フレッシュフォーム モアv6レビュー|サイズ感とv5・1080との違い

出典: ニューバランス公式サイト

ヒール44mmの極厚ソールを持つ、ニューバランスのマックスクッションモデル「フレッシュフォーム モア v6(New Balance Fresh Foam X More v6)」。買う前に迷いやすいのはサイズです。先に答えると、サイズはいつもと同じでOK。ただしつま先が低めなので、甲の高い人は試し履きを。国内外の実際に履いた人の報告をもとにその根拠を示し、前作v5との違い、同じニューバランスの1080v15とどっちを選ぶか、Bondi 9・Vomero 18との比べ方までまとめます。

Review

ヒール44mmの極厚ソールで、
疲れた脚をやさしく守るマックスクッション。

特におすすめなランナー

  • 疲れを抜くジョグの靴が欲しい人
  • LSDをゆっくり長く走りたい人
  • 膝や脚への衝撃を減らしたい人
01/03

まずは結論とスペックから

このシューズがどんな一足なのか、評価と基本データを先に押さえます。

総合評価4.0

回復走とLSDで脚を守る専用機

とても柔らかい極厚のクッションと、前作より広がった接地面で、ゆっくり走る日に脚を守ってくれるシューズ。約306gと重く、ペースを上げると走りにくいので、速い練習の日は別の靴を合わせてください。

クッション性5.0

海外のラボでも平均よりかなり柔らかい極厚ソール

反発・推進力2.5

前作より少し改善したが、ペースを上げる靴ではない

安定・サポート4.0

接地面が広く、かかとの芯も硬くなって前作より安定

耐久・寿命4.0

約240kmでも柔らかさが続くという報告

もくじ

New Balance Fresh Foam X More v6 基本スペック

Fresh Foam X More v6は、ソール全体にFresh Foam Xを厚く使った、ニューバランスのマックスクッションモデルです。公式の用途は「デイリーランニング」と「オールデイウエア(一日中の普段履き)」。前作より接地面を広げ、かかとの接地面積を大きくしたアウトソールで安定感を高めています。

New Balance Fresh Foam X More v6
New Balance Fresh Foam X More v6(画像:ニューバランス公式サイトより)
価格20,900円(税込・定価)
重量(メンズ)約306g(公式)
ミッドソール Fresh Foam X
アッパーエンジニアードメッシュ(ガセット付きシュータン)
スタック / ドロップヒール44mm / フォア40mm(ドロップ4mm)※海外のラボの実測はヒール41.8mm / フォア38.5mm
アウトソールラバー(かかとと前足部に配置)

前作 Fresh Foam X More v5 からの進化

結論として、モア v6で一番変わったのは安定感です。接地面が広がり、かかとの接地面積を大きくしたアウトソールと、硬くなったかかとの芯(ヒールカウンター)で、着地のブレが減りました。重さも前作より少し軽くなっています。

走った体感としては、前作の沈み込む柔らかさから、しっかりして安定した乗り心地に変わったという声が多く見られます。国内の元サブスリーのレビュアーは「別物」と書き、安定性は大きく良くなった一方で、前作の柔らかさは物足りないと感じています。海外のラボでも、衝撃吸収は前作よりわずかに下がり、反発は良くなったと計測されています。前作のふわふわした柔らかさが好きだった人は、試し履きで確かめてください。

1080v15とどっちを選ぶ?

先に答えると、ゆっくり走る日と回復の日が中心ならモア v6、毎日のジョグを軽く走りたいなら1080v15です。どちらもニューバランスのクッション系ですが、役割が違います。

価格モア v6:20,900円/1080v15:22,000円
重さモア v6:306g/1080v15:261g(モア v6が約45g重い)
厚さ・ドロップモア v6:ヒール44mm・ドロップ4mm/1080v15:ヒール40mm・ドロップ6mm
向く練習モア v6:回復走・LSD・ゆっくりのロング走/1080v15:毎日のジョグ〜ロング走

海外のレビューでは、モア v6は「1080の良さにクッションを足した靴」「1080 v14・v15よりクッションが多く、価格は安い」と評価されています。一方で、モア v6はペースを上げると重さが出やすく、インターバルや閾値走では走りにくかったという声もあります。

