上と相まって、より自然でスムーズな重心移動を実現し、短距離でのキレのある走りをサポートします。

かかととアウトソールも改良。ジャパン 8のせり出したかかと形状から、丸みを帯びた巻き上げ形状に変更され、かかとの抜け感が改善。アウトソールは前足部、特に拇指から第二趾部が強化され、短距離走での強力な蹴り出しを意識した設計です。

アディダス アディゼロ ジャパン 9 性能とサイズ感

「アディゼロ ジャパン 9 レビュー」として、その性能とフィット感を詳しく見ていきましょう。

画像引用:アディゼロジャパン9

「高反発」と「地面との一体感」を両立したミッドソール

画像引用:アディゼロジャパン9

ミッドソールは、フルレングスの「Lightstrike Proフォーム」を搭載。軽量でありながら高い反発性を提供します。「ナイロン製ドッグボーン」が中足部に配置され、より自然でスムーズな体重移動を実現し、ランナー自身の足で地面をコントロールする感覚を研ぎ澄ませます。短距離での軽快な加速と、爆発的な蹴り出しをサポートします。

軽量性と安定性を両立したアッパー

画像引用:アディゼロジャパン9

アッパーには軽量で伸縮性に優れた「ライトロック」素材とロッキングバンドを採用。高速走行時でも足に吸い付くような高いフィット感と安定した履き心地を提供します。シューレース周りやシュータンの改良で、足への圧迫が軽減され、短距離走でのブレのない快適なフィット感を実現しました。

高いグリップ力と軽量性のアウトソール

画像引用:アディゼロジャパン9

アウトソールには、高いグリップ力と軽量性を両立した「LIGHTTRAXION(ライトトラクション)」を搭載。短距離走での爆発的なスタートや急加速時にも、様々な路面状況下で安定した接地感と強力な蹴り出しを実現し、ランナーが安心してスピードを出すことができます。特に前足部が強化されており、短距離走での推進力を最大限に引き出す設計です。

アディゼロ ジャパン 9 サイズ感:前作より改善されたフィット感

「アディゼロ ジャパン 9 サイズ感」は、前作からの改良でフィットしやすくなっています。特にかかとの抜け感が改善され、サイズ選びの感覚も変わったとの声があります。短距離走では、足とシューズの一体感が非常に重要です。普段のアディダスシューズのサイズを参考にしつつ、可能であれば「実際に試し履きをして確認すること」をおすすめします。

他メーカーとのサイズ感比較

アディゼロ ジャパン 9のフィット感を、他メーカーの代表モデルと比較しました。

  • ナイキ(エア ズーム ライバルフライ 4)」:ライバルフライ 4は足幅がやや狭く、ハーフサイズアップを検討する価値があるかもしれません。ジャパン 9は吸い付くようなフィット感と安定性を重視しており、短距離走でのブレの少ないホールド感を求めるランナーに適しています。
  • ASICS(エボライドスピード 2)」:エボライドスピード 2はつま先部分に少しゆとりがありますが、通常サイズ通りで問題ないという声が多いです。ジャパン 9はより一体感を重視したフィット感のため、短距離走での最適なパフォーマンスには試着での確認がおすすめです。

「試着のポイント」:アディダスはグローバルな足型を想定していますが、アディゼロ ジャパン 9は日本人の足にも比較的フィットしやすいと言われています。それでも、メーカーやモデルによってフィット感が異なるため、必ず店舗で試着し、可能であれば少し歩いたり、軽く走ってみたりして、自身の足型に合うかを確認することをおすすめします。

アディダス アディゼロ ジャパン 9 履いた感想

実走ベースで「アディダス アディゼロ ジャパン 9 レビュー」をお届け。まさに「加速する感覚を足で掴む」スピードパートナー!

ランナーの声

  • 「前作より軽くて最高のシューズに」
    「前作よりも軽くなり快適。短距離のすり足スタートはアウトソールが剥がれやすいので非推奨ですが、長距離までおすすめです。」
  • 「速く走れることがこんなに楽しいなんて!」
    「軽量であることの快適さを思い知らされました。とても気持ちよく走れるので、より一層ランニングが好きになりました。」
  • 「自分の足で走ってる感じ」
    「軽いです。地面と足が近く、コントロールしてる感じがあります。ああ、自分の足で走ってる感じ。すごく軽くて良かったです。設置感があり、履きやすかった。本当に自分で走ってるみたいで、シューズと一体化してる感じです。」
  • 「最高のシューズ」
    「前作とは別物と考えた方がいいです。かなり軽量化されていて、軽くジョグするだけでも軽さの違いがわかるはず。私の場合、前作は踵の抜け感から25.5cmでしたが、今作は改善され26.5cmに。参考にしてください。」

地面との一体感を重視した走行感

「アディダス アディゼロ ジャパン 9」は、薄底高反発の設計により、地面との一体感を強く感じられるのが特徴。「自分の足で走ってる感じ」「設置感がある」といった声からも分かるように、シューズに頼らず、ランナー自身の足の感覚を研ぎ澄ませる設計です。短距離走での素早い接地から爆発的な蹴り出しまで、Lightstrike Proミッドソールとナイロン製ドッグボーンが軽快な加速とスムーズな重心移動をサポートし、ランナーが自ら加速する感覚を味わえるでしょう。

