クリフトンプロとクリフトン11の違い|サイズ感・重さ・ワイドをレビュー

出典: HOKA公式サイト

HOKAの定番クリフトンから出た上位モデル「クリフトン プロ(HOKA Clifton PRO)」。検索では、クリフトン 11との違いが最もよく調べられています。先に答えると、厚さとドロップは同じで、フォームを反発のある超臨界発泡に変え、ロッカーを強めたのがクリフトン プロです。重さは28cmで13g増え、価格は2,200円高くなります。国内外の実際に履いた人の報告をもとに、サイズ感とワイドの選び方、フルマラソンで使えるか、ライバルとの比べ方までまとめます。

Review

クリフトンの厚さはそのままに、
反発と推進力を足した上位のデイリートレーナー。

特におすすめなランナー

  • ジョグからペース走まで1足で回したい人
  • クリフトンに弾みが欲しかった人
  • 脚を守りながら距離を踏みたい人
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まずは結論とスペックから

このシューズがどんな一足なのか、評価と基本データを先に押さえます。

総合評価4.0

クリフトンの守りに推進力を足した1足

42mmの厚底で脚を守りながら、強めのロッカーで前へ転がるように進めるデイリートレーナー。キロ4分半前後のペース走までこなせます。28cmで296gと軽くはなく、反発もカーボンシューズほど強くないので、速いインターバルや記録狙いのレースには別の靴を合わせてください。

クッション性4.5

42mmの厚底。前足部のクッションも11より増した

反発・推進力3.5

11より弾むが、強いバネ感を期待すると物足りない

安定・サポート4.0

底面が広く安定。ただし沈みが深く11より揺れるという声も

耐久・寿命4.0

ラバーの範囲が広く減りにくい。つま先のアッパーは弱め

もくじ

HOKA Clifton PRO 基本スペック

Clifton PROは、HOKAの定番クリフトンをベースに、超臨界発泡のフォームと強めのロッカーを組み合わせた上位のデイリートレーナーです。日本では2026年7月10日に発売されました。販売はHOKA公式サイト・直営店と一部の取扱店で、一部のカラーにはワイドもあります。

HOKA Clifton PRO
HOKA Clifton PRO(画像:HOKA公式サイトより)
価格22,000円(税込)
重量(メンズ)296g(メンズ28.0cm片足/公式)
ミッドソールSCF EVA(超臨界発泡)+ PROGLIDE+(フォーム+強めのメタロッカー)
アッパーエンジニアードメッシュ(厚めのタン・肉厚なヒールカップ)
スタック / ドロップヒール42mm / フォア34mm(ドロップ8mm・メンズ28cm)
アウトソールDurabrasionラバー(ブロック状のPodularデザイン)

クリフトン11との違いは?どっちを選ぶ?

クリフトン プロを調べる人が一番気にしているのが、定番の「クリフトン 11」との違いです。先に答えると、厚さとドロップは同じで、変わったのはミッドソールの素材とロッカーの強さです。ジョグからペースを上げる日まで1足で回したいならクリフトン プロ、ゆっくり走る日や歩く日が中心ならクリフトン 11が向いています。

HOKA公式サイトの表記で2足を並べました。重さはどちらもメンズ28cmの値です。

クリフトン 11クリフトン プロ
定価(税込)19,800円22,000円
重さ(28cm)283g296g
厚さ(28cm)42mm / 34mm42mm / 34mm
ドロップ8mm8mm
ミッドソールCMEVA(圧縮成形のEVA)SCF EVA(超臨界発泡)
幅の展開レギュラー/ワイド/エキストラワイドレギュラー/ワイド(一部カラー)
公式の用途ランニング&ウォーキングパフォーマンスラン

一番の違いは走ったときの反応です。クリフトン 11のフォームは衝撃を吸収する方向の素材で、走りは柔らかく穏やか。クリフトン プロは反発のある超臨界発泡のフォームに、より強いロッカー(つま先が反り上がった形)を組み合わせています。国内のレビューでも、「推進力はクリフトン11を大きく上回る」「前足部のクッションと反発が大きく増した」という声が出ています。

一方で、安定感と快適さはクリフトン 11のほうが上という評価もあります。クリフトン プロは着地でフォームが深く沈むぶん、足のブレを感じやすいという声があるためです。重さは28cmで13gの差。海外のレビューでは「数字ほど重く感じない」とされていました。

クリフトン プロが向く人:ジョグからキロ4分半前後のペース走まで1足でこなしたい/クリフトンの厚さはそのままに、弾みと推進力が欲しい

クリフトン 11で足りる人:ゆっくりのジョグやウォーキングが中心/安定感を最優先したい/幅の広いエキストラワイドが必要/価格を抑えたい

アウトソールも違います。海外のレビューでは、クリフトン 11は中足部のフォームがむき出しで、クリフトン プロは前足部・中足部・かかとにブロック状のラバーを配置したとされています。1世代前のクリフトン 10については、こちらの記事で詳しく書いています。

フルマラソンで使える?

