ミズノの軽量レーシングシューズ「ハイパーワープ ピュア2(MIZUNO HYPERWARP PURE 2)」。先に答えると、発売日は2026年11月6日、値段は35,200円(税込)、重さは27.0cmで約135gです。前作よりソールが3.5mm厚くなったのに、約2g軽くなりました。国内では発表の場での短い試走の感想だけで、距離を走った報告はまだないため、公式の情報と先行して試走した人の声をもとに、サイズ感、エリート2との選び方、耐久性、ライバルとの比べ方までまとめます。
Review
片足約135gの軽さと延びたカーボンで、
ピッチを刻んで押し切るミズノの勝負靴。
特におすすめなランナー
- フルマラソンでサブ3を狙う人
- ピッチを回して走る人
- 前足部〜足の中ほどで着地する人
まずは結論とスペックから
このシューズがどんな一足なのか、評価と基本データを先に押さえます。
こんな疑問を解消します
MIZUNO HYPERWARP PURE 2 基本スペック
HYPERWARP PURE 2は、上下ともENERZY XP+のミッドソールに、3D形状のカーボンプレートを挟んだ軽量のレーシングシューズです。2026年11月6日に発売されます。ミズノはフルマラソン3時間以内を目指すエリートランナー向けとし、フル・ハーフから短い距離のレースまでを推奨のシーンにしています。
| 価格 | 35,200円(税込) |
|---|---|
| 重量(メンズ) | 約135g(27.0cm片方/公式) |
| ミッドソール | MIZUNO ENERZY XP+(上下とも)+ 3D形状のカーボンプレート |
| アッパー | TPEEウーブン(透け感のある織物)。インソールなし |
| スタック / ドロップ | ヒール38.0mm / フォア35.0mm(前後差3mm) |
| アウトソール | 合成底(軽量でグリップ重視) |
前作 HYPERWARP PURE からの進化
結論として、HYPERWARP PURE 2で一番変わったのは、厚くなったのに軽くなったことです。ミズノの発表では、ソールは前作より前後とも3.5mm厚くなり(かかと34.5→38.0mm)、重さは約137gから約135gへ約2g軽くなりました。ミッドソールはENERZY XPより軽い「ENERZY XP+」に替わり、カーボンプレートは前足部のつま先方向に8mm延びています。前後差は3mmのまま、価格も35,200円で変わりません。
背景には、前作に対するエリートランナーの「もっと反発力がほしい」という声があったと、ミズノの担当者は話しています。先に履いた人の声では、前作の硬く扱いにくい感じから、柔らかく弾む走りに変わったという評価です。実業団選手は、プレートが長いので反発が強くてもシューズが暴れないと話しています。国内の発表の場で試走したライターも、足を入れた段階で厚底感が増し、走っていて軽く、蹴り出しまでシューズに乗っている感覚があったと書いています。一方で、かかとが柔らかすぎて底づきしそうになるという指摘もあります。
発売日・値段・どこで買える?
先に答えると、2026年11月6日発売、価格は35,200円(税込)です。売っているのはミズノ公式オンライン・ミズノ直営店・一部のミズノランニング品取扱店で、公式オンラインでは予約を受け付けています。
| 発売日 | 2026年11月6日(公式オンラインの予約分は11月上旬から順に発送) |
|---|---|
| 価格 | 35,200円(税込)。前作ピュアと同じ価格 |
| 売っている場所 | ミズノ公式オンライン、ミズノ直営店、一部のミズノランニング品取扱店 |
| 試し履き | MIZUNO TOKYO とミズノオオサカ茶屋町に、各サイズの試し履き用シューズあり |
| カラー | ホワイト×ブラック×ライムグリーンの1色 |
| サイズ | 23.0〜29.0cm・30.0cm(男女兼用) |
取扱店が限られるので、試し履きしたい人は、MIZUNO TOKYOかミズノオオサカ茶屋町に行けるかを先に確かめてください。
ピュア2とエリート2、どっちを選ぶ?
