ウルトラブースト5のサイズ感は?5Xとの違いとランニング評価

出典: アディダス公式サイト

アディダスを代表するランニングシューズ「ウルトラブースト 5(adidas Ultraboost 5)」。買う前に一番迷うのはサイズと、軽量版の5Xとの違いです。先に答えると、サイズは普段どおりが基本。5Xとは価格が同じで、5のほうが中足部をしっかり固定します。国内外の実際に履いた人の報告とラボの計測をもとにその根拠を示し、ランニングで向いている練習、ライバルとの比べ方までまとめます。

Review

BOOSTを増やしても沈みすぎない、
安定したクッションでジョグも普段履きも。

特におすすめなランナー

  • ゆっくりしたジョグを安定して走りたい人
  • 雨の日も滑りにくい靴が欲しい人
  • 走る日と普段の日を1足で済ませたい人
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まずは結論とスペックから

このシューズがどんな一足なのか、評価と基本データを先に押さえます。

総合評価4.0

ジョグと普段履きの両方に強い定番

沈みすぎないBOOSTと広いかかと、トルションシステムで、ゆっくりしたジョグを安定して走れるシューズ。292gと重めで反発も控えめなので、速い練習や長い距離のレースには別の靴を合わせてください。

クッション性4.0

前作よりBOOSTが厚い。ただし柔らかさは平均よりしっかりめ

反発・推進力3.0

反発は控えめ。速く走ると前足部の反応が鈍い

安定・サポート4.5

シリーズ最大の広いかかととトルションシステムでブレにくい

耐久・寿命4.0

アウトソールは減りにくい。長距離の報告はまだ少ない

もくじ

adidas Ultraboost 5 基本スペック

Ultraboost 5は、BOOSTフォームを使ったLight BOOSTを前作より9mm厚くし、中足部のトルションシステムと広いかかとで安定させたデイリーシューズです。アウトソールには、雨の日にも強いContinentalラバーを使っています。

adidas Ultraboost 5
adidas Ultraboost 5(画像:adidas公式サイトより)
価格20,240円(税込・2026年10月時点の公式価格)
重量(メンズ)約292g(27.0cm片足/公式)
ミッドソール Light BOOST(BOOSTフォーム)+トルションシステム
アッパーPRIMEKNIT(ニット)+中足部の樹脂ケージ
スタック / ドロップヒール39mm / フォア29mm(ドロップ10mm)※公式の商品説明の欄は31mm / 21mm表記
アウトソールContinentalラバー

前作 Ultraboost Light からの進化

結論として、Ultraboost 5で一番変わったのは、BOOSTの量と軽さです。アディダスは前作のUltraboost LightよりミッドソールのBOOSTを9mm増やし、前足部のエネルギーリターンを2%高めたと発表しています。それでも重さは軽くなり、海外のラボの計測では前作の305gから292gになりました。アッパーも新しいPRIMEKNITに変わり、ラボの通気テストは前作の5段階の3から5に上がっています。

走った体感としては、前作より軽く、なめらかに走れるようになったという声が多く見られます。厚くなったソールのわりに大きな靴を履いている感じが少なく、ゆっくりしたペースでは自然に足が前に進みます。一方で、フォームの感触は柔らかすぎず、しっかりめです。ふかふかに沈むクッションを期待すると、思ったより硬く感じるかもしれません。

ウルトラブースト 5と5Xの違いは?どっちを選ぶ?

検索でよく調べられているのが、同時に出た軽量版「ウルトラブースト 5X」との違いです。先に答えると、価格は同じで、5Xは中足部の樹脂のケージを外して17g軽くしたモデルです。ランニングで足をしっかり固定したいなら5、軽さと普段履きのしやすさを取るなら5Xです。

ウルトラブースト 55X
価格(公式)20,240円20,240円
重さ(27cm片足・公式)292g275g
中足部のケージ外付けの樹脂のケージ(3本線の形)外付けは無し。内側の樹脂パーツで支える
つま先の幅(ラボ計測)78.6mm75.4mm(やや細い)
アウトソールの摩耗(ラボ)0.8mm0.4mm
アウトソールContinentalラバーContinentalラバー

価格と重さは2026年10月時点の日本の公式サイト、ケージ・幅・摩耗は海外のラボの計測によるものです。ケージは靴紐を通す部分で、コーナーを曲がるときなどに中足部を押さえる役割があります。ランニングに使う日が多いなら、ホールドのしっかりした5が無難です。足先がやや細いことに抵抗がなく、街で履く時間が長いなら、軽い5Xも候補になります。