先に答えると、完走〜サブ4前後を目指すなら、本番に履く選択肢になります。記録を狙うレースや、サブ3.5より速いペースを保ちたい日は、軽いレース用のシューズのほうが向いています。

国内のレビューでは、キロ4分半くらいまでなら十分快適で、ロング走でも足へのダメージが少ないという声が出ています。年間2,500km走るランナーはサブ4.5前後のランナーに向くとし、フル本番も視野に入れたいと書いていました。サブ3のランナーも、フルマラソンの完走からサブ3.5前後までを想定しています。

気をつけたいのは重さです。同じサブ3のランナーは、28cmの実測で約305gあり、記録を狙うレース用として考えると少し重いと書いています。本番で使うなら、30km走などで一度試してから決めてください。

各パーツの構造

ミッドソール

Clifton PRO ミッドソール
Clifton PRO のミッドソール(画像:HOKA公式サイトより)

ミッドソールは、HOKAが「PROGLIDE+」と呼ぶ組み合わせです。反発のある超臨界発泡のフォーム(SCF EVA)に、つま先が反り上がった強めのメタロッカーを合わせ、着地から蹴り出しまで足裏で転がるように重心が移ります。クリフトン 11(CMEVA)と厚さは同じ42mmですが、柔らかく沈んだあとに押し返す感触が加わりました。クリフトン11との一番の違いは、この素材とロッカーの強さです。

アッパー

Clifton PRO アッパー
Clifton PRO のアッパー(画像:HOKA公式サイトより)

アッパーは通気性のよいエンジニアードメッシュ。海外のラボの計測でも通気性は上位でした。厚めのタンと肉厚なヒールカップで、足をしっかり固定します。一方、つま先周りは先細りという評価があり、アッパーのつま先の耐久テストでは弱い結果が出ています。

アウトソール

Clifton PRO アウトソール
Clifton PRO のアウトソール(画像:HOKA公式サイトより)

アウトソールは、ブロック状のラバーを並べた「Podular」デザインで、Durabrasionラバーを使っています。ブロックの間ではフォームが見えていますが、海外のレビューでは、中足部のフォームがむき出しだったクリフトン 11よりラバーの範囲が広いとされています。下り坂でもしっかり地面を捉えるという声がある一方、雨の日のグリップは控えめという評価もあります。

RUNTOKU / 万能デイリー

HOKA Clifton PRO
HOKA

Clifton PRO

万能デイリー
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買う前に知っておきたいこと

サイズ感・実際の使用感・耐久性と、寿命を伸ばす履き分けの考え方です。

サイズ感はどう?

先に結論を言うと、いつものサイズが基本です。ただし「長め」という声や、0.5cm小さいサイズでちょうどだったという国内の報告もあるので、試し履きできるなら小さいサイズも比べてください。幅は「ゆったり」「先細り」と評価が分かれるため、気になる人はワイドも候補になります。

いつものサイズ。長めに感じたら0.5cm下げも試す

  • 足幅(ワイズ):通常のクリフトンより前足部がゆったりという声と、つま先周りは先細りという評価に分かれます。
  • 甲の高さ:厚めのタンで甲をしっかり押さえるホールド感。紐の締め方で調整できます。
  • クリフトン11との比較:11より半サイズ小さくした国内の報告があります。11と同じサイズにするなら試し履きを。
  • 特記事項:日本の公式サイトではワイドあり(一部カラー)。足首の内側にパッドが当たるという声もあります。

実際に履いた人のサイズの報告

国内外の報告を並べると、基本はいつものサイズ。ただし「長め」という声もあり、0.5cm小さいサイズを選んだ人もいます。幅の感じ方は、レビューによって分かれました。

長さ普段どおりのサイズという報告が多い。一方で「クリフトン11の28.5cmがやや大きかったので28.0cmにした」「普段のワイドより0.5cm小さいワイドでちょうど」という人もいる
足幅「通常のクリフトンより前足部がゆったり」という声と、海外のラボの計測で「つま先周りが平均より細く先細り」という評価に分かれる
かかと肉厚なヒールカップで、かかとのホールド感はかなり良いという声。足首の内側にパッドが当たるという人も
ワイド日本の公式サイトではワイドあり(一部のカラーのみ)。普段26.0cmで26.0cmのワイドを選び、つま先に指1本分の余裕があったという報告がある