同じ日に発売されるのが、兄弟モデルの「ハイパーワープ エリート2」です。ピッチ(足の回転)で走るならピュア2、ストライド(歩幅)で押して走るならエリート2と、ミズノは走り方で分けています。
| ピュア2 | エリート2 | |
| 向く走り方 | ピッチを回して走る | ストライドで押して走る |
| 価格 | 35,200円 | 29,700円 |
| 重さ(27.0cm) | 約135g | 約160g |
| 厚さ(前足部〜かかと) | 35.0〜38.0mm | 36.0〜39.0mm |
| ミッドソール | 上下ともENERZY XP+ | 上がENERZY XP+、下がENERZY XP |
| アッパー | 透け感のあるウーブン(織物) | メッシュ |
| 推奨のレース | フル・ハーフ・短い距離のレース | フル・ハーフ |
差は重さ25g、厚さ1mm、価格5,500円です。カーボンプレートはどちらも同じ形で、前作より前に8mm長くなりました。軽さを最優先するならピュア2、少し重くても安定と価格を取るならエリート2です。
シリーズには、12月10日発売の「レーサー」(22,000円・約200g、扱いやすいカーボンプレート)と「ペーサー」(18,700円・約205g、プレートなしの練習用)もあります。カーボンのレース用が初めてなら、レーサーのほうが入りやすい作りです。
各パーツの構造
ミッドソール
ミッドソールは上下とも、ENERZY XPより軽くした高反発の新素材「MIZUNO ENERZY XP+」です。前作より前後とも3.5mm厚くしながら、全体の重さは約2g軽くなりました。その間に、3D形状のカーボンファイバープレート「SMOOTH SPEED PLATE」を挟んでいます。プレートは前作より前足部のつま先方向に8mm延び、走行中のブレを抑えて最後の蹴り出しを助けます。ソールの底はフラットな形です。
アッパー
アッパーは、透け感のある薄い織物の「TPEEウーブンアッパー」。甲材は合成繊維と人工皮革で、インソール(中敷き)は入っていません。海外のレビュアーは、ぴったり締まるレース用のフィットと評価しています。足幅は2E相当(ノーマル)で、ワイドの型はありません。
アウトソール
アウトソールは合成底で、ミズノは「グリップ力が高い、軽量アウトソール」としています。軽さを優先してゴムは最小限ですが、海外のレビュアーは、置き方がよくグリップも良いと評価しています。どこから減るかは、走った距離の報告を待つ必要があります。
買う前に知っておきたいこと
サイズ感・実際の使用感・耐久性と、寿命を伸ばす履き分けの考え方です。
サイズ感はどう?
先に結論を言うと、基本はいつものサイズ。ただしフィットはぴったりめです。公式の足幅は2E相当(ノーマル)で、ワイドの型はありません。国内ではまだ発売前なので、MIZUNO TOKYOかミズノオオサカ茶屋町で試し履きしてから選ぶのが確実です。
いつものサイズ。フルなら0.5cm大きめも試す
- 足幅(ワイズ):公式は2E相当(ノーマル)。ワイドの型はありません。足幅が広い人は、試し履きで締め付けを確かめてください。
- 甲の高さ:薄い織物で形がほとんど無く、足に沿うアッパーです。そのぶん締め付けはぴったりめなので、甲の高い人は紐の締め方で調整してください。
- 他ブランドとの比較:他ブランドと比べたサイズの報告は、まだありません。普段のランニングシューズのサイズを基準にしてください。
- 特記事項:インソール(中敷き)なしの作りです。前作では長さが短めという報告もあったので、フルマラソンで使うなら0.5cm大きめも試してください。
サイズの報告:公式の作りと、先行して履いた人の声
国内ではまだ発売前のため、報告は海外の先行試走と、前作ピュアの国内外のレビューです。並べると、今作は「いつものサイズ」、ただしぴったりしたレース用のフィットという声です。
| 公式の足幅 | 2E相当(ノーマル)。ワイドの型はない |
|---|---|
| 中敷き | インソール(中敷き)なしの作り(公式の表記) |
| 今作の試走 | 海外のレビュアーは「普段どおりのサイズで」。正しいサイズでも、ぴったり締まるレース用のフィットになる見込み |
