アディダスのクッション重視のデイリートレーナー「スーパーノヴァ プリマ 2(adidas Supernova Prima 2)」。買う前に迷いやすいのは、サイズと、同じアディダスのライズ 3とどちらを選ぶかです。先に答えると、サイズは普段どおりでOK。ペースを少し上げる日も1足でこなしたいならプリマ 2です。国内外の実際に履いた人やラボの報告をもとにその根拠を示し、後継のプリマ 3の状況、前作からの変化、ライバルとの比べ方までまとめます。
Review
弾むDreamstrike+と
サポートロッドの安定感を両立したデイリートレーナー。
特におすすめなランナー
- ジョグも距離走も1足でこなしたい人
- 厚底でもブレにくい靴が欲しい人
- 足幅にゆとりが欲しい人
まずは結論とスペックから
このシューズがどんな一足なのか、評価と基本データを先に押さえます。
こんな疑問を解消します
adidas Supernova Prima 2 基本スペック
Supernova Prima 2は、ミッドソール全体のDreamstrike+に、サポートロッドを内蔵した弾みと安定を両立したデイリートレーナーです。アディダスはかかとからつま先までの自然な足運びを支える作りとしており、アッパーには通気用の穴をあけた新しいウーブン素材を使っています。
| 価格 | 20,900円(税込・定価) |
|---|---|
| 重量(メンズ) | 約283g(メンズ27cm片足/公式。レディースは24cmで約235g) |
| ミッドソール | Dreamstrike+(フルレングス)+サポートロッド |
| アッパー | パーフォレーション付きのウーブンアッパー |
| スタック / ドロップ | ヒール39mm / フォア31mm(ドロップ8mm) |
| アウトソール | LIGHTTRAXION |
前作 Supernova Prima からの進化
結論として、Supernova Prima 2で変わったのは、軽さとアッパー、グリップです。公式の重さは前作の292gから283g(どちらも27cm)になり、約10g軽くなりました。アッパーは通気用の穴をあけた新しいウーブン素材に変わっています。海外のラボの計測でも前作より6%軽く、濡れた路面を含めてグリップが良くなったと評価されています。ドロップ8mmは前作と同じです。
走った体感としては、前作の安定した乗り心地はそのままに、少し軽快になったという評価です。海外のラボは「前作からの変更は小さいが意味のあるもの」とし、日々の距離を任せやすいと評価しています。一方で、アッパーは前作より風が通りにくく、暑い日は足がこもりやすいという指摘もあります。
スーパーノヴァ ライズ 3との違いは?どっちを選ぶ?
同じアディダスの「スーパーノヴァ ライズ 3」とどちらにするかは、検索でもよく調べられています。先に答えると、ペースを少し上げる日も1足でこなしたいならプリマ 2、ゆっくりのジョグ中心で価格を抑えるならライズ 3です。
国内のシューフィッターは、ライズとプリマの関係を「ライズがアシックスのノヴァブラスト、プリマがスーパーブラストに近い」と表現しています。プリマのほうが「ポーンと弾む感じ」がある、という整理です。数字で並べると次のとおりです。
| プリマ 2 | ライズ 3 | |
| 価格(定価) | 20,900円 | 17,600円 |
| 重さ(公式) | 約283g(27cm) | 約272g |
| 厚さ(公式) | ヒール39mm / 前足部31mm | ヒール37mm / 前足部29mm |
| ドロップ | 8mm | 8mm |
| サポートロッド | あり | なし(ソールの形と硬いかかとで安定) |
| クッションの硬さ(海外ラボ) | 平均的 | 柔らかい |
| 幅(海外ラボ) | 幅広め | 標準 |
| アウトソールの減り(海外ラボ) | 2.1mm(平均より減りやすい) | 0.8mm(減りにくい) |
公式の厚さはプリマ 2が2mm厚いものの、海外のラボの実測ではヒール36.7mmと35.0mmで、厚さの差はわずかでした。違いが大きいのは、サポートロッドの有無、足幅のゆとり、アウトソールの減り方です。足幅が広めの人や、テンポを上げる日にも使いたい人はプリマ 2、ソールの持ちと価格を重視する人はライズ 3が合います。
後継のプリマ 3は出ている?
海外では、後継の「スーパーノヴァ プリマ 3」のレビューがすでに出ています。ただし、日本のアディダス公式オンラインショップの検索では、プリマ 3は見つかりませんでした(2026年10月時点)。日本で今買えるのはプリマ 2です。
| プリマ 2 | プリマ 3 | |
| フォーム | Dreamstrike+ | Dreamstrike Pro(新しいフォーム) |
| 重さ(海外ラボの実測) | 264g | 289g |
| 反発(海外ラボ) | かかと66.9% / 前足部69.0% | かかと69.8% / 前足部70.9% |
| アウトソールの減り(海外ラボ) | 2.1mm | 1.3mm |
| 日本での販売 | 販売中 | 公式で見つからず(2026年10月時点) |
同じラボの計測で比べると、プリマ 3は反発とソールの持ちが良くなった一方、約25g重くなりました。プリマ 2は旧モデルになるぶん、セールの対象になっていることもあります。軽さを取るならプリマ 2、新しいフォームを待てるならプリマ 3の日本での発売を待つ、という選び方になります。
各パーツの構造
ミッドソール
ミッドソールは、かかとからつま先まで1枚のDreamstrike+です。中にはサポートロッドが入っており、アディダスはかかとからつま先までの自然な足運びを支えるとしています。海外のラボの計測では、硬さは平均よりやや柔らかい程度で、反発はかかと66.9%・前足部69.0%と練習用としては高い数字でした。公式のヒールは39mmですが、ラボの実測は36.7mmで、見た目ほどの厚さはありません。
アッパー
アッパーは、通気用の穴をあけた新しいウーブン(織物)素材。全体の幅にはゆとりがあり、ヒールカウンターは硬く、かかとをしっかり囲みます。一方で、海外のラボの通気性の評価は5段階の2で、暑い日は足がこもりやすい作りです。
アウトソール
アウトソールはLIGHTTRAXIONで、ゴムは着地と蹴り出しの要所に絞って貼っています。かかとや外側は硬めのフォームが地面に触れる構造です。グリップは前作より良くなった一方、ゴムは2.0mmと薄く、摩耗テストでは平均より減りやすい結果でした。
買う前に知っておきたいこと
サイズ感・実際の使用感・耐久性と、寿命を伸ばす履き分けの考え方です。
サイズ感はどう?
先に結論を言うと、普段のサイズでOKです。全体の幅にはゆとりがあり、かかとは硬いカウンターでしっかり囲まれます。ただし縦の長さを長めに感じるという声もあるので、できれば試し履きをしてから選んでください。
普段のサイズ。足が細い人は試し履きを
- 足幅(ワイズ):海外のラボの計測では幅広めの作り。やや幅広の足によく合うという声があります。
- 甲・つま先:つま先の高さはやや低め。指先が上に当たりやすい人は試し履きで確かめてください。
- 長さ:海外のオーナー投票は「普段どおり」。国内のシューフィッターは表記より長めに感じるとしています。
- 特記事項:かかと周りは硬く、足首をしっかり囲む作りです。足が細い人は、中で足が動かないか確かめてください。
実際に履いた人のサイズの報告
国内外の報告を並べると、サイズは普段どおりで、幅にはゆとりがあるという点でそろっています。ただ、国内のシューフィッターは「縦の長さが表記より長めに感じる」としています。
| 長さ | 海外のオーナー投票は「普段どおり」。国内のシューフィッターは「表記より長めに感じる。試着で確かめて」 |
|---|---|
| 全体の幅 | 海外のラボの計測で「幅広め」。やや幅広の足によく合うという声もある |
| つま先 | 幅は標準的で、高さはやや低め。指先が上に当たりやすい人は注意 |
| かかと | ヒールカウンターは5段階で最も硬い評価。かかとをしっかり囲む作り |
幅にゆとりがあるぶん、足が細い人は中で足が動くように感じる可能性があります。足幅が細い人や、つま先が当たりやすい人は、普段のサイズと0.5cm小さいサイズを店頭で履き比べてください。
実際に履いたランナーの声
国内外のランナーやラボの声を見ると、弾むクッションと、厚底でもブレにくい安定感、幅のゆとりを評価する声が多い一方、アウトソールの減りと、暑い日のこもりやすさを気にする声も見られました。
ライズ 2と比べると、履けばわかるくらいポーンと弾む感じがある。少し速めのペースの距離走にも向く
やや幅広の足によく合い、安定して走れる
安定していてクッションも十分。日々の距離を安心して任せられる。この価格帯では反発も高い
一方で、次のような気になる声もありました。
アウトソールの減りが平均より早い。ゴムが薄く、フォームが地面に触れる部分も多い
ZoomXのようなフォームと比べると、弾みと重さの面で走る楽しさは一歩劣る
縦の長さが表記サイズより長めに感じる。試着してサイズを確かめたほうがいい
耐久性は?先に減るのはアウトソール
スーパーノヴァ プリマ 2の耐久性は、アッパーは丈夫、アウトソールは減りやすいと見られます。ただし、何百kmも走り込んだ報告はまだ見つかっていません。
アッパーは丈夫。靴底の減りに注意
- アウトソールのゴムは2.0mmと薄く、海外のラボの摩耗テストでは平均の約2倍削れた。
- ゴムは要所だけで、かかとや外側は硬めのフォームが地面に触れる。
- つま先のアッパーはこすれに強く、かかとのパッドは平均的という結果だった。
ラボのテストで分かったこと:アウトソールは減りやすい
スーパーノヴァ プリマ 2について、何百kmも走り込んだ報告はまだ見つかっていません。代わりに、海外のラボが行った耐久テストの結果を並べます。アッパーは丈夫で、アウトソールは平均より減りやすいという結果でした。
| アウトソール | 摩耗テストの削れは2.1mmで、平均(1.1mm)の約2倍。ゴムの厚さも2.0mmと薄め |
|---|---|
| ゴムの範囲 | ゴムは着地と蹴り出しの要所だけ。かかとや外側は硬めのフォームが地面に触れる |
| つま先のアッパー | こすれのテストで「良好」 |
| かかとの内側 | パッドの耐久テストは「平均的」 |
かかとの外側をこすりながら着地する人は、フォームがむき出しの部分から先に減っていく可能性があります。月に一度は靴底を見て、かかとの外側の減り具合を確かめてください。距離を走った報告が出たら、この表に追記します。
履き分けの重要性
Supernova Prima 2は、毎日のジョグから少し速めの距離走までを受け持つ、練習の土台になるシューズです。スピード練習の日とレースの日に、同じadidasの軽いモデルを組み合わせると役割がはっきりします。
TEMPO / SPEED
テンポ走〜スピード練習の日
LIGHTSTRIKE PROをプレートなしで使った、約224gの軽いトレーナー。プリマ 2より約60g軽く、ペースを上げる練習で脚が回しやすくなります。
RACE
10km〜ハーフのレース・インターバルの日
グラスファイバー製の5本指ロッドを入れた、約188gの中厚底レーサー。スピードを出す日の役割を、プリマ 2から切り離せます。
他の選択肢と比べてみる
練習メニュー別の相性と、ライバル2足との違いから最終判断します。
どんな練習に向いている?
結論から言うと、Supernova Prima 2が最も活きるのは、毎日のジョグと、少し速めのペースの距離走です。国内のシューフィッターは、距離走やウォーミングアップに加え、サブ4を目指すランナーのレース用にも向くとしています。
クッションは十分。弾みがあるぶん、ごくゆっくり走る日はもっと柔らかい靴が楽なことも。
安定感と弾みのバランスが良く、毎日の距離を任せやすい。
少し速めの距離走ならこなせる。速いテンポ走には重さが出る。
283gの重さがあり、速い切り替えには向きません。
サブ4〜完走を目指すフルマラソンなら選択肢になります。
ライバルシューズとの比較
同じ用途で比較されやすい2足と並べてみます。
Supernova Prima 2と比較したいシューズを選ぶ
New Balance Fresh Foam X More v6 との違い
Fresh Foam X More v6は、ヒール44mm(メーカーの公表値)の極厚ソールで、ゆっくり走る日に脚を守ることに特化したモデルです。同じ定価20,900円ですが、Supernova Prima 2より23g重く、ドロップは4mmと低めです。深く沈む柔らかさのMore v6に対し、Supernova Prima 2はロッドの入ったしっかりした乗り心地で、ペースを少し上げても走りやすい作りです。疲労抜きのジョグやLSDで脚を守るならMore v6、ジョグから距離走まで1足でこなすならSupernova Prima 2です。
ASICS GLIDERIDE MAX 2 との違い
GLIDERIDE MAX 2は、ヒール42mm(メーカーの公表値)の厚底に強いロッカー形状とHARD EVAプレートを組み合わせ、前へ転がるように進むシューズです。Supernova Prima 2より16g軽く、価格も1,100円安くなっています。転がる感覚で一定ペースを保つGLIDERIDE MAX 2に対し、Supernova Prima 2は着地からポーンと弾む感覚で、足幅にもゆとりがあります。省エネで一定ペースを長く走るならGLIDERIDE MAX 2、弾む乗り心地と幅のゆとりを取るならSupernova Prima 2です。
よくある質問
Qサイズはいつもと同じでいいですか?
A海外のオーナー投票では「普段どおり」が多数です。全体の幅にはゆとりがあり、かかとはしっかり囲まれます。国内のシューフィッターは縦の長さを長めに感じるとしているので、足が細い人は0.5cm小さいサイズとも履き比べてください。
Qスーパーノヴァ ライズ 3とどちらを選べばいいですか?
Aペースを少し上げる日にも使いたい人や、足幅にゆとりが欲しい人はプリマ 2が合います。ゆっくりのジョグが中心で、ソールの持ちと価格(17,600円)を重視するならライズ 3です。プリマ 2はサポートロッドが入っていて弾みがあり、ライズ 3はロッドがなく柔らかめの乗り心地です。
Q後継のプリマ 3は日本で買えますか?
A海外ではプリマ 3のレビューが出ていますが、日本のアディダス公式オンラインショップの検索では見つかりませんでした(2026年10月時点)。海外のラボの計測では、プリマ 3は新しいフォームで反発とソールの持ちが良くなった一方、プリマ 2より約25g重くなっています。
Qレディースモデルのスペックは違いますか?
A公式の表記では、レディースは重さ約235g(24cm片足)、ドロップ8mm(ヒール38mm/前足部30mm)です。メンズ(約283g・ヒール39mm/前足部31mm)とはサイズの基準が違いますが、Dreamstrike+とサポートロッド、LIGHTTRAXIONの構成は同じです。
Qフルマラソンのレースにも使えますか?
A国内のシューフィッターは、サブ4を目指すランナーのレース用シューズとしても向くとしています。サポートロッドと硬いかかとで、厚底でもブレにくい作りです。ただ約283gと軽くはないので、10km〜ハーフを速く走るレースには、Takumi Sen 11のような軽いレース用シューズが向きます。
まとめ
スーパーノヴァ プリマ 2(adidas Supernova Prima 2)は、Dreamstrike+とサポートロッドで弾みと着地の安定を両立した、ジョグから距離走までこなすデイリートレーナーです。サイズは普段どおりでよく、全体の幅にはゆとりがあります。サブ4〜完走を目指すフルマラソンなら、本番の選択肢にもなります。
一方で、アウトソールは減りやすく、暑い日は足がこもりやすい作りです。ゆっくりのジョグ中心でソールの持ちを重視するならライズ 3、新しいフォームを待てるならプリマ 3の日本での発売を待つのも手です。スピード練習の日はAdizero EVO SL、レースの日はTakumi Sen 11を組み合わせると、役割がはっきりします。
[プロフィール]
- ラントク運営 じぇーぱぱ
- 中学、高校時代は100mを専門に活動
- 現在は週2回の練習で、12月のハーフ120分を目指して再スタート中
この靴を履いている方は、Xで教えてください。