モア v6が向く人:ゆっくりのジョグが中心/疲れを抜く日の靴が欲しい/できるだけ厚いクッションで脚を守りたい

1080v15が向く人:1足で毎日のジョグからロング走まで回したい/少しでも軽い靴がいい

各パーツの構造

ミッドソール

Fresh Foam X More v6 ミッドソール
Fresh Foam X More v6 のミッドソール(画像:ニューバランス公式サイトより)

ミッドソールは、ニューバランスのクッション材「Fresh Foam X」を厚く使った1層構造です。プレートは入っていません。海外のラボの硬さの計測では27.5(平均35.5)と、平均よりかなり柔らかい数値でした。前作より接地面を広げ、柔らかいのに横にブレにくい作りにしています。

アッパー

Fresh Foam X More v6 アッパー
Fresh Foam X More v6 のアッパー(画像:ニューバランス公式サイトより)

アッパーはエンジニアードメッシュ。シュータンは左右がアッパーとつながったガセット仕様で、足の甲を包み込みます。履き口とかかと周りのパッドは厚めで、かかとの芯(ヒールカウンター)は前作より硬くなりました。一方で、通気性は海外のラボでも平均より低く、暑くなりやすいという声があります。夜に目立つ反射ディテールも付いています。

アウトソール

Fresh Foam X More v6 アウトソール
Fresh Foam X More v6 のアウトソール(画像:ニューバランス公式サイトより)

アウトソールは、かかとの接地面積を大きくした新しい形です。よく当たるかかとと前足部にラバーを置き、中央はフォームを見せて重さを抑えています。海外のラボの摩耗テストでも削れは0.8mmと少なめでした。

RUNTOKU / リカバリー

New Balance Fresh Foam X More v6
New Balance

Fresh Foam X More v6

リカバリー
02/03

買う前に知っておきたいこと

サイズ感・実際の使用感・耐久性と、寿命を伸ばす履き分けの考え方です。

サイズ感はどう?

先に結論を言うと、いつものサイズでOKです。ただし、つま先周りは低め・細めという声があります。日本の公式はD(標準)と2E(幅広)の2種類なので、足幅が広い人や甲が高い人は2Eも試してください。

いつものサイズ。甲高・幅広の人は2Eも試す

  • 足幅(ワイズ):D(標準)と2E(幅広)の2種類。前足部は細めという声があり、幅が気になる人は2Eを。
  • 甲の高さ:つま先周りの高さは低めです。甲の高い人や指先が当たりやすい人は、試し履きで確かめてください。
  • 他ブランドとの比較:海外のラボの計測では、つま先の高さはBondi 9やVomero 18より低めです。長さはどれも普段のサイズで合うという評価です。
  • 特記事項:アッパーは暑くなりやすいという声があります。夏に長く走る人は、薄手の靴下と合わせると快適です。

実際に履いた人のサイズの報告

国内外のレビューを並べると、長さは「いつものサイズでちょうどいい」という報告がそろっています。意見が分かれるのはつま先周りで、「細め・低め」という声と「十分な容量がある」という声の両方があります。

長さいつものサイズでジャストという報告がほとんど(国内の元サブスリーのレビュアーも普段の25.5cmでジャスト)
足幅前足部は細めという声がある一方、「つま先と中足部に十分な容量がある」という海外のレビューも。海外のラボの計測でもつま先の幅はやや細め
つま先の高さ低めという声が複数。ラボの計測でも24.4mmと、Bondi 9(29.6mm)やVomero 18(26.2mm)より低い
ワイズ展開日本の公式はD(標準)と2E(幅広)。海外では4Eもある

つま先の高さは、足の指が上に当たりやすいかどうかに関わります。甲が高い人や、指先が当たりやすい人は、2Eも含めて試し履きしてから選んでください。厚い靴下で履くことが多い人も、0.5cm大きいサイズと比べると判断しやすくなります。

実際に履いたランナーの声

国内外のランナーの声を見ると、脚へのやさしさと、前作より増した安定感を評価する声が多い一方、重さと、アッパーの暑さ、前作より硬くなった感触を気にする声も見られました。