ノヴァブラスト 6と履き比べた国内のレビューでは、ノヴァブラスト 6のほうが足幅・甲ともにゆったりで、クリフトン プロのほうが長めとされていました。迷ったら、いつものサイズと0.5cm小さいサイズを店頭で履き比べてください。幅が気になる人は、ワイドも一緒に試すと判断しやすくなります。

実際に履いたランナーの声

国内外のランナーの声を見ると、ロング走でも脚が残るクッションと、クリフトン11より前へ進む推進力を評価する声が多い一方、重さと、深く沈むことによる揺れを気にする声も見られました。

キロ4分半くらいまでなら十分快適に走れて、ロング走でも足へのダメージが少ない

#フル4時間29分

前足部の反発と推進力が際立つ。ジョグペースでも自然と前へ進み、スピードを上げるほど推進力が生きる

#サブ3ランナー

ヒールカップまわりが肉厚で、かかとのホールド感がかなり良い

#年間2,500km

一方で、次のような気になる声もありました。

軽いシューズではなく、やや足を上げづらい。反発もそこまで強くない

#年間2,500km

着地でミッドソールが思った以上に深く沈み、足のブレが伝わってくる。クリフトンらしい安定感は控えめ

#フル2時間47分

つま先周りが先細りで、雨の日のグリップも控えめ

#海外のレビューサイト

耐久性は?80km前後の報告と傷みやすい場所

クリフトン プロの耐久性は、アウトソールは減りにくく、つま先周りのアッパーが弱めと見られます。ただし今見つかる距離の報告は80km前後までで、数百km先の状態はまだ分かりません。

アウトソールは良好。つま先のアッパーに注意

早くヘタる平均的長く使える
  • ブロック状のDurabrasionラバーを前足部・中足部・かかとに配置。HOKAも擦り切れやすい部分にラバーを加えたとしている。
  • 海外のラボの摩耗テストで削れは0.7mmと少なかった。
  • 一方、つま先のアッパーの耐久テストは5段階で1。足の指が当たる人は早めに点検を。

実際に走った人の報告:80km前後でアウトソールは良好

クリフトン プロは2026年7月発売で、今見つかる距離の報告は80km前後までです。並べると、アウトソールの減りは少ない一方、つま先周りのアッパーは傷みやすいという評価です。

約48kmアウトソールの摩耗はほとんどなし(海外のレビュアー)
約80kmアウトソールのラバーはよく持っていて、このまま長く使えそう(海外のレビュアー)
ラボの計測アウトソールの摩耗テストで削れは0.7mm(良好)、ゴムの厚さは2.9mm。つま先のアッパーの耐久テストは5段階で1と弱い

数百km走った報告は、本文で確かめられるものが見つかりませんでした。見つかり次第、この表に追記します。

履き分けの重要性

Clifton PROは、毎日のジョグからロング走までを受け持つ、練習の中心になるシューズです。疲れを抜く日と速いペースの日に、同じHOKAの現行モデルを組み合わせると役割がはっきりします。

履き分けの4つのメリット。1つ目、シューズの寿命を延ばす:1足に負担を集中させず、複数のシューズを使い分けることでそれぞれを長く使いやすくなります。2つ目、練習内容に合わせられる:ジョグ・テンポ走・ロング走など、目的に合わせてシューズの特性を変えられます。3つ目、足への刺激を変えられる:クッション性や反発性の異なるシューズを使うことで、毎回同じ刺激になりにくいのもメリットです。4つ目、シューズを選ぶ楽しさ:「今日はこのシューズで走ろう」と選ぶ楽しさも、ランニングを続けるモチベーションになります。

JOG / LONG

デイリージョグ〜ロング走の日

HOKA Clifton PRO

42mmの厚底で脚を守りながら、強めのロッカーで一定のペースを保ちやすい。距離を踏む日の主力です。

RECOVERY

疲労抜き・リカバリージョグの日

HOKA Bondi 9

HOKAが「最上級のクッション性」とするモデル。ドロップ5mmの厚いソールで、ハードな練習の翌日も脚にやさしく走れます。

TEMPO / SPEED

テンポ走〜スピード練習の日

HOKA Mach 7

超臨界発泡のフォームを使った軽いモデル(公式237g)。クリフトン プロでは重く感じやすい、速い足さばきの日を受け持ちます。

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他の選択肢と比べてみる

練習メニュー別の相性と、ライバル2足との違いから最終判断します。

どんな練習に向いている?