| 注意 | 同じレビュアーが履いた発売前のサンプルは、1サイズ小さい型だった。製品版とは長さが違う |
| 参考:前作 | 国内のレビューでは「サイズ感は普通」。27cmでつま先が先端に当たり、ハーフ以上は0.5cm上を勧める声もあった |
前作の報告は今作と型が違うので、そのまま当てはまるとは限りません。フルマラソンで使うなら、いつものサイズと0.5cm大きいサイズを直営店で履き比べてください。後半は足がむくむので、つま先に少し余裕があるほうが安心です。
実際に履いたランナーの声
日本ではまだ発売前のため、発表の場で履いた実業団選手と、海外で先行試走したレビュアーの声を集めました。厚くなったのに軽いこと、長いプレートで最後まで蹴り出せることを評価する声がある一方、かかとの柔らかさと、走る人を選ぶ点を気にする声も見られます。
厚くなったうえで軽くなっているので、数字以上に軽くなった感覚がある
プレートが長いので、反発が強くてもシューズが暴れず、しっかり蹴り出せる
前作は硬く扱いにくかったが、今作は柔らかく脚を守り、ずっとよく弾む
一方で、次のような気になる声もありました。
かかとが柔らかく、沈み込んで底づきしそうになる。かかとから着地する人には向かない
アウトソールのゴムは最小限。何百kmも走るための靴ではない
速く強いランナーほど活きる、要求の厳しい靴。足当たりのやさしいアッパーを求めるなら他の靴を
耐久性は?走った距離の報告はまだない
ハイパーワープ ピュア2は11月6日発売で、何km走ったという報告はまだありません。今わかっている作りと、長持ちさせる使い方をまとめます。
長期の報告はまだ。レースとポイント練習に温存
- 軽さを優先して、アウトソールのゴムは最小限。海外のレビュアーは、置き方がよくグリップは良いと評価している。
- ミッドソールは柔らかく、かかとは深く沈む。反発がどの距離まで保てるかは、走った報告を待つ必要がある。
- 35,200円のレース用シューズ。ジョグで距離を重ねず、レース本番とレースペースの練習に絞るのが長持ちさせるコツ。
今わかっていること:薄いアウトソールの勝負靴
ハイパーワープ ピュア2は11月6日発売のため、走った距離の報告はまだありません。今わかっていることを並べると、長く履く靴ではなく、レースとポイント練習に絞って使う靴です。
| アウトソール | 公式は「グリップ力が高い、軽量アウトソール」。海外のレビュアーは、ゴムは最小限だが置き方がよくグリップも良いと評価 |
|---|---|
| 持ちの見込み | 同じレビュアーは「何百kmも走る靴ではない」と書いている |
| 参考:前作 | レビューに「推定100〜150km」という見込み。20〜30km走ったデモ用と新品の差がほぼ無かったことからの予測で、実測ではない |
走った距離の報告が出たら、この節に追記します。
履き分けの重要性
HYPERWARP PURE 2は35,200円と高く、アウトソールも薄いレース用のシューズです。毎日の練習には同じミズノの現行モデルを組み合わせて、ここぞという日に温存するのがおすすめです。プレートなしの練習用「ハイパーワープ ペーサー」も出ますが、発売は12月10日です。
ジョグの日に合わせるウエーブライダー30は、サイズ感とSW(ワイド)の選び方をこちらの記事にまとめています。

役割ごとの組み合わせは、次の3足です。
RACE / SPEED
レース本番〜レースペースの練習の日
片足約135gの軽さと長いカーボンプレートで、自己ベストを狙うフル・ハーフや、本番前のレースペースの確認に使います。
TEMPO / SPEED
ペース走〜インターバルの日
上層にENERZY XP、グラスファイバー入りのナイロンプレートを使ったスピードモデル(約245g・20,900円)。カーボンより穏やかな反発で、速い練習を重ねられます。
JOG / DAILY
ジョグ〜ロング走の日
全長のウエーブプレートと2層のミッドソールで、毎日の距離を安定して積めるデイリーモデル。ポイント練習の前後の日に脚を守ります。
他の選択肢と比べてみる
練習メニュー別の相性と、ライバル2足との違いから最終判断します。
どんな練習に向いている?