前作より安定性が大幅に良くなった。LSDやダウンジョグ、普段履きにちょうどいい

#元サブスリー

150マイル(約240km)走っても、まだ柔らかく快適。1080の良さにクッションを足した靴

#属性不明

ペースを気にせず、快適さを優先したい日の回復走に最高

#属性不明

一方で、次のような気になる声もありました。

前作とは別物。持ち味だった柔らかさが物足りない

#元サブスリー

アッパーが暑く、暖かい日は靴下が湿ってくる

#属性不明

重く、インターバルや閾値走ではペースを上げにくかった

#属性不明

寿命は何km?耐久性の目安

モア v6の耐久性は、平均より長持ちする部類と見られます。ただし、数百km以上走り込んだ報告はまだありません。

約240kmでもへたりの報告なし

早くヘタる平均的長く使える
  • かかとと前足部の、よく当たる場所にラバーを配置。海外のラボの摩耗テストでも削れは0.8mmでした。
  • ソールが非常に厚いので、フォームが少しへたっても底付きしにくい。
  • ゆっくり走る日に使う靴なので、スピード練習用の靴より消耗が穏やか。

実際に走った人の報告:約240kmでも柔らかさが続く

今ある報告を並べると、240km前後まではクッションのへたりもアウトソールの減りも目立たないという状況です。数百km以上走り込んだ報告はまだ見当たりません。

約48km露出したフォームの減りはわずか。アウトソールのグリップも良い(海外のレビュアー)
約70km中足部のミッドソールに少しシワが出た程度で、ほとんど減りなし。「あと数百kmは使えそう」という見込み
約240kmまだ柔らかく、快適さも変わらない(海外の販売店のテスター)
アウトソール海外のラボの摩耗テストで削れは0.8mm。かかとと前足部にラバーが配置されている

国内の元サブスリーのレビュアーも、ラバーの範囲が増えたことから耐摩耗性は高いと見ています。より長い距離の報告が出たら、この表に追記します。

履き分けの重要性

モア v6は、速い練習には向かないぶん、脚を休ませる日の専用機として使うと力を発揮します。速い練習の日と毎日のジョグの日に、同じニューバランスの現行モデルを組み合わせると役割がはっきりします。

履き分けの4つのメリット。1つ目、シューズの寿命を延ばす:1足に負担を集中させず、複数のシューズを使い分けることでそれぞれを長く使いやすくなります。2つ目、練習内容に合わせられる:ジョグ・テンポ走・ロング走など、目的に合わせてシューズの特性を変えられます。3つ目、足への刺激を変えられる:クッション性や反発性の異なるシューズを使うことで、毎回同じ刺激になりにくいのもメリットです。4つ目、シューズを選ぶ楽しさ:「今日はこのシューズで走ろう」と選ぶ楽しさも、ランニングを続けるモチベーションになります。

RECOVERY / LSD

疲労抜きのジョグ〜LSDの日

New Balance Fresh Foam X More v6

極厚の柔らかいクッションで着地の衝撃を抑え、ポイント練習の翌日やゆっくり長く走る日に脚を守ります。

SPEED / TEMPO

テンポ走〜スピード練習の日

New Balance FuelCell Rebel v5

約223gと、モア v6より80g以上軽いプレートなしのモデル。軽く弾む走りで、ペースを上げる日を受け持てます。

JOG / DAILY

毎日のジョグ〜ロング走の日

New Balance Fresh Foam X 1080v15

約261gでモア v6より約45g軽いクッションモデル。毎日のジョグからロング走まで、幅広く使えます。

03/03

他の選択肢と比べてみる

練習メニュー別の相性と、ライバル2足との違いから最終判断します。

どんな練習に向いている?