結論から言うと、Clifton PROが最も活きるのは、毎日のジョグと一定のペースで走るロング走です。国内のレビューでは、キロ6分前後のジョグからキロ4分半前後まで使え、キロ4分半あたりが気持ちいいという声が複数出ています。

◯ リカバリー・LSD

クッションは十分でゆっくりでも落ち着いて走れる。疲れを抜くだけならボンダイやクリフトン11でも足ります。

◎ デイリージョグ

厚いクッションとロッカーで、自然と前へ進む。毎日の距離を積みやすい。

◯ ペース走・テンポ走

キロ4分半前後までは快適という声。それより速いと重さと硬さが出ます。

△ スピード・インターバル

厚さと重さがあり、速い切り替えでは扱いにくいという海外の評価。

◯ レース本番

完走〜サブ4前後のフルマラソンなら選択肢。記録を狙うならレース用を。

ライバルシューズとの比較

同じ用途で比較されやすい2足と並べてみます。

Clifton PROと比較したいシューズを選ぶ

ASICS Novablast 6 との違い

Novablast 6は、前足部でよく弾むASICSのデイリートレーナーです。27cm相当でClifton PROより13gほど軽く、価格は4,400円安くなります。厚さはどちらも42mm前後(メーカーの公表値。Clifton PROは28cmの値)です。2足を比べた国内のレビューでは、Novablast 6は「軽やかに跳ねる」、Clifton PROは「重厚感のある安定とロッカーで導く走り」とされ、そのレビュアーは軽さと価格でNovablast 6を選んでいました。弾む軽さと価格を取るならNovablast 6、ロッカーで転がる走りとかかとのホールドを取るならClifton PROです。

Nike Vomero Plus との違い

Vomero Plusは、かかと45mm(メーカーの公表値)の厚底すべてにZoomXを使ったナイキのクッションモデルで、価格は同じ22,000円です。27cm相当ではClifton PROより16gほど重く、ヒールは3mmほど厚くなります。どちらも脚を守る厚底ですが、Clifton PROは強めのロッカーで転がるように前へ進む作り、Vomero Plusは深く沈んでから弾むクッションが持ち味です。ロッカーで楽に足を前へ運びたいならClifton PRO、柔らかく沈む厚いクッションを取るならVomero Plusです。

よくある質問

Qクリフトン11とどっちがいいですか?

Aジョグからペースを上げる日まで1足で使いたいならクリフトン プロです。厚さとドロップは同じで、反発のあるフォームと強めのロッカーで前へ進みやすくなっています。ゆっくりのジョグやウォーキングが中心で、安定感と価格(19,800円)を重視するならクリフトン 11で十分です。

Qサイズはいつもと同じでいいですか?

A基本はいつものサイズです。ただ、「長め」という声や、0.5cm小さいサイズでちょうどだったという国内の報告もあります。いつものサイズと0.5cm小さいサイズを店頭で履き比べてください。

Qワイドモデルはありますか?

A日本の公式サイトではワイドがあります。ただし一部のカラーのみで、HOKAの発表ではメンズ・レディースとも3色です。さらに幅の広いエキストラワイドが必要なら、クリフトン 11に展開があります。

Q重さは走っていて気になりますか?

A公式の重さは296g(メンズ28cm)で、クリフトン 11より13g重くなります。ジョグでは気にならないという声が多い一方、ペースを上げると足を上げづらい、レースで記録を狙うには少し重いという声もあります。

Q発売日と価格は?

A日本では2026年7月10日に発売され、価格は22,000円(税込)です。メンズは25.0〜29.0cmと30.0cm、レディースは22.0〜26.5cmで展開されています。

まとめ

クリフトン プロ(HOKA Clifton PRO)は、クリフトン 11と同じ42mmの厚さに、超臨界発泡のフォームと強めのロッカーを組み合わせた上位のデイリートレーナーです。クリフトン 11より前へ進む推進力があり、ジョグからキロ4分半前後のペース走、完走〜サブ4前後のフルマラソンまでこなせます。サイズはいつものサイズが基本で、日本では一部カラーにワイドもあります。

一方で、28cmで296gと軽くはなく、反発もカーボンシューズほど強くありません。着地で深く沈むぶん、クリフトン 11より揺れを感じるという声もあります。疲れを抜く日はボンダイ 9、速いペースの日はマッハ 7を組み合わせると、役割がはっきりします。

RUNTOKU / 万能デイリー

HOKA Clifton PRO
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Clifton PRO

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この記事を書いた人
じぇーぱぱ

[プロフィール]

  • ラントク運営 じぇーぱぱ
  • 中学、高校時代は100mを専門に活動
  • 現在は週2回の練習で、12月のハーフ120分を目指して再スタート中

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