短距離トレーニングからロードレースまで対応する汎用性

アディゼロ ジャパン 9は、そのスピード性能を活かし、トラックでの短距離インターバル走やレペティション、そして短距離ロードレース(5km、10km)など、幅広い用途に対応します。軽量性と快適性向上により、キレのある走りを追求するスピードトレーニングや、ロードでの自己ベスト更新を目指すレースでそのポテンシャルを発揮します。

アディダス アディゼロ ジャパン 9 耐久性

アディダス アディゼロ ジャパン 9の耐久性は、全体的には高い評価ですが、特定の条件下では注意が必要です。「最高のシューズ」という声がある一方で、「少し壊れるのが早かった」という意見も聞かれます。特に「短距離のすり足スタートをするとアウトソールがすぐ剥がれてくる」という具体的な指摘があり、このシューズの設計が短距離特有の強い摩擦やねじれには不向きな場合があることを示唆しています。

これは、薄底かつ超軽量化を追求した結果ですが、中〜長距離のスピードトレーニングやロードレースでの使用においては性能を長く維持できると期待されます。ランナーの走行スタイルや使用頻度、路面状況によって耐久性の感じ方には個人差がありますが、特性を理解した上で使用することで、トレーニングやレースにおいて信頼できるパートナーとなるでしょう。

履き分けの重要性

ランニングシューズの履き分けは、シューズの寿命を延ばし、怪我を予防し、トレーニングの質を高めるために不可欠です。アディダス アディゼロ ジャパン 9は優れたスピードシューズですが、その特性を最大限に活かすには、他のシューズとの履き分けも有効です。

履き分けの科学的根拠

複数のランニングシューズをローテーションすることで、怪我のリスクが低下する可能性があると研究で示されています。異なるシューズの構造が足や関節への負荷を分散し、筋肉のバランスを整えるためです。また、シューズを休ませることでミッドソールのフォームが回復し、耐久性も向上します。

履き分けの3つのメリット

  • 「シューズの寿命を延ばす」
    毎日同じシューズを使うと、ミッドソールやアウトソールの摩耗が早まります。ジャパン 9のようなスピードシューズは特に高負荷なトレーニングでフォームが圧縮されやすいので、複数足をローテーションすることで寿命が延びます。
  • 「怪我予防と身体のバランス維持」
    同じシューズばかりでは特定の筋肉や関節に負荷が集中し、怪我のリスクが高まります。異なるドロップやクッション性のシューズと組み合わせることで、走法が多様化し、負荷が分散されます。
  • 「トレーニングの目的に応じた最適化」
    トレーニングの種類に合わせてシューズを選ぶことで、パフォーマンスが向上します。ジャパン 9はスピード練習やレースに適していますが、ジョギングやリカバリーランにはクッション性の高いシューズが適しています。

履き分けの具体的な方法

効果的な履き分けには、トレーニングの目的とシューズの特性を考慮した計画が重要です。以下は、アディゼロ ジャパン 9を軸にしたローテーション例です。

  • 「トラックでのスピード練習・短距離ロードレース(5km、10km)」:アディダス アディゼロ ジャパン 9
    軽量性、高反発、地面との一体感で、質の高いスピードトレーニングやレースでの自己ベスト更新をサポート。
  • 「純粋なトラック短距離(100m~400m)レース」:アディダス スパイク(例:アディゼロ プライム SP 3)
    ジャパン 9でスピード持久力を養い、レース本番で専用スパイクを投入することで、最高のパフォーマンスを引き出せます。
  • 「日常のジョグ・リカバリー」:アディダス ウルトラブースト ライト など
    さらなるクッション性と快適性を持つシューズを組み合わせることで、足への負担を軽減し、疲労回復を促します。

「ローテーションのコツ」:週に2~3足を交互に使用し、少なくとも24時間はシューズを休ませる。これにより、湿気を逃がし、ミッドソールのフォームを回復させ、耐久性が向上します。

ライバルシューズとの徹底比較

画像引用:アディゼロジャパン9

「アディダス アディゼロ ジャパン 9」は、多くのライバルスピードシューズと比較されます。ここでは、特に「ナイキ エア ズーム ライバルフライ 4」と「ASICS エボライドスピード 2」との違いを明確にすることで、あなたに最適な一足を見つける手助けをします。

ナイキ エア ズーム ライバルフライ 4との比較

「ナイキ エア ズーム ライバルフライ 4」は、Air ZoomユニットとCushlon 3.0フォームで、バランスの取れたクッション性と反発力を提供。カーボンプレートなしでも、足中央部のプラスチックパーツが素早い体重移動をサポートし、日常のペースアップ練習に最適な軽快なスピード感を実現します。最大の魅力は、9,990円という手頃な価格と、その価格からは想像できないほどの高いコストパフォーマンスです。