結論から言うと、モア v6が最も活きるのは、ゆっくり走る回復走とLSDです。ペースを上げる練習では、重さと厚さが足さばきの邪魔になるという声がそろっています。

◎ リカバリー・LSD

とても柔らかい極厚のクッションで、疲れた脚への衝撃を抑えます。

◯ デイリージョグ

クッションは十分。ただし約306gと重めで、軽快さを求める日は物足りません。

△ ペース走・テンポ走

ペースを上げると推進力が弱く、重さも出やすいという声が多い。

△ スピード・インターバル

インターバルや閾値走ではペースを上げにくかったという報告があります。

△ レース本番

タイムを狙うレースには不向き。完走が目的で脚を守りたい人向けです。

ライバルシューズとの比較

同じ用途で比較されやすい2足と並べてみます。

Fresh Foam X More v6と比較したいシューズを選ぶ

HOKA Bondi 9 との違い

Bondi 9はHOKAのマックスクッションモデルで、どちらも回復走やゆっくり長く走る日に向いています。違いはクッションの硬さです。同じ海外のラボの計測では、モア v6のほうがかなり柔らかく、前足部も厚いので、足裏全体が沈むような感触になります。Bondi 9はハリが残り、HOKA独自の転がる形状で足を前に運びます。つま先の高さはBondi 9のほうが余裕があります。価格はモア v6が3,300円安く、重さはほぼ同じです。とにかく柔らかいクッションで包まれたいならモア v6、ハリと転がりで楽に進みたいならBondi 9です。

Nike Vomero 18 との違い

Vomero 18は、ZoomXとReactXの2層構造を持つNikeのマックスクッションモデルです。大きな違いはドロップで、Vomero 18は10mmとかかとが高く、モア v6は4mmとフラットに近い形です。海外のラボの計測でも、前足部の厚さはモア v6のほうがかなりあり、柔らかさもモア v6が上でした。価格はVomero 18が3,300円安く、重さはほぼ同じです。前足部まで厚いフラットなクッションならモア v6、かかと着地で価格も抑えたいならVomero 18です。

よくある質問

Qサイズはいつもと同じでいいですか?

A長さはいつものサイズでちょうどいいという報告がほとんどです。ただし、つま先周りは低め・細めという声があります。甲の高い人や足幅の広い人は、2E(幅広)も含めて試し履きしてください。

Qウォーキングや立ち仕事にも使えますか?

A使えます。ニューバランスの公式も、用途に「オールデイウエア(一日中の普段履き)」を挙げています。海外のレビューでも、ウォーキングや長時間履く日に向くという声があります。ただし約306gと重めなので、軽さを求める人には向きません。

Q前作モア v5から買い替えるべきですか?

A前作の横ブレやかかとの頼りなさが気になっていたなら、買い替える価値があります。今作は接地面が広がり、かかとの芯も硬くなって安定しました。反対に、前作の沈み込む柔らかさが好きなら、今作は硬めに感じる可能性があるので試し履きを。

Q今も買えますか?次のモデル(v7)は出ていますか?

A定価は20,900円(税込)です。2026年9月時点で、ニューバランス公式通販には在庫が無く、スポーツ用品店の通販などで値下げして売られている例があります。次のモデル(v7)はまだ発売されておらず、海外のシューズ情報サイトは2027年初めの見込みと伝えています。

Q夏でも快適に走れますか?

Aアッパーは暑くなりやすいという声が複数あり、海外のラボでも通気性は平均より低い結果でした。夏に長く走るときは、薄手の靴下を合わせたり、涼しい時間帯に走ったりすると快適です。

まとめ

フレッシュフォーム モア v6(New Balance Fresh Foam X More v6)は、Fresh Foam Xを厚く使った極厚ソールで、ゆっくり走る日に脚を守ることに特化したマックスクッションモデルです。サイズはいつもと同じでよく、前作より接地面が広がって安定感が増しました。回復走やLSD、立ち仕事やウォーキングにも向いています。

一方で、約306gと重く、ペースを上げる練習には向きません。つま先周りは低めなので、甲の高い人は試し履きを。アッパーは暑くなりやすく、夏の長い距離では蒸れに注意が必要です。速い練習の日はFuelCell Rebel v5、毎日のジョグは1080v15を組み合わせると、役割がはっきりします。

RUNTOKU / リカバリー

New Balance Fresh Foam X More v6
New Balance

Fresh Foam X More v6

リカバリー
この記事を書いた人
じぇーぱぱ

[プロフィール]

  • ラントク運営 じぇーぱぱ
  • 中学、高校時代は100mを専門に活動
  • 現在は週2回の練習で、12月のハーフ120分を目指して再スタート中

この靴を履いている方は、Xで教えてください。

もくじ