各パーツの構造

ミッドソール

Ultraboost 5 ミッドソール
Ultraboost 5 のミッドソール(画像:adidas公式サイトより)

ミッドソールは、BOOSTフォームを使ったLight BOOSTを、かかとからつま先まで敷いています。前作より9mm厚くなりましたが、海外のラボの計測では柔らかさは平均よりしっかりめで、沈み込みすぎない感触です。中足部の底には樹脂のトルションシステムが入り、かかとからつま先への体重移動を助けます。かかとの土台の幅は94.3mmとシリーズで最も広く(ラボの計測)、外側の成型ヒールサポートと合わせて着地を安定させます。

アッパー

Ultraboost 5 アッパー
Ultraboost 5 のアッパー(画像:adidas公式サイトより)

アッパーは、靴下のように足を包むPRIMEKNIT。中足部には3本線の形をした樹脂のケージがあり、ここに靴紐を通して足を固定します。かかとは外付けのヒールカウンターで支える作りです。ラボの通気テストでは最高評価でしたが、前足部のニットは厚めで、真夏は暑く感じたという声もあります。

アウトソール

Ultraboost 5 アウトソール
Ultraboost 5 のアウトソール(画像:adidas公式サイトより)

アウトソールは、タイヤメーカーのContinentalのラバー。かかとと前足部の広い範囲を覆い、中央はBOOSTを見せて軽くしています。濡れた歩道でもグリップが良いという評価で、ラボの摩耗テストの削れも0.8mmと少なめでした。

RUNTOKU / 安定クッション

adidas Ultraboost 5
adidas

Ultraboost 5

安定クッション
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買う前に知っておきたいこと

サイズ感・実際の使用感・耐久性と、寿命を伸ばす履き分けの考え方です。

サイズ感はどう?

先に結論を言うと、普段のサイズでOKです。つま先まわりは広めで、ニットのアッパーが伸びるので、足幅が広めの人でもまずは普段のサイズから試せます。ただし、かかとが浮くことがあるという指摘もあるので、できれば試し履きをしてから選んでください。

普段のサイズ。かかとの浮きは試し履きで確認

  • 足幅(ワイズ):広めです。海外のラボの計測でも、つま先まわりに余裕がある作りでした。
  • 甲の高さ:ニットが伸びるので、甲高の人でもフィットしたという声があります。ただし靴下のような一体型の作りなので、足を入れるときは少しきつく感じることがあります。
  • 5Xとの比較:軽量版の5Xは、つま先まわりが約3mm細い作りです(海外のラボの計測)。
  • 特記事項:前足部のニットは厚めで、真夏の長めのランでは暑く感じたという声があります。

実際に履いた人のサイズの報告

海外のレビューサイトのオーナー投票では、107票で「普段どおりのサイズ」という結果でした。つま先まわりは広めで、ニットが伸びるので、甲高・幅広の人でもまずは普段のサイズから試せます。

長さオーナー投票は「普段どおり」(107票)。普段より0.5cm小さいサイズでもつま先にゆとりがあった、という海外のレビューもある
足幅・甲甲高で足幅が広いが、ニットが伸びてフィットしたという国内のレビュー。つま先の最も広い所は98.4mm(海外のラボ)
かかとニットが足をしっかり包み、かかとの擦れは無かったという声がある一方、ラボの評価では「かかとが浮く可能性」が短所に挙がっている
シリーズ全体以前のモデルを含むウルトラブースト全体では「小さめ」「0.5cm上げた」という声も多い

前のウルトラブーストで0.5cm上げていた人は、5では普段のサイズで足りる可能性があります。かかとの浮きが気になる人は、店頭で普段のサイズと0.5cm大きいサイズを履き比べ、紐をいちばん上の穴まで通して確かめてください。

5Xは足先が少し細い

軽量版の5Xを検討しているなら、足先の幅にも注意してください。海外のラボの計測では、つま先まわりの幅はウルトラブースト 5が78.6mm、5Xが75.4mmで、5Xのほうが約3mm細い作りです。足幅が広めの人は、5のほうが合わせやすいでしょう。

実際に履いたランナーの声

国内外のランナーの声を見ると、ニットのフィット感と、厚底なのに安定した着地、雨の日のグリップを評価する声が多い一方、長い距離での硬さと、スピードの出しにくさを指摘する声も見られました。