結論から言うと、HYPERWARP PURE 2が最も活きるのはレース本番と、レースペースより速い練習です。ミズノはフル・ハーフから短い距離のレースまでを推奨し、海外のレビュアーは多くの人には5km〜ハーフ、速いランナーならフルまでとしています。ゆっくり走る日には向きません。
かかとが柔らかく沈む作りで、ゆっくりかかとから着地する走りには向きません。高価なので消耗ももったいない。
走れなくはないが、薄いアウトソールのレース用を日々のジョグに使うのは損です。
本番前にレースペースの感覚を確かめる練習に。回数は絞ってください。
約135gの軽さで、足の回転を上げやすい。ピッチで走る人ほど活きます。
5km〜フルマラソンまで。フルで使うなら、前足部で走り続けられる走力が前提です。
ライバルシューズとの比較
同じ用途で比較されやすい2足と並べてみます。
HYPERWARP PURE 2と比較したいシューズを選ぶ
HOKA Cielo X1 3.0 との違い
Cielo X1 3.0は、2層のPEBAフォームとつま先の反り上がった形(ロッカー)で、前へ転がるように進むシューズです。27cm相当で199gと、HYPERWARP PURE 2より64g重く、価格も3,300円高い38,500円。ドロップは7mmで、ストライドを伸ばして走る人に向けた作りです。強い反発とロッカーで歩幅を伸ばしたいならCielo X1 3.0、軽さとピッチで押し切りたいならHYPERWARP PURE 2です。
ASICS METASPEED EDGE TOKYO との違い
METASPEED EDGE TOKYOは、同じくピッチで走るランナー向けのレース用シューズです。重さは170gとHYPERWARP PURE 2より35g重いものの、価格は5,500円安い29,700円。厚さは39.5mmと少し厚く、沈み込んでから自然に転がる乗り味です。脚を残す厚みと価格を取るならMETASPEED EDGE TOKYO、1gでも軽い靴でピッチを刻みたいならHYPERWARP PURE 2です。
ライバルのメタスピード エッジ 東京は、寿命の目安やスカイ 東京との違いをこちらの記事にまとめています。

よくある質問
Q発売日はいつですか?値段はいくらですか?
A2026年11月6日に発売され、価格は35,200円(税込)です。前作ピュアと同じ価格です。ミズノ公式オンライン・ミズノ直営店・一部のミズノランニング品取扱店で販売され、公式オンラインでは予約を受け付けています。
Qサブ3を狙っていなくても履けますか?
A履けますが、扱う人を選ぶ靴です。ミズノはフルマラソン3時間以内を目指すエリート向けとしていて、海外のレビュアーも速く強いランナーに向いた、要求の厳しい靴だと書いています。カーボンのレース用が初めてなら、12月10日発売の「ハイパーワープ レーサー」(22,000円)のほうが入りやすい作りです。
Qかかとから着地するのですが、履けますか?
A向いているとは言えません。かかとが柔らかく沈み、底づきしそうになるという試走の報告があります。前足部〜足の中ほどで着地できる人のほうが、軽さとプレートを活かせます。
Q前作のピュアから買い替える価値はありますか?
A前作の硬さや、反発の物足りなさが気になっていたなら、買い替える価値があります。ソールが3.5mm厚くなり、プレートが8mm延びて、柔らかく弾む走りになったという声があります。前作の硬めの感覚が好きなら、乗り味が変わる点に注意してください。
Q10kmやハーフマラソンでも使えますか?
A使えます。ミズノは推奨シーンを「フルマラソン、ハーフマラソン、短い距離のレースなど」としていて、シリーズの中で短い距離まで勧めているのはピュア2だけです。海外のレビュアーも、多くの人には5km〜ハーフが一番向いているとしています。
まとめ
ハイパーワープ ピュア2(MIZUNO HYPERWARP PURE 2)は、片足約135gの軽さと、前に8mm延びたカーボンプレートで、ピッチを回して走るランナーの記録を後押しするレーシングシューズです。前作よりソールが3.5mm厚くなったのに約2g軽くなり、柔らかく弾む走りになりました。2026年11月6日に35,200円で発売されます。サイズは基本いつもどおりで、フルで使うなら0.5cm大きめも試してください。
一方で、かかとが柔らかく沈むため、かかと着地の人には向きません。アウトソールは最小限で、走った距離の報告もまだありません。ストライドで走るならエリート2、強い反発とロッカーならシエロ X1 3.0、厚みと価格ならメタスピード エッジ 東京も候補です。毎日の練習にはウエーブリベリオンフラッシュ3やウエーブライダー30を組み合わせて、ここぞという日に温存してください。
[プロフィール]
- ラントク運営 じぇーぱぱ
- 中学、高校時代は100mを専門に活動
- 現在は週2回の練習で、12月のハーフ120分を目指して再スタート中
この靴を履いている方は、Xで教えてください。