一方、「アディダス アディゼロ ジャパン 9」は、約177gという驚異的な軽さと、フルレングスLightstrike Proミッドソールによる薄底高反発が特徴。地面との一体感を重視し、ランナー自身の足で加速する感覚を研ぎ澄ませたい短距離ランナーに最適です。

ライバルフライ 4が日常の幅広いトレーニングに対応する「万能デイリートレーナー」としての側面が強いのに対し、ジャパン 9はより専門的な短距離スピード練習やレースでのパフォーマンスを追求する「レーシング志向」のシューズと言えるでしょう。

ASICS エボライドスピード 2との比較

「ASICS エボライドスピード 2」は、適度なクッション性と前への推進力を兼ね備えた軽量モデル。FF BLASTミッドソールが優れた反発性を発揮しつつ、カーボンプレートは非搭載のため、自分の足で進める感覚を重視するランナーに適しています。ロッカーソール構造により、スムーズな体重移動をアシストし、テンポアップに最適な軽快な走りを実現。価格も比較的リーズナブルで、日々のトレーニングから短距離ロードレースまで幅広く活躍します。

対して「アディダス アディゼロ ジャパン 9」は、約177gというさらなる軽量性と、Lightstrike Proによる高反発、そしてナイロン製ドッグボーン(中足部)による地面との一体感を追求しています。エボライドスピード 2が「自分の足で進める感覚」を保ちつつ適度なアシストを提供するのに対し、ジャパン 9はよりダイレクトな反発と、ランナー自身の足で地面をコントロールする感覚を研ぎ澄ませることに特化しています。

よりクッション性と汎用性を求めるならエボライドスピード 2、よりレーシーな一体感と高反発を求めるならアディゼロ ジャパン 9が選択肢となるでしょう。

「アディダス アディゼロ ジャパン 9」は、その特性から特定のランナータイプやランニングシーンにおいて最適なパフォーマンスを発揮します。

最適なランナータイプ

  • 「地面との一体感を重視し、自身の足でコントロールして加速したい短距離ランナー」:薄底高反発の特性を活かし、足の感覚を研ぎ澄ませたい方に最適です。
  • 「100m走、走り幅跳びなどのトレーニングや、トラックでのスピード練習、短距離ロードレース(5km、10km)で自己記録更新を目指すランナー」:軽量性とスピード性能が、これらのシーンで真価を発揮します。
  • 「スピードトレーニングの質を高めたいランナー」:足の筋力やフォームを意識した質の高いトレーニングに適しています。
  • 「軽量性と爆発的な反発のバランスを求めるランナー」:過度な厚底や硬質なプレートに頼らず、軽快な走りを求める方にぴったりです。

推奨されるペース帯

アディゼロ ジャパン 9が最もパフォーマンスを発揮するのは、短距離でのインターバル走、レペティション、テンポ走、そしてレースペースでの走行です。ある程度のスピードを出すことで、シューズの軽さや反発性、地面との一体感をより明確に感じられるでしょう。

使用を避けるべきランナーやシーン

  • 「スパイクを履くような純粋な短距離レースのスタート(クラウチングスタート等)を頻繁に行うランナー」:アウトソールが剥がれやすいという指摘があるため、注意が必要です。
  • 「極端なスローペース(キロ6分半以上)でのジョグがメインのランナー」:薄底設計のため、シューズの恩恵を最大限に感じにくい可能性があります。よりクッション性の高いシューズが適しています。

他のランナーの口コミ メリットデメリット

メリット

  • 衝撃的な軽さで、短距離での加速をサポート。
  • Lightstrike Proによる高反発と、地面との一体感。
  • アッパーの改良により、快適なフィット感と安定性が向上。
  • トラックでのスピード練習や短距離ロードレースに対応する汎用性。
  • 高いグリップ力と軽量性のアウトソール。

デメリット

  • 短距離でのすり足スタート時にアウトソールが剥がれやすいという指摘がある。
  • 極端なスローペースでの走行には不向きな可能性。
  • 一部のユーザーからは、前作より厚みを感じ、純粋な短距離(100mなど)には不向きという声も。

まとめ

アディダス アディゼロ ジャパン 9」は、軽量化とアッパー・ミッドソールの改良により、真の「薄底高反発スピードシューズ」としての地位を確立しました。

  • 約177gの衝撃的な軽量化で、短距離での軽快な走りをサポート。
  • フルレングスLightstrike Proフォームとナイロン製ドッグボーンが、高反発と地面との一体感を提供。
  • 改良されたアッパーと安定性の高いアウトソールで、短距離走での快適性と信頼性が向上。

アディゼロ ジャパン 9は、ランナー自身の足で加速する感覚を重視し、トラックでのスピード練習、短距離ロードレースで最高のパフォーマンスを引き出したいランナーにとって、**最高のパートナーとなる**でしょう。特に、地面との一体感を好むランナーや、軽量で高反発なシューズを求める方には、自信を持っておすすめできる一足です。

ぜひ店舗での試着やオンラインストアで、この革新的なシューズを体験し、あなたのランニングライフをアップグレードしましょう!

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