甲高で足幅が広いが、ニットが伸びてフィットしてくれる。少し体重をかけるだけで沈み、反発して次の動きを助けてくれる

#甲高・幅広

それまでの靴では足に違和感があったが、これを履くと雲の上を歩いているように感じた

#トレッドミル中心

ソールが厚いのに安定していて、ニットとケージで足がしっかり固定される。濡れた歩道でもグリップが良い

#海外のレビューサイト

一方で、次のような気になる声もありました。

ゆっくりのジョグでも、11〜13kmを超えたあたりからフォームの硬さが気になってきた

#海外のレビューサイト

速く走ろうとすると前足部の反応が鈍い。短いインターバルはこなせるが、テンポ走には向かない

#海外のレビューサイト

前足部のニットが厚く、真夏の長めのランでは暑く感じた

#海外のレビューサイト

耐久性は?ソールは減りにくい部類

ウルトラブースト 5の耐久性は、アウトソールは平均より長持ちする部類と見られます。ただし、何百kmも走り込んだ報告はまだ見つかっておらず、ミッドソールがいつへたるかは分かっていません。

ソールは減りにくい。長距離の報告はまだ無い

早くヘタる平均的長く使える
  • アウトソールのContinentalラバーは、海外のラボの摩耗テストで削れが0.8mmと少なかった。
  • ゴムの厚さも2.8mmあり、ラボは「十分な厚さ」と評価している。
  • 50km前後まで走ったレビューでは、ソール・アッパーとも傷みの報告は無い。

ラボのテストと、走った人の報告

ウルトラブースト 5について、何百kmも走り込んだ報告はまだ見つかっていません。いま確かめられるのは、海外のラボの耐久テストと、50km前後まで走ったレビューです。アウトソールは平均より減りにくく、厚みにも余裕があるという結果でした。

アウトソールの摩耗ラボの摩耗テストで削れは0.8mm。柔らかめのゴムとしては減りにくい
アウトソールの厚さ2.8mm(ラボの計測)。ラボは「十分な厚さ」と評価
約50km走った時点海外のレビュアー2人(約50km・約56km)から、ソールやアッパーの傷みの報告は無し。濡れた路面でのグリップも良好
ミッドソールへたりの報告はまだ無い。距離を重ねた報告が出たら追記します

履き分けの重要性

Ultraboost 5は292gと重めで、反発も控えめなシューズです。ゆっくり走る日に使い、ペースを上げる日と距離を踏む日には、同じadidasの現行モデルを組み合わせると役割がはっきりします。

履き分けの4つのメリット。1つ目、シューズの寿命を延ばす:1足に負担を集中させず、複数のシューズを使い分けることでそれぞれを長く使いやすくなります。2つ目、練習内容に合わせられる:ジョグ・テンポ走・ロング走など、目的に合わせてシューズの特性を変えられます。3つ目、足への刺激を変えられる:クッション性や反発性の異なるシューズを使うことで、毎回同じ刺激になりにくいのもメリットです。4つ目、シューズを選ぶ楽しさ:「今日はこのシューズで走ろう」と選ぶ楽しさも、ランニングを続けるモチベーションになります。

JOG / EASY

ゆっくりしたジョグの日

adidas Ultraboost 5

沈みすぎないクッションと広いかかとで、着地が安定します。走ったあとにそのまま普段履きにできるのも強みです。

TEMPO / SPEED

テンポアップ走〜スピード練習の日

adidas Adizero SL 2

軽くて弾むLIGHTSTRIKE PROを使ったモデル。Ultraboost 5では反応が鈍く感じる速いペースを、軽い足さばきでこなせます。

LONG / PACE

ペース走〜ロング走の日

adidas Adizero Boston 13

ロッドの入った練習用のモデル。レースに近い感覚で、ペースを保ちながら距離を踏む練習をこなせます。

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他の選択肢と比べてみる

練習メニュー別の相性と、ライバル2足との違いから最終判断します。

どんな練習に向いている?

結論から言うと、Ultraboost 5が最も活きるのは、10km前後までのゆっくりしたジョグです。反発は控えめで、ペースを上げる練習や長い距離のレースには向きません。

◯ リカバリー・LSD

安定していて走りやすいが、長い距離ではフォームの硬さが気になったという声もある。

◎ デイリージョグ

ゆっくりしたペースなら、厚いソールでも自然に足が前に進みます。

△ ペース走・テンポ走

292gと重めで、ペースを上げると前足部の反応が鈍く感じます。

△ スピード・インターバル

短い流し程度ならこなせますが、長めの反復には軽い靴のほうが向いています。

△ レース本番

10km程度のファンランなら使えます。フルマラソンは長い距離で試してから決めてください。

ライバルシューズとの比較

同じ用途で比較されやすい2足と並べてみます。

Ultraboost 5と比較したいシューズを選ぶ

Nike Vomero 18 との違い

Vomero 18は、ヒール46mmの厚いソールにZoomXとReactXを重ねた、深く沈み込むクッションのシューズです。重さは296gとUltraboost 5(292g)とほぼ同じで、価格は2,600円ほど安くなります(厚さはどちらもメーカーの公表値)。Ultraboost 5は沈み込みが浅く、広いかかととトルションシステムでブレにくさを優先した作りです。疲れた脚をふかふかのクッションで守りたいならVomero 18、着地の安定感と普段履きのしやすさを取るならUltraboost 5です。

HOKA Clifton 11 との違い

Clifton 11は、CMEVAフォームとつま先が反り上がったメタロッカーで、足が前に転がるように進むHOKAの定番です。重さは28cmで283g(HOKA公式)と、27cmで292gのUltraboost 5より同じサイズで軽く、ヒールの厚さも42mm(メーカーの公表値)と厚めです。Ultraboost 5は重いぶん、Continentalラバーのグリップと中足部のケージによるホールドで勝ります。軽さとなめらかな転がりを取るならClifton 11、雨の日のグリップと足の固定感を取るならUltraboost 5です。

よくある質問

Q5と5X、どっちを買えばいいですか?

A価格は同じ20,240円です(2026年10月時点の公式価格)。ランニングに使う日が多いなら、中足部の樹脂のケージで足をしっかり固定できる5がおすすめです。5Xはケージを外して17g軽く(275g)なっていますが、つま先まわりがやや細い作りなので、足幅が広い人は試し履きをしてください。

Qサイズはいつもと同じでいいですか?

A海外のオーナー投票では「普段どおり」が多数で、つま先まわりも広めです。以前のウルトラブーストで0.5cm上げていた人も、まずは普段のサイズを試してください。かかとが浮くことがあるという指摘もあるので、店頭で紐をしっかり締めて確かめるのが確実です。

Qフルマラソンで使えますか?

A完走が目的なら使えなくはありませんが、おすすめはしません。292gと重めで反発も控えめなうえ、11〜13kmを超えたあたりからフォームの硬さが気になったという声もあります。使うなら、本番前に20km以上の練習で一度試してください。記録を狙うなら、レース向けの軽いシューズを選んでください。

Qゴアテックス(GTX)版はありますか?

Aあります。日本のアディダス公式オンラインショップに、防水のGORE-TEXを使った「ウルトラブースト 5 GTX」が21,120円で並んでいます(2026年10月時点)。雨の日でも足を濡らしたくない人や、冬の通勤・通学にも履きたい人はGTX版も候補になります。

Q普段履きにも使えますか?

A使えます。海外のラボも「日々のランニングと普段の一日履き」を用途に挙げており、一日中履いても快適だったというレビューもあります。ただし前足部のニットは厚めなので、真夏は暑く感じるかもしれません。

まとめ

ウルトラブースト 5(adidas Ultraboost 5)は、前作よりBOOSTを9mm増やしながら軽くなり、沈みすぎないクッションと広いかかとで着地を安定させるデイリーシューズです。サイズは普段どおりが基本で、Continentalラバーで雨の日も滑りにくく、走ったあとはそのまま普段履きにできます。軽量版の5Xとは価格が同じで、ランニングでの足の固定感は5のほうが上です。

一方で、292gと重めで反発も控えめなので、速い練習や長い距離のレースには向きません。ふかふかに沈むクッションが欲しいならVomero 18、軽さを取るならClifton 11も比べてみてください。テンポを上げる日はAdizero SL 2、距離を踏む日はBoston 13を組み合わせると、役割がはっきりします。

RUNTOKU / 安定クッション

adidas Ultraboost 5
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Ultraboost 5

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この記事を書いた人
じぇーぱぱ

[プロフィール]

  • ラントク運営 じぇーぱぱ
  • 中学、高校時代は100mを専門に活動
  • 現在は週2回の練習で、12月のハーフ120分を目指して再スタート